愛球人はてなブログ。

「ラブライブ」(μ’s、Aqours)、「ハチナイ」(和歌山、きのくに未来学園高校)、「俺の甲子園」(和歌山、国立きのくに未来学園高等学校)を中心に、「マイペース」に「想いのまま」を綴らせて頂くブログです。スポーツ、映画、音楽の感想についても、このブログで言及させて頂くことがあります。

2020年9月、Aqoursよ、悔しさを研鑽に変えよう、そしていつか絶対にドームツアーを叶えよう!そしてコロナ危機(COVID-19)を踏まえて一人の音楽ファンとしていま感じていることも併せて(その5)。

 こんにちは。愛球人(あいきゅうじん)と申します。

 

 今回のブログエントリーのテーマは、

 「2020年9月、Aqoursよ、悔しさを研鑽に変えよう、そしていつか絶対にドームツアーを叶えよう!そしてコロナ危機(COVID-19)を踏まえて一人の音楽ファンとしていま感じていることも併せて。」

 です。今回は、全体のエントリーとしては「第43回(自己紹介編を含めると第45回)」、ラブライブのエントリーとしては「第8回」になります。

 

 今回のブログエントリーの趣旨を、下記にて示させて頂きますと、

 (1)Aqoursの6thドームツアーの中止についていま感じていること、及び、Aqoursとして、Aqours声優の個人活動としてのこれからに願うこと。

 (最初に述べておくと、「Aqoursの6thドームツアーは『埋め尽くせる』状況が大前提、故に『いま強行することは最善とは思えない』という立場を、6月の時点から一貫してツイッターでは述べてきました。また自分は、一人のラブライバー、一人の音楽ファンとして、「個人として成功することが最終目標」というスタンスを一貫して持っています。)

 (2)いわゆる「コロナ危機」に直面する中で、自分が出会えた素敵な音楽の一端について(NiziUについても少しですけど言及します)。

 この2つです。ちなみに今日、つまり「2020年9月25日」というタイミングで今回の文章を綴らせて頂くのは、今日が、今年ブレイクしたある若い女性歌手(シンガーソングライター)の20歳の誕生日であるからが正直大きいです(個人的には、これからに期待大の逸材であると思っています。ちなみに、いわゆる「歌うま少女」は大好きな部類ですし、そこから飛躍しようとしている歌手が生まれていることに、大きな「希望」を感じています)。それが誰のことであるかは、(その4)で言及させて頂きますけど。

 (…って、自分自身の遅筆で、このブログエントリーは、この[その4]のみが「2日遅れのアップ」になってしまいましたけど。申し訳ないです。)

 

 で、文章が思ったよりも長くなっていますので、(その1)(その2)(その3)(その4)(その5)の5つの構成で書きます。

 (その1)→あるピアニストを通しての「音楽に対する考え方の変化」、及びそれを踏まえて改めて、「μ’s」に出会えた喜び、「μ’s」の社会現象の意義を振り返る。

 (その2)→Aqoursのドームツアー中止に思うこと、そしてAqours及び個人活動に対する自分なりのエールの気持ち。

 (その3)(その4)(その5)→いわゆる「コロナ危機」の中で、自分が出会えた素敵な音楽をいくつか。

 

 (その1)では、「μ’s」に出会えた喜び、「μ’s」の社会現象の意義に、(その2)では、「Aqours」のドームツアー中止に思うこと、Aqours及び個人活動に対する自分なりのエールの気持ちに、(その3)では、「コロナ危機」の過程で自分が出会えた素敵な音楽として3曲を取り上げることを、(その4)では、幾田りらさんという2020年に音楽界に出現した逸材を「夜に駆ける」を中心に取り上げることを、それぞれウェートを置いて言及しました。

 では、(その5)の本文の執筆へと、進ませて頂きます。「コロナ危機」の中で、自分が出会えたいくつもの素敵な音楽への思いがメインテーマとしてあり、その後編になります。

 

 

 

 

 幾田りらさんをテーマに綴る続きですので、(その4)と同様に、20歳の誕生日ツイートから。(その4)では、「夜に駆ける」を聴いてということに1記事を費やしてしまいましたけど、ようやく、「ソロ歌手として」(←本当はこちらにむしろウェートを置いて書きたかった)によりスポットライトを当てて綴らせて頂こうと思います。

 

 

 (その4)で、「夜に駆ける」を聴いてを踏まえて、幾田さんの歌唱の特徴として、特に自分が印象に残ったこととして、

 

 ・「クリアな声質」「感情表現の豊かさ」「言葉を丁寧に歌う姿勢」(+「圧倒的な音域」)

 

 と述べました。ただこのときは、まさか、当時19歳とは思っていなかったのです。

 というのも、「クリアな声質」が特に特徴的と述べましたけど、「成熟している」監事のほうがむしろ強くて。で、「夜に駆ける」を聴いたら、隣の最上部にこの動画が出てきたので、「似ているなあ、もしかして同一人物?」という感じで、聴くことにしました。

 

 

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 (自身の公式YouTubeより。2018年2月であるので、当時17歳[高校2年生]。)

 

 

 RADWIMPSさんのカバー、「なんでもないや」という楽曲。いわゆる「歌うま少女」の間ではよくカバーで用いられている歌手です。新海誠監督のアニメ映画のイメージの人も、少なからずいるかもですかね。

 で、この動画を聴いて、「夜をかける」を聴いたときよりも、自分の中での好感度は一気に跳ね上がりました。そして、こう感じました。

 

 「『歌姫』『歌の女神』として、この世に生を受けた」。

 「『天才』『怪物』。感覚的には、ジャンルが異なるので参考程度になるけど、2017年夏の『君の膵臓をたべたい』での、浜辺美波を見たときの衝撃と同等以上にある。」

 

 そう、まさしく、この感覚でした。『君の膵臓を食べたい』は、大スクリーンで映っているらしいし、時間的なタイミングが合うから、まあ見てみようかなと思ったら、見終えた時にもう、主演の浜辺美波さんについて、ただただ衝撃で圧巻で、でもこのときは「すさまじい圧倒的な素材」という感じでしたけど(で、2019年5月の『賭ケグルイ』で、一気にすさまじいスケールアップを遂げて、自分の中では一気に『現役最高レベル』になった感じです)。

 『君の膵臓を食べたい』の浜辺美波さんも、当時17歳(高校2年生)でした。で、『賭ケグルイ』で異次元の領域に到達したときが、当時18歳(その年の8月29日で19歳)です。

 

 で、今回、幾田りらさんが彗星の如く世に現れることになった「夜に駆ける」(YOASOBI名義)が、当時19歳。で、いま取り上げたRADWIMPSのカバー動画が、当時17歳です。

 そう、同じ時代に同じ日本で、それこそ若くして圧倒的なすさまじい素材(というか完成度が高くて、しかもそれでいて伸びしろも感じさせるから、なおさら圧倒的である訳ですけど)が、同じ学年で存在しているということ、浜辺美波」と「幾田りら」という存在が。これってまさしく、それは僕たちの奇跡である!と。

 

 

 とにかく、全体として「圧巻」なのですけど、その中でも特筆の部分があって、「3:31~4:15」の部分、いわば楽曲のクライマックス部分になるのですけど、楽曲自体は本来は決して疾走感というタイプではないと思うのですけど、幾田さんはその「オリジナリティー」で「僕らタイムフライヤー」という言葉に説得力を生み出して、楽曲に疾走感を与えているのです。

 歌唱の全体から伝わる「透明感」、これは「声質」は勿論、恐らく(歌唱越しに伝わる)「音楽に対する姿勢」を含めて、「にごりがない」「クリアである」というニュアンスとしてあるのですけど、なんというか、特に自分が、幾田さんが「モノが違う」と感じるのが、

 

 「『自分、上手でしょ?』感が一切ない、歌唱技巧をほぼ全く前面に出していない、それでいて『目を閉じて聞くと情景が浮かぶ』歌唱になっていて、聴き終えたときに『包み込む』ような感じというか、『生きる勇気』を与える歌唱になっている。」

 

 実は自分は、いわゆる「歌うま少女」が登場するタイプの音楽番組は好きでして。例えば、「THEカラオケバトル」「音楽チャンプ」「関ジャニモーツァルト」「歌唱王」とか。ですけど実は、いわゆる「歌うま少女」の中でも、自分的に心を惹かれるのは、実はかなり限られていたりします。

 例えば、機械的な点数は確かに高いけど、いかにも「自分、上手でしょ?」とばかりな「歌唱技巧のごり押し感」「オーバーリアクション的」な感じの歌唱をする人(名前は伏せますが、かつての「カラオケバトルU-18四天王」の中にもいました。最終的にはその人は「自分、上手でしょ?」感からスケールアップに成功した感じですけど)。そのようなタイプは、自分、大嫌いなんですよね、生理的にどうしても受け入れられないというか。

 これは役者(俳優、女優、声優)の演技でもそうで、いかにも「自分、演技してます。はら、上手でしょ?」感が強いと映ると、自分の中では生理的に無理、となります(下手よりはよほどましですけど)。「個性派」「怪優」はむしろ楽しみにしている感じとしてありますけど。

 (余談ですけど、清水紘治さん、石橋蓮司さん、本田博太郎さんなどのような「独特の稀有な個性」を持った役者がベテラン勢に集中しているのは寂しく思ってます[それぞれなんと「76歳」「79歳」「69歳」で、いずれも現役バリバリです]。それと、Aqoursで降幡愛さん[黒澤ルビィ役。愛称「ふりりん」]が、その「オリジナリティー」でグループ(及び作品)に彩りと深みを与えていますけど、自分は降幡さんに「怪優」的な感じを抱いていて、だからAqoursをより応援し続けたいと思えるのかなと感じてます。)

 

 そう、実際、自分が心を惹かれる「歌うま少女」(そこから直近でプロへと飛躍を遂げたのもこの場合ここにカウントしますが)は、実は貴重である感じとしてありますけど、その中でも特に好きな「歌うま少女」を、一人挙げます。

 

 

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 (自身のYouTubeより。ちなみにオリジナル曲も既に10曲近くアップしています。)

 

 

 冨金原佑菜さん(「ふきんばら」と読みます)。愛知を拠点とする高校2年生です。「音楽チャンプ」のスペシャル版で聴いたことあるという読者も、いらっしゃるのではないかなと思います。ちなみに自分は『THE カラオケバトル』[2017年2月。当時は中学1年生]に登場した際に、いわば「一目惚れ」なほどに惹かれて、大阪での単独ライブも鑑賞させていただいたことがあります。まだメジャーデビューにはなっていませんので、現時点ではいわゆる「インディーズ」になりますけど。

 よく「パワフルボイス」と形容されますし、確かにその声量が最大の持ち味の一つですけど、その中に「包み込む」感じが宿っていて、いわば「立体的」「重層的」な歌唱になっているんですよね(ただ単に「ねじ伏せる」感じだけではない)。「『気持ち』を前面に出す」タイプの歌手と自分は思ってますけど、「『言葉』を大切に歌う」ことも特徴の一つで、だから自分は冨金原さんに魅了されるんだろうなあ、と思ってます。

 幾田さんとはタイプが異なりますので、一つの参考という感じになります。いつかメジャーデビューには手が届くと思っていますし、これからもとても楽しみにしていますけど。ただ、「心に訴えかける」歌唱という意味では、幾田さんも冨金原さんも共通している感じとしてあると思っています。

 

 

 ですけど、そう考えるとなおさら、幾田さんは、その「異次元」「怪物」ぶりがより際立って映るのです。そう、「なんでもないや」のカバー歌唱動画。

 「4:11」に注目して頂ければですけど、「クリアな声質」であるのに、それでいて「高いレベルの声量」なんですよね。プロの歌手でも、「クリアな声質」と「高いレベルでの声量」を両立できているのは実はあまりいない感じであると自分は感じていますけど、そう考えるとなおさら、幾田さんの「スケール感」の凝縮部分といえるのです。

 

 で、「なんでもないや」を聴いた衝撃の後に、右側の最上部、つまり「次の動画」として登場してきたのが、オリジナル曲である「ロマンスの約束」です。それを聴くことにしました。

 

 

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 (自身のYouTubeから。2ndミニアルバム「Jukebox」の収録曲の一つ。実際に楽曲、MV制作にあたって会津若松福島県]を訪れたとのことです。)

 

 

 「ロマンスの約束」。現時点で、ソロ歌手としては、まだメジャーデビューにはなっていないという感じのようですけど、通しで聴いてみて、

 「『心が浄化される』『汚れを払ってくれる』素敵な楽曲」

 と強く感じたんですよね。ですけど、楽曲、歌唱そのものと共に、自分が特に心を強く惹かれたのが、実は、

 「(このYouTubeの)「ロマンスの約束」の『概要』欄。幾田さん自身の言葉で、幾田さん自身の気持ちが丁寧に綴られていること。

 そう、「概要」欄に綴られている文章が、とにかく「エモい」んですよ。

 

 私事になりますけど、実は自分は、小学4年生のとき、「阪神・淡路大震災」に実際に被災経験があります(西宮[兵庫県]で。いまもできるだけ毎年、「人と防災未来センター」「東遊園地」「西宮震災記念碑公園」などを訪れるようにしています)。はっきり述べれば、「阪神・淡路大震災」は、自分の「心の原点」です。

 ですので、このときの恩返しの気持ちもあって(実際、たくさんの人間に支えて頂いたと思っていますし)、2011年の「東日本大震災」のとき、いわゆる復興支援活動に、微力ながら参加させて頂くようになりました(これまで11回訪れています)。

 このことは話すととても長くなるので、ここでは深入りはしませんけど、この「東北に向き合う」ことを通して、一人の人間としてたくさんのことを学びました。素敵な出会いをたくさんできましたし、自分にとっては「東北」と「ラブライブ」は、自分の世界を一気に拡げ深めてくれた、永遠の「心の財産」です。

 ですので、「社会に貢献できる一助になりたい」「誰かの役に立ちたい」という気持ちが本物か偽りか(「真心か見せかけのパフォーマンスか」と換言できます)は、正直、およその判別は自分の中ではできるのです。

 

 このことに照らせば、あくまでも自分の感覚になりますけど、

 「ああ、この人(幾田さん)は、本気で向き合おうとしているのが伝わる。」

 と映るんですよね。これは、歌詞(及び、その歌い方も含めてになりますけど)からも伝わってきます。一部分を抜粋させて頂きます(「間奏~Cメロ~ラスト」の部分になります)。

 

 

 「君の短所や私の長所が 変わってしまっても

 代わりはいないよ きっと

 思い出が示すよ また手を取ろう

 星屑のようなこの世界で 照らされた光の先にいたんだ

 君のままそのままが 美しいから

 それでいい それだけでいい

 たくさんの愛で溢れたなら 明けない夜の夢を見せてほしい

 天秤はきっとまた 傾くけど

 ずっとずっと君と 一緒にいたい

 

 

 冒頭にて示させて頂いた、幾田さん自身の20歳の誕生日記念のツイート。

  「これからも大好きな音楽と精一杯向き合いながら皆さんの日常に寄り添える歌を届けていきたいです。」

 そう、幾田さんのソロ歌手としての楽曲の特徴として、「同じ目線」であることが伝わることがあります。例えば、「’17」「Teenager」など。勿論、いま取り上げた「ロマンスの約束」もそうです。

 そういう姿勢は、幾田さんの長所としてあると映ると映るのです(ちょっと「ほわーん」とした雰囲気をも持っているなと映りますけど、それも含めて魅力といえるのかなと)。

 

 で、いま抜粋させて頂いた、「ロマンスの約束」の歌詞の一部分。

 特に「君のままそのままが 美しいから それでいい それだけでいい」の部分に心を惹かれますけど、ああ、「真っすぐさ」「真心」が伝わってくるんですよね。

 

 で、いま、「同じ目線」「真っすぐさ」「真心」と述べましたけど、自分が、幾田さんの素敵さをより感じる動画が、下記の2つになります。

 

 

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 (小玉ひかりさんとのコラボ動画。2020年6月21日にアップされた。幾田さんと小玉さんは「ぷらそにか」の一員として共に長く切磋琢磨し合う、いわば恐らく「盟友」にして「ライバル」といえる。

 ちなみにこの動画の概要欄も、一音楽ファンとしては特筆と思ってます。)

 

 

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  (Foiさんとのコラボ動画。2020年6月26日にアップされた。Foiさんもかつて「ぷらそにか」に主力メンバーとして在籍しており、幾田さんにとっては「盟友」的存在の一人と思われます。)

 

 

 この2つの動画。時期的には、幾田さんにとっては、既に「YOASOBI」としてメジャーシーンに出始めていたときになります。

 正直、この2つの動画から、幾田さんの姿勢、「かっこいいよなあ…」と思ったんですよね。そう、小玉さん、Foiさんを、一人の人間、一人の仲間、一人の歌手として「リスペクト」しているからこそなんだろうなあ、と。

 自分が幾田さんの立場ならば、できるだろうかと思うのです。「自分の方が上だから」と思ってしまうかもしれない。一人の人間として、「見習いたいなあ。素敵だなあ」と思ったんですよね。

 

 いま言及させて頂いた、小玉ひかりさん、Foiさん、それと、早希さん。

 この3人は、幾田さんと共に、「ぷらそにか」の一員として長く行動を共にしてきた、いわば「よき盟友、よきライバル」的な存在と思われます。

 「ぷらそにか」とは、ざっくりと述べれば「若き歌うま集団」です(メンバー全員が「シンガーソングライター」志望である)。まあこの「すごさ」「非凡さ」は、その公式YouTubeチャンネルを参照して頂ければと思います(と共に、いわば基本的には「メジャーデビュー予備軍の集団」ともいえますので、日本の音楽界が「技術レベルと実際歌手ステータスの乖離が激しい」ことの顕著さの表れともいえるかも、であったりしますが…)。ちなみに幾田さんは、現在も「ぷらそにか」に在籍し続けています。

 

 

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 少し、「ぷらそにか」の動画を、リンク添付させて頂きます。

 

 

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 (クリス・ハートさんの「I LOVE YOU」。「1:37~2:02」部分[幾田さんの歌唱]に特に着目して頂ければと。

 ちなみにこの「I LOVE YOU」は、「歌うま少女」の「りとますし」的な楽曲と自分は思ってます、歌手によって多様な歌い方になるので、個々の歌手の特徴が垣間見えるのです。

  「2:02~2:26」のFoiさんの歌唱、あるいは上述のリンク添付での富金原さんの歌唱、それぞれの「違い」「特徴」を楽しんで頂ければと。)

 

 

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 (YOASOBIさんの楽曲「たぶん」。この楽曲の基になった小説の劇場版がこの秋に公開になるとのことです。ちなみに今回の歌唱担当の3人、つまり、小玉ひかりさん、早希さん、西山晃世さんは、「ぷらそにか」の主力メンバー的な位置付けです。それぞれに好みはあるかなと思いますけど、3人のいずれも高い技術レベルであることは恐らく伝わるのではと。)

 

 

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 (ヒゲダンさんの代表曲の「Pretender」。昨年の紅白歌合戦の歌唱曲です。この曲の歌唱参加メンバーは実に10人になりますけど[幾田さんも参加者の一人です]、特筆の場面が「3:50~4:06」。幾田さんと共に歌っている、にしなさん[現在は卒業しているとのことです]は、「ぷらそにか」在籍時は幾田さんと同等以上の実力者といわれていたとか。)

 

 

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 話題を幾田さんのことに戻しますけど、幾田さんの楽曲(いくつかは幾田さん自身のYouTubeチャンネルで聴けます。上にてリンク添付をさせて頂いています)、ギターを用いた歌唱が多いですけど、憧れの歌手が「YUIさん」とのことです。「ああ、なるほどね」と、とても「納得」の感じです(確かに雰囲気が似ている)。

 

 いま、20歳です。これから、どれほど成長していくのか、一人の人間、一人の音楽ファンとして、とても楽しみにしています。

 だからこそ、強く願うことがあります。

 

 「初心(原点)をいつまでも大切に、想いを貫いて!そして、無理のないペースで。」

 

 初心を大切に。これは自分自身がとても大切にしている一つですけど、これから(YOASOBIとしてもでしょうけど)ソロ歌手としても、大きなステージへとなっていくかな、と想像します。だからこそ、「ありがとう」の気持ちで。

 まあ、天狗になることは、恐らく心配することはまずないでしょう、とは思うのですけど、人間は「上り詰めることは果てしない時間と労力だけど、転落することは一瞬である」ことは現実としてありますから。

 だからこそ、いつまでもずっと、「同じ目線」を大切にし続けて欲しい、そう強く抱くのです。

 

 そう、勿論、「YOASOBI」としても温かく見守りたい感じではありますけど、一人の音楽ファンとしては、

 「一シンガーソングライター、幾田りらとして成功して欲しい、いつまでも輝き続けて欲しい!」

 正直、そう強く願うのです(今回のエントリーは、これが根っこの想いとしてあります)。そしてまた、「無理のないペースで」とも併せて思いますけど。

 いずれにせよ、素敵と映る存在に、また一人出会えた嬉しさ。温かく応援したい、そう強く思います。

 

 それにしても、これはもう「願望」全開ですけど、いつの日か、映画において、

 「主演:浜辺美波、主題歌:幾田りら」

 これが叶うときを、是非とも見たいなあ、「『天才』と『天才』が融合したとき、どのような『景色』を提示するのか」を。叶えば純粋に、素敵じゃないですか、と思いますから。

 

 

 そして末文にて。このエントリーをアップできれば、いよいよ今夜は、

 「『私たちはどうかしている』最終話」

 になります。そう、今回のドラマは、浜辺美波が悪女的な顔をも見せる(そして期待値を超えてきている)感じとしてありますけど、どのような結末になるのか、とても楽しみにしています(さあ、ぶち上がるぞ!という感じです)。

 

 ふう、ようやく書き上げられた、想像以上にとても長くなってしまいました。

2020年9月、Aqoursよ、悔しさを研鑽に変えよう、そしていつか絶対にドームツアーを叶えよう!そしてコロナ危機(COVID-19)を踏まえて一人の音楽ファンとしていま感じていることも併せて(その4)。

 こんにちは。愛球人(あいきゅうじん)と申します。

 

 今回のブログエントリーのテーマは、

 「2020年9月、Aqoursよ、悔しさを研鑽に変えよう、そしていつか絶対にドームツアーを叶えよう!そしてコロナ危機(COVID-19)を踏まえて一人の音楽ファンとしていま感じていることも併せて。」

 です。今回は、全体のエントリーとしては「第43回(自己紹介編を含めると第45回)」、ラブライブのエントリーとしては「第8回」になります。

 

 今回のブログエントリーの趣旨を、下記にて示させて頂きますと、

 (1)Aqoursの6thドームツアーの中止についていま感じていること、及び、Aqoursとして、Aqours声優の個人活動としてのこれからに願うこと。

 (最初に述べておくと、「Aqoursの6thドームツアーは『埋め尽くせる』状況が大前提、故に『いま強行することは最善とは思えない』という立場を、6月の時点から一貫してツイッターでは述べてきました。また自分は、一人のラブライバー、一人の音楽ファンとして、「個人として成功することが最終目標」というスタンスを一貫して持っています。)

 (2)いわゆる「コロナ危機」に直面する中で、自分が出会えた素敵な音楽の一端について(NiziUについても少しですけど言及します)。

 この2つです。ちなみに今日、つまり「2020年9月25日」というタイミングで今回の文章を綴らせて頂くのは、今日が、今年ブレイクしたある若い女性歌手(シンガーソングライター)の20歳の誕生日であるからが正直大きいです(個人的には、これからに期待大の逸材であると思っています。ちなみに、いわゆる「歌うま少女」は大好きな部類ですし、そこから飛躍しようとしている歌手が生まれていることに、大きな「希望」を感じています)。それが誰のことであるかは、(その4)で言及させて頂きますけど。

 (…って、自分自身の遅筆で、このブログエントリーは、この[その4]のみが「2日遅れのアップ」になってしまいましたけど。申し訳ないです。)

 

 で、文章が思ったよりも長くなっていますので、(その1)(その2)(その3)(その4)(その5)の5つの構成で書きます。

 (その1)→あるピアニストを通しての「音楽に対する考え方の変化」、及びそれを踏まえて改めて、「μ’s」に出会えた喜び、「μ’s」の社会現象の意義を振り返る。

 (その2)→Aqoursのドームツアー中止に思うこと、そしてAqours及び個人活動に対する自分なりのエールの気持ち。

 (その3)(その4)(その5)→いわゆる「コロナ危機」の中で、自分が出会えた素敵な音楽をいくつか。

 

 (その1)では、「μ’s」に出会えた喜び、「μ’s」の社会現象の意義に、(その2)では、「Aqours」のドームツアー中止に思うこと、Aqours及び個人活動に対する自分なりのエールの気持ちに、(その3)では、「コロナ危機」の過程で自分が出会えた素敵な音楽として3曲を取り上げることを、それぞれウェートを置いて言及しました。

 では、(その4)の本文の執筆へと、進ませて頂きます。「コロナ危機」の中で、自分が出会えたいくつもの素敵な音楽への思いがメインテーマとしてあり、その中編になります。

 

 

 

 

 どうしても、今回のブログエントリーで、いまリンク添付させて頂いた、幾田りらさんのことを、取り上げたかった。ここに持っていくまでに想像以上に遅筆になってしまい、「3日遅れ」になってしまって申し訳ないですけど。

 「3日遅れ」というのは、幾田さんの誕生日が「9月25日」であるのですけど、そのタイミングに合わせたかったんですよね。そう、今年ブレイクした歌手、ということになります。

 「幾田りら」という表記よりは、「ikura」(「YOASOBI」活動時の名義。ソロ歌手、及び「ぷらそにか」活動時は本名の「幾田りら」名義)という表記の方がよりわかる、という読者もいらっしゃるかも知れませんけど、今回はできるだけ「幾田りら」という表記を用いさせて頂きます、という感じになります。

 ちなみにいま、誕生日が「9月25日」と述べましたけど、20歳の誕生日になったとのこと、つまり「2000年9月25日生まれ」ということになります。後述にて言及させて頂きますけど、若くして既に現役最高レベルの女優と同学年、ということになります。

 

 

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  (歌唱部分は「0:29~4:33」。冒頭部分で挨拶と楽曲紹介、歌唱終了後の「4:38」で「ありがとうございます」と軽く一礼しています。)

 

 

 自分が、幾田りらさんのことを知ったきっかけは、この動画です。『夜に駆ける』という、「YOASOBI」としてのデビュー曲です。

 「THE FIRST TAKE」というYouTubeチャンネル。開設は2019年11月ですので、既にこのYouTubeに登場することは、歌手のステータスになっている感があります。

 

 時期的には、8月になった頃でしょうか、ちょうどこのとき、ノンフィクションに限りなく近いテイストのミニシアター映画『もち』を鑑賞させて頂いていました。

 

 

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 主人公の佐藤由奈さん(当時は中学3年生。現在は高専3年生)。彼女を含めて、出演者は全員、一関(岩手県。本寺地区。「ほんでら」と読みます)の地域の人です。

 作品のキーフレーズの一つに「閉校」があって(少子化により中学校は統合されることになり、由奈さんたち4人は本寺中学校の最後の卒業生になった)、揺れ動く感情の機敏を含めて、ある種の「リアル高海千歌」と映りましたけど、そのみずみずしさをも含めて、深く考えさせられる素敵な作品でした。

 

 

www.iwanichi.co.jp

 (ちなみに、この舞台挨拶のときの佐藤由奈さんと、これからとりあげる幾田りらさんが、「雰囲気が似ている」と感じるのは、自分だけですかね?)

 

 

 この『もち』を見終えて程なくしての頃でしょうか、YouTubeで「あなたへのおすすめ」として、先程の「THE FIRST TAKE」の動画が出てきたんですよ。

 「THE FIRST TAKE」自体はこのとき以前から存じていて、

 

 

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 LiSAさんの「紅蓮華」。2019年の紅白歌合戦出場時の歌唱曲ですし、いまや何人ものプロ野球選手の入場曲(例えば、DeNAの佐野恵太など)になっています。まあ、一人の音楽ファンとしては、「Catch the Moment」(2017年2月公開のアニメ映画『ソードアートオンライン劇場版』の主題歌。作品は通称「SAO」として親しまれている)の時点で、紅白歌合戦に選出して欲しかったと思っていますけど。

 

 

news.yahoo.co.jp

 

 

 いまリンク添付させて頂きましたように、「THE FIRST TAKE」は、もはや大きなステータスになっている感じとしてあるんですよね。自分がよく聴く歌手、大好きな歌手が「THE FIRST TAKE」に登場したらと想像すると、「わくわく感」の思いです。

 

 ちなみに、「THE FIRST TAKE」で特に心に響いた歌唱(楽曲)ということで、1つ取り上げさせて頂きます。

 

 

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 「緑黄色社会」さんの「Shout Baby」。ボーカルの長屋晴子さん(現在25歳)の声量が、とにかく圧倒的なんですよ。一見、「μ’s」の久保ユリカさんのような、どこか「ふにゃふにゃ」した雰囲気が、歌い出すとまさしく別人格のように一気に「リミッター解除」になる感じで。

 今回のエントリーでは、幾田りらさん、あるいは「YOASOBI」にスポットライトを当てる感じで綴らせて頂いていますけど、「緑黄色社会」さんも、これからをとても楽しみにしたいグループ(バンド)の一つになっています。ボーカルの長屋さん、いずれSuperflyの領域に到達することも決して非現実的ではない、と映ってます。

 ちなみにこの「Shout Baby」、テレビアニメ『僕のヒーローアカデミア』第4期ED曲とのことです。一人の音楽ファンとしては、「Animelo Summer Live」(通称「アニサマ」)に是非とも推したいですねえ。で、そのとき、観客がどのような反応をするのかを含めて、もう「わくわく感」です(「直立不動」の感じにして屈服させる姿を既に想像する感じですけど、果たして)。

 

 

 少し話を脱線させてしまいましたけど、冒頭で言及した「夜に駆ける」。

 「どんな曲だろう、YOASOBIってまた独特な名前だなあ、まあ聴いてみようかな」と思ったら、歌唱開始から早い段階で既に好感の感じでしたけど、「1:19」から始まる「チックタックと~」の部分、ここで「おっ?すごくない?」と思い始めて、通しで聴き終えたときには、もうとにかく衝撃でした。そう、まさしく、

 「レベチ」

 この言葉が、自分の中では「すとんと落ちる」感覚であったんですよね。

 

 この「夜に駆ける」、歌唱開始が「0:29」ですけど、「0:46」からラスト(4:33)まで、およそ4分近くずっと「休みなし(間奏なし)」なんですよ(J-POP、アニメソングの場合、多くの楽曲では間奏がある)。しかもその上、楽曲のテンポがだんだん上がるわ、広い音域を必要とするわで、実は結構な「難曲」です。

 

 (その1)にて少し言及させて頂きましたけど、自分にとって「大きな転機」になった楽曲があります。この楽曲に出会って、自分の世界が大きく変わったと断言できる楽曲が。

 

 

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 「sister`s noise」(fripSide)。自分の中では、いままで出会った楽曲の中で、「最高に『狂っている』楽曲」です(勿論、「褒め言葉」のニュアンスです。ちなみに「μ’s」の「Wonderful Rush」「Music S.T.A.R.T!!」も、「sister`s noise」と同等に「狂っている」楽曲と思ってますけど)。

 もうとにかく、特にライブ時だと、この1曲を聴くだけで魂を燃やし尽くすだろうなあ(まさしく「優勝」!)、の感じです。

 

 で、「sister`s noise」と、いま述べさせて頂いている「夜に駆ける」は、いわば「完全に『真逆』といえる楽曲」です。ですけど、「素敵な楽曲だな」と素直に思えた。

 再生回数を見ると、とにかく「異次元レベル」(現時点で既に「5100万回」超え)ですけど、

 

 

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 (公式による。2015年6月公開の『ラブライブ!』劇場版で流れたサイズ[2分21秒]を再現している。実際の楽曲のフルサイズはおよそ5分ほど。ちなみにセンター[水色の服の長い金髪の女性。絢瀬絵里]を務めているのは南條愛乃さん、実は上述のfripSideのボーカルでもある、つまり「sister`s noise」と同一人物の歌唱です。)

 

 

 2015年、「μ’s」が「社会現象」になった劇場版のティザー的な挿入歌が「Angelic Angel」ですけど、これが現時点で「779万回」。つまり、およそ「6.5倍」です。再生回数の多さと楽曲の価値はイコールではないと自分は思っていますけど([その3]の冒頭で言及させて頂いた、オーイシマサヨシさんのツイートは、まさしく「永遠の名言」であると自分は思っています)、とはいえ「夜に駆ける」は、話題に乗っかることをあまりしない自分でも、素直に「素敵だな」と思ったんですよね。

 

 実際、この「夜に駆ける」。幾田さん(ikuraさん)とコンビを組むAyaseさんの出自から、「ボーカロイド」的なテイストであるとよくいわれているようですし、「ああ、確かにそうかもね」と思いますけど、自分はむしろ、この楽曲(あるいは同じYOASOBIの「たぶん」「群青」などにも感じますけど)は、

 「『東方Project』的なテイストに相通ずる」

 と思っているんですよね、だからより多くの人間に受け入れられたのではないかなと。

 

 と申しますのも、「YOASOBI」の楽曲は、何かしらの小説が元になっていると伺いますし、それ故に独特の世界観になっていますけど、その意味でも、あるいは曲調的な意味でも、「東方Project」に相通ずると思っているのです。というのも、「東方Project」の楽曲も、いわば独特の(それでいて壮大な)世界観を基にしてつくられてますので。

 

 で、かくいう自分自身、「東方Project」の中でも、特に好きな楽曲があります。2曲ほど、取り上げさせて頂きます。

 

 

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 (「月に叢雲華に風」[幽閉サテライト]、公式によるフルサイズver。東方Project楽曲の中でも特に代表曲の一つといわれています。これを見れば東方Projectの世界観のスケールの一端が伝わるのではと。)

 

 

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 (「月に叢雲華に風」、「GROOVE COASTER」ver。ゲーム用にアレンジされて、かつShort verになっている。「0:17~2:24」がプレイ部分、つまり歌唱部分です。ゲーム画面自体が縦長ですので、動画もこの影響で縦長サイズになっています。)

 

 

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 (「Keep the Faith」[Silver Forest]、フルサイズver。同一タイトルでだと「KAT-TUN」の楽曲の方がより有名ですので、検索の際は「Keep the Faith 東方」で調べる方がより望ましいです。

 楽曲が全体的に疾走感ある感じになってますけど、特に「2:27~3:21」の「間奏~Cメロ」の部分が、より楽曲のスケール感を高めていると自分は思ってます。)

 

 

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 (「Keep the Faith」、「GROOVE COASTER」ver。ゲーム用にアレンジされて、かつShort verになっている。「0:18~2:26」がプレイ部分、つまり歌唱部分です。ゲーム画面自体が縦長ですので、動画もこの影響で縦長サイズになっています。)

 

 

 何故、「東方Project」に自分がなじみがあるかと申しますと、時折、「GROOVE COASTER」という音ゲーをたしなんでいるからです(ただし腕前は、ほぼ「SIMPLE」、時折「NORMAL」程度です)。

 いま挙げた2曲は、好きな理由の一つとして、歌詞の素敵さ(メッセージ性)もあります。このうち、「Keep the Faith」の歌詞の一節を、抜粋させて頂きます。

 

 「輝いた 君の笑顔を 守るため僕 は立ち上がる

 真実を つかむ決意が 僕を惑わす 暗闇を払う

 (間奏)

 僕たちは 強くないから 言葉はいつも 届かなくて

 でも僕は 君の心に 届くと信じ 歌い続けたい

 (間奏→ラストへ)

 ああ僕らは宇宙の 点だとしても この手には 無限の海が広がる

 魂が 求めるならば 儚き命 燃やし進め

 後悔を 恐れるよりも 信じた夢を 燃やして飛び立て

 (フルサイズverの「2:05~3:54」が該当。楽曲終了は「4:08」。

 「儚き」は「はかなき」と読みます。)

 

 このように、はっきりと「ストーリー性」が前面に押し出されています(加えて「リズム感」が明確なのも自分がこの楽曲が大好きな理由です)。それと「アップテンポ」であることも特徴の一つです。

 後述にて言及しますけど、特に、幾田りらさんの(とりわけソロ歌手としての)楽曲は、スローテンポな傾向にありますけど(というか、アニメソング、東方楽曲が特にアップテンポ傾向が顕著という方がより正確かなではありますが)、この「ストーリー性、メッセージ性が明確」で「リズム感が明確」で「アップテンポな傾向」を、幾田さんがもしも歌唱するならば、どのように歌唱、解釈するのだろうという興味が、正直強くあります。

 

 

 何故、このようなことに言及させて頂いたかと申しますと、これは後述にてより深く言及させて頂きたいと思っていますけど、幾田さんの歌唱の大きな「特徴」として、

 

 ・「クリアな声質」「感情表現の豊かさ」「言葉を丁寧に歌う姿勢」(+「圧倒的な音域」)

 (あえてここでは総論的な表現にしています。より深くは後述にて改めて述べます。)

 

 これがとりわけ大きな持ち味であると思っているんですよね。だからこそ、とても興味深いと。

 

 話をまた脱線させてしまいましたけど、改めて、「夜に駆ける」。

 楽曲の音域が、実はだんだん高くなっていきます。最後には、まるでfripSide楽曲のように、かなりの高音を要求されていきます。

 ですけど、勢いが落ちない、いやむしろ伸びていく。ですのでより一層、「すごさ」が際立って映るのです。それ故に、聴いていてより引き込まれる感じとしてあるのかな、と映ります。

 

 

 そのような感じですけど、先述にて、「THE FIRST TAKE」が、いまや歌手にとって大きなステータスになっていると述べましたけど、この機会に

 「現時点において、一人の音楽ファンとして、『THE FIRST TAKE』に登場して欲しい、登場を強く推したい歌手」

 を、3人ほど取り上げさせて頂きます。かなり迷いましたけど、最終的には自分の「好み」をかなり優先させた感じになりましたけど。

 

 

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 1人目に推すのは、「鈴木愛奈」さん(愛称「あいにゃ」)。(その2)でも言及させて頂いたように、Aqoursのメンバーでもあり、Aqoursの中でも「ぶっちぎりno.1の歌唱力」です。逢田梨香子さんと共に「ダブルエース」の一翼です。声優として、『邪神ちゃんドロップキック』での演技及び歌唱でも、話題になりました。

 もともと「歌うま少女」の出身で、幼少時は民謡を学んでいたと伺います。

 Aqoursとして「サンシャインぴっかぴか音頭」「New winding road」「G線上のシンデレラ」、あるいは『邪神ちゃんドロップキック』での劇中歌「神保町恋歌」など、25歳と若いのに、既にいくつもの「歌うま伝説」を築いてます。

 いまリンク添付させて頂いた「やさしさの名前」(自身のソロ歌手としての最新曲。1stシングル)は、いわば、鈴木さん自身が目指す姿が垣間見える素敵な楽曲です。

 ですけど、自分が今回特に推したい楽曲は、「玉響」(「たまゆら」と読みます)。1stアルバム「ring A ring」の収録曲の一つですけど、鈴木さんが幼少時から培ってきたことが最も生きている、いわば「THE・鈴木愛奈」といえる「和ロック」テイストの楽曲です。あいにゃの魅力、特にサビ、あるいは間奏~Cメロ~ラストは、とても秀逸と自分は思っているのです。

 

 個人的には、「Aqoursとして」「THE FIRST TAKE」に登場して欲しい、という思いも正直あります。ですけど、一人の人間、一人のラブライバーとしては、最終的な願いとしては、「個人としての成功」なんですよね。恐らく最終的には、小宮有紗さん(愛称「ありしゃ」)を除く8人はソロ歌手(声優アーティスト)として活動する(勝負する)ことになるだろうと自分は思っていますけど、そう考えるとなおさら、「一人のソロ歌手として」ということに、よりプライオリティーを置きたいと。

 そう考えると、Aqoursのメンバーの中で、最も技術レベル的に勝負できるという意味では、「ぶっちぎりno.1」で、鈴木愛奈さんであると思っていますので、それで1人目に推したい人間として「鈴木愛奈」さんを挙げさせて頂きます。

 

 

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 2人目に推すのは、「田所あずさ」さん(愛称「ころあず」)。(その3)でもスペースを割いて言及させて頂いています。「ミリオンライブ」(いわゆる「アイマス」シリーズ)、「アイカツ」シリーズと、大型シリーズを2つ持っている(持ってきた)声優アーティストです。

 いまリンク添付させて頂きましたのは、(その3)でもリンク添付させて頂きました、「DEAREST DROP」です。何故って(ソロ歌手としての)現時点での持ち歌であれば、田所さんのいわば「代表曲」「代名詞」的な楽曲といえるから。そう、田所さん最大の魅力といえる「感情表現の名手」という意味で。「楽曲に表情を付ける」ことについてまさしく絶品であるという意味で。

 ですので、「DEAREST DROP」を「アコースティックver」としてだと(ピアノに乗せてだと、という意味で。あるいはギター一本、バイオリン一本でも面白そう)どうなるか聴いてみたいという意味でリンク添付させて頂きましたけど、実は推したい楽曲は、もう1曲あります。

 

 この11月に発表予定と伺う、最新曲「ヤサシイセカイ」(自身の主演アニメ『神達に拾われた男』OP曲)。自身のこれまでの歩みの一つの到達点的な位置付けになる、いわば「辿り着いた境地」を示す楽曲になると考えられるから、ということ。タイトルから想像するに、「アコースティックスタイル」により適している感じの楽曲になるのではということがあります。

 で、田所さん。折に触れて「茨城県(水戸)が故郷」であることに言及しています。それが自身の中で誇りとしていることだからと想像しますけど、今回の楽曲は、まだ未発表ですので想像の域を出ませんけど、これも影響していることの一つかも、と思っています。

 田所さんの持ち歌には激しい楽曲が多いですけど、それは感受性が人一倍豊かだからかなと思うんですよね。ですので、自粛期間中に、あるいはコロナ危機の過程で思うことも結構あったのではと想像しますけど、この最新曲が、意味合いの一つとして、「(天国の)三浦春馬さんに捧げる楽曲」になっていると素敵だなあ、と思います(出身が茨城県。土浦が故郷とのことです)。

 

 技術レベルが高い、特に情感の表現が素敵と述べましたけど、一人の音楽ファンとしては、新曲発表のときに、TBS「CDTVライブ!ライブ!」に呼んで欲しいです!と強く思ってます。何故って、番組ナレーションが下野紘さんなんですよ。実現したらとても素敵と思うんですけど(言わんとすることが伝わるといいなあ)。

 

 

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 3人目に推すのは、「逢田梨香子」さん(愛称「りきゃこ」)。(その2)でも言及させて頂いたように、Aqoursのメンバーでもあり、鈴木愛奈さんと共に「ダブルエース」の一翼です。表現力に優れ、容姿もきれいで、いつしか「声優界最高の美女」という呼び名までついてます(容姿を活かして、グラビアにも時折ですが登場してます)。クリアな声質も特徴で、歌唱力もこの2年ほどで大きな向上を遂げています。ちなみに子ども時代に2年ほどロサンゼルス在住の経験がある、いわゆる「帰国子女」です。

 いまリンク添付させて頂きましたのは、自身の1stシングル「For…」です。推したい楽曲を1つ挙げるという意味でだと、この「For…」になります

 

 逢田さんの特徴として、とても繊細なことがあります(これは必ずしもマイナスとは思わない、むしろ表現者としてはプラスになり得ると思っている。何故ならば人一倍繊細だからこそ、「感情の機敏」を読みとれる、感じ取れる、それを自らの引き出しにできると考えるからです)。逢田さんのソロ歌手としての持ち歌は、曲調の内容を問わずして、その繊細さが何かしら投影されている傾向が強いという特徴があります(「アズライトブルー」が特に象徴的。また「FUTURE LINE」「君がくれた光」、あるいは自身が作詞した「Lotus」なども該当)。

 その中でも、この「For…」は、悪女的なテイストの楽曲になっています。太陽のように明るい、そして「ぶっ飛んでいる」(←褒め言葉のつもりです)逢田さんが、内面に強く持っている「影」の部分を表出させる楽曲になっている、それ故に逢田さんの(最大の持ち味である)表現力がより引き出されている、だから推したいんですよね。

 それに楽曲的には「アコースティックスタイル」にも符合し得るのではということも、推したい大きな理由の一つです。

 

 ちなみにこれはあくまでも自分の感覚ですけど、いつの日か、実写(映像)で輝く逢田さんを見てみたい、と正直強く思ってます。理由としては、

 ・そもそも声優は俳優の一部分としてが源流としてあり、声優も表現者の一形態であること。

 ・表現力が高く、容姿をも兼備する存在は貴重であること。実際、「Web CM」(種ザック)の実績が既にある。

 ・近年は「アニメ、実写の両面での制作」「漫画原作の実写化作品」(いずれも特に少女漫画原作作品に多い)が増加傾向にあること。作品の世界観を壊さない意味で、声優と女優の両面で対応できる存在は今後より重宝される可能性が高まるであろうこと。

 これらのことが挙げられます。一人の人間としては、逢田さんには、歌手として是非とも大きなステージへ(特に日本武道館)、と強く願いますけど、女優をも含めたオールラウンダーとしても是非観たいと思うんですよね。俳優(女優)メインでも、福原遥さん、北村匠海さんなど、オールラウンダータイプの表現者は既に存在していることに照らして考えるとなおさら。

 

 

 では、今回の一連のラストエントリーになる(その5)へと話を進めようと思います。

 (その5)では、「いわゆる『コロナ危機』の中で、自分が出会えた素敵な音楽について」の後編的なエントリーになります。その中でも、この(その4)で特にスポットライトを当てている幾田りらさんについて、「ソロ歌手として」に特に光を当てて綴らせて頂きます。

2020年9月、Aqoursよ、悔しさを研鑽に変えよう、そしていつか絶対にドームツアーを叶えよう!そしてコロナ危機(COVID-19)を踏まえて一人の音楽ファンとしていま感じていることも併せて(その3)。

 こんにちは。愛球人(あいきゅうじん)と申します。

 

 今回のブログエントリーのテーマは、

 「2020年9月、Aqoursよ、悔しさを研鑽に変えよう、そしていつか絶対にドームツアーを叶えよう!そしてコロナ危機(COVID-19)を踏まえて一人の音楽ファンとしていま感じていることも併せて。」

 です。今回は、全体のエントリーとしては「第43回(自己紹介編を含めると第45回)」、ラブライブのエントリーとしては「第8回」になります。

 

 今回のブログエントリーの趣旨を、下記にて示させて頂きますと、

 (1)Aqoursの6thドームツアーの中止についていま感じていること、及び、Aqoursとして、Aqours声優の個人活動としてのこれからに願うこと。

 (最初に述べておくと、「Aqoursの6thドームツアーは『埋め尽くせる』状況が大前提、故に『いま強行することは最善とは思えない』という立場を、6月の時点から一貫してツイッターでは述べてきました。また自分は、一人のラブライバー、一人の音楽ファンとして、「個人として成功することが最終目標」というスタンスを一貫して持っています。)

 (2)いわゆる「コロナ危機」に直面する中で、自分が出会えた素敵な音楽の一端について(NiziUについても少しですけど言及します)。

 この2つです。ちなみに今日、つまり「2020年9月25日」というタイミングで今回の文章を綴らせて頂くのは、今日が、今年ブレイクしたある若い女性歌手(シンガーソングライター)の20歳の誕生日であるからが正直大きいです(個人的には、これからに期待大の逸材であると思っています。ちなみに、いわゆる「歌うま少女」は大好きな部類ですし、そこから飛躍しようとしている歌手が生まれていることに、大きな「希望」を感じています)。それが誰のことであるかは、(その4)で言及させて頂きますけど。

 

 で、文章が思ったよりも長くなっていますので、(その1)(その2)(その3)(その4)の3つの構成で書きます。

 (その1)→あるピアニストを通しての「音楽に対する考え方の変化」、及びそれを踏まえて改めて、「μ’s」に出会えた喜び、「μ’s」の社会現象の意義を振り返る。

 (その2)→Aqoursのドームツアー中止に思うこと、そしてAqours及び個人活動に対する自分なりのエールの気持ち。

 (その3)(その4)→いわゆる「コロナ危機」の中で、自分が出会えた素敵な音楽をいくつか。

 

 (その1)では、「μ’s」に出会えた喜び、「μ’s」の社会現象の意義に、(その2)では、「Aqours」のドームツアー中止に思うこと、Aqours及び個人活動に対する自分なりのエールの気持ちに、それぞれウェートを置いて言及しました。

 では、(その3)の本文の執筆へと、進ませて頂きます。「コロナ危機」の中で、自分が出会えたいくつもの素敵な音楽への思いがメインテーマになります。

 

 

 

 

 では、「コロナ危機」の過程で、自分が出会った素敵な楽曲を、まず3曲ほど挙げます。ちなみに今回のブログエントリーでは、「コロナ危機」以前にすでに夢中になっている楽曲は基本的に対象から除外していますし、ラブライブAqoursの関連楽曲も(個人活動の楽曲を含めて)対象から除外させて頂いております。そのうえで読み進めて頂ければと思います。

 

 

 (図解1)自分(愛球人)が「コロナ危機」の過程で出会った素敵な楽曲。

 

 (1)「Precious Grain」(「THE IDOLM@STER MILLION LIVE!」最上静香。歌唱はCVを務める、田所あずさ)。

 

 

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 (フルサイズver。後半部分で画質が落ちていることに留意が必要。)

 

 

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 (120秒ver。公式によるものなので画質がより優れる。使用している収録声質はフルサイズverと同じ。)

 

 

 この楽曲との出会いは、この5月下旬~6月下旬に集中開催された、「#ミリオンLIVE一挙放送」です。いわゆる「ミリオンライブ」「ミリマス」と呼ばれているもので、田所さん(愛称「ころあず」。最上静香役であるので、いわゆる「キャラクターソング」になる)は、事実上の「no.2」、あるいは「リードボーカル」的な立ち位置を務めますけど、これはころあずのソロ楽曲になります。

 

 田所あずささん。「アイカツ」シリーズを長く務めてきましたし(自分も「フレンズ→オンパレード」と見てきました)、実はツイッター、ブログでも言及させて頂いたことが少しですけどあります(ブログではかつてのJimdo時代に少しですかね)。もともと、「声優アーティスト」としては自分の中では「もっと評価されていい。過小評価されているのでは」と思っていました。

 ですけど、このミリオン一挙放送を含めて、ころあずの関連楽曲をがっつりと聴く機会を得て、ころあずだからこその魅力を強く感じます。

 

 「Precious Grain」。実は2013年から長きにわたり披露し続けてきた楽曲です。恐らくころあずにとっては「特別な楽曲」の一つでしょう。

 この、「Precious Grain」。この動画での声質は、恐らくCD音源でしょう。CD音源でももちろん充分に質が高いのですけど、一挙放送で聞いたライブ時は、とにかく一つ一つが伝説であったのです。

 

 体調が万全ではない中で、魂を振り絞るような歌唱の「1st」(前日は公演を全休しており、当日も歌唱疲労ができるか不安視されていたという)。

 披露が叶った完全体、高い質を見せつけた「2nd」(ただし1stの時点でもすでに非凡さは披露できてはいた)。

 「完成型」へと到達を叶えた「3rd福岡」(それまでは「コールあり」の洗礼を浴びていたが、歌唱の質をより大きく高めて、コールを屈服させた、という意味で)。

 (「完成型」のさらに上をいく)「究極型」と昇華させた、異次元レベルにまで辿り着かせた「4th」(舞台は日本武道館。「魂をほとばしらせる」歌唱から、「表情豊かに楽しむ」歌唱へと昇華させた、「渾身の4分半」になった)。

 

 一つ一つに、まさしくドラマがある。そして、「一つの楽曲」に徹底的に向き合い、その質を高めていく過程、まるで職人の如く。もともと「歌うま」ではありましたけど(ただし、いわゆる「歌うま少女」の出身ではないとのこと)、この楽曲を通してトップレベルの声優アーティストへと上り詰める過程が、映像越しに伝わってきました。

 特に4thの「究極型ver」は、一挙放送以降、自分の心を奮い立たせたいときによく聴くようになったほどです。

 

 しかもこれには続きがあって、ミリオンライブではこれとは別に、「Catch my dream」「SING MY SONG」の2曲を擁しているとのことですけど、特に「5th」ライブさいたまスーパーアリーナ。通称「SSA」)での「SING MY SONG」では、アリーナモードであったとはいえ、SSAの最後列の天井を突き破ろうとするほどの、まさしく「メガトンボイス」を体現するまでになりました(もっともこの時は本人曰く「歌詞間違いをしていた」とのことですけど、そんなことは全く気にならないほどの異次元ぶりでした)。

 

 この、ころあず。まさしく「歌姫」、より一層深く述べれば、「歌で生きる勇気を届けるために生まれてきた」と自分は思っていますけど、ころあずの「すごさ」「魅力」を凝縮したと思っている楽曲を、2つ挙げます。

 

 

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 「DEAREST DROP」。「ころあずの(恐らく現時点で最大の)代表曲」であり、自身がヒロインを務めた『終末なにしてますか? 忙しいですか? 救ってもらっていいですか?』(通称「すかすか」)のOP曲です。

 「歌は4分間のドラマである」、これを自分に教えてくれた楽曲で、一人カラオケでは実は好んで歌っています。目を閉じて聴くと、情景が浮かんでくるんですよね。

 自分の中では、「最高のアニメソング」のTOP10には、恐らく確実に入ります(特に、「1歌手につき1曲縛り」になればなおさらそうです)。それほどに素敵な楽曲なんですよね。切ないんだけど、励まされる感じで。「生きる勇気」をもらえるんですよね。

 

 

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 「RIVALS」。ちょうど、『アイカツオンパレード』の物語前半部分のときにCMで毎回流れていましたけど、「ころあずがソロ歌手活動で培ったことが凝縮された1曲」といえるんですよね。

 いわば、「タドコロック」といわれる、ころあずが最も得意とするロックテイストの楽曲(「君との約束を数えよう」「1 HOPE SNIPER」「運命ジレンマ」などが該当)と、生きる勇気を届けるような、人々を励ますテイストの楽曲(「純真Always」「リトルソルジャー」「イコール」などが該当。「DEAREST DROP」もどちらかといえばこれに近いかなと)という、ころあずが主に取り組んできた2つのテイストが、いわば「アウフヘーベン」の如く高次元で融合した楽曲になっています。

 

 自分の中で感じる、ころあずの「すごさ」「魅力」とは何かというと、

 

 ・「あらゆるジャンルの楽曲に『表情』を生み出せる」

 ・「いわゆる歌唱技巧を前面に出さずに、それでいて『情感』が豊か。いわば『感情表現の名手』であること」

 ・「声量がすごい。特にロングトーン。また『一つ一つの言葉を丁寧に大切に歌う姿勢が伝わる』ことも大きな特徴

 

 そう、特に「情感の豊かさ」、これがとりわけ特筆なのです(「DEAREST DROP」で特に顕著に示されている)。で、「言葉を大切にする姿勢」を併せ持っていますので、例えば「1 HOPE SNIPER」「運命ジレンマ」のような、激しいロックテイストでも、決して「うるさくない」んですよね。

 それと、これは恐らくの域を出ませんけど、「楽曲の世界観を『解釈する力』」に優れているように映るんですよね。だから、歌唱により「説得力」を、「深み」を生み出していると映るのです。

 

 「Precious Grain」、4thライブの日本武道館では、青に染まる中で誰よりも最高に輝くころあずがいました。ですけど、一人の音楽ファンとして強く願うのは、

 

 「『田所あずさ』として、日本武道館を青く染め上げる、満員の青で埋め尽くすことが叶うときを、自分は強く願ってるし、強く信じてる!」

 

 ということです。既に技術レベルではこの領域には既に届いていると思っていますけど(日本武道館でなくても、せめて東京ガーデンシアターには到達して欲しいと思ってます)。そしてこの10月クール、ころあずは恐らく「人生で最大の勝負のとき」を迎えます。

 自身初めての単独主演(『神達に拾われた男』。自身が演じたい役と公言し続けてきた少年役でもある)、そして、大型アニメでのメインキャスト(『半妖の夜叉姫』。地上波[日本テレビ系]で土曜日17時30分からの放送。いわゆる『犬夜叉』の続編的な作品になる。『犬夜叉』がきっかけで声優を志したことも、公言し続けてきたこと)。

 自身の悲願を同じタイミングで一気に2つも叶えたこと(前者はOP主題歌も務めます)。そう、言葉通り、「最大のチャンス」になる(これに加えて、恐らく2021年中での「THE IDOLM@STER MILLION LIVE!」のアニメ化も有力視されています)。

 トレードマークの一つとしてきた長い髪を、昨秋にばっさりと切りました。「自分を変えたい」という強い決意の表れと想像しますし、1年が経った現在も、短髪の状態を堅持している、つまり「揺るぎない思い」が伝わってきます。そう考えるとなおさら、「努力が報われて欲しい」、そう強く思うのです。

 ついに飛躍のとき、それは目の前にきている、さあ、つかみに行こう!自分はそのように強く思ってます。

 

 

 (2)「MUSIC of DREAM!!」(「アイカツスターズ!」第76話~第100話のOP主題歌。主人公である虹野ゆめが、物語最大のクライマックスである第96話でエルザ・フォルテとの頂上決戦に臨んで優勝を叶えた楽曲でもある)。

 

 

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  (フルサイズver。絵で描かれているのは、歌唱者にして主人公である、虹野ゆめです。)

 

 

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 (公式による90秒ver。OP挿入歌として使用されたものですけど、映像を含めて、これぞ「クライマックス部分でのOP主題歌!」の感じになっています。)

 

 

 「アイカツスターズ」。実は、「アイカツフレンズ」→「アイカツオンパレード」は、リアルタイムで毎週のように視聴させて頂いていましたけど、「アイカツスターズ」は、リアルタイムでの視聴は叶っていませんでした。そう、いわゆる「コロナ危機」を通して視るようになり、そして一気に大好きになった作品です。もっと早くに、というかリアルタイムで出会いたかった、それが素直な気持ちとしてあるほどです。

 特に主人公の、虹野ゆめ。いくつもの試練や挫折を乗り越えて、「アイドルの一番星」になることを叶える姿。そして、最大のクライマックスを描くまでに2年もの歳月を描いた長編ストーリーでもあることも特筆でしょう。

 声質に独特の「くせ」があります。ですけど、それがむしろ「映える」感じとしてあって、とにかく歌詞も曲調も「エモい」んですよ、とりわけ歌詞が最高に素敵。

 で、特に、フルサイズverにおける「2:45」の「信じた道をゆけ」から間奏に突入して、「Cメロ→ラスト」へと走っていく部分。間奏の疾走感も大好きですけど、特にCメロの歌詞の部分。文字起こししてみようと思います。

 

 「いつか完璧へと 辿り着いたとき

 同じ仲間と 同じ景色を

 見れたら 最高だよね そうでしょう?

 暗い空を 飾り付けるような Starlight」

 

 一つ一つの歌詞が、純粋に心を強く揺さぶるのですけど、これ、実は初代アイカツ(いわゆる「無印」)へのリスペクトも込めているとのことです。だからより一層、素敵な楽曲になっているんだろうなあと思います。

 で、物語最大のクライマックスになる「第96話」。何回見ても、涙腺崩壊なんですよ。「『想い』の大切さ」を伝える場面。ライブシーン、そして「太陽のドレス」を叶えて、ゆめが最高に輝いていることが描写されたドアップの場面(「輝いているのは、ドレスだけじゃない、ゆめ自身だよ!」の場面)、優勝をかなえた場面、そしてその後、エルザに「『想いの力』で買った」ことを伝える場面、そしてエルザと母、仲間との場面…。

 いずれにせよ、「最高に素敵な楽曲」に出会えてありがとう、そう強く思います。

 

 

 ちなみに、「アイカツ」シリーズでいえば、素敵な楽曲がいくつもあるのですけど、その中でも特に自分が素敵だなと感じるのが、いわゆるライブシーンにつながる「変身シーンでの挿入BGM」です。2つ、取り上げさせて頂こうと思います。

 

 

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 (「アイカツスターズ!」の変身シーンでの挿入BGM、「SHINING ROAD」。第51話~第100話で使用されたver。第1話~第50話で使用されたverよりも細かいアレンジが加わってるとのこと。)

 

 

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 (「アイカツフレンズ!」の変身シーンでの挿入BGM、「カードもともだち!」。第51話~第76話で使用されたver。第1話~第50話で使用されたverよりも細かいアレンジが加わってるとのこと。)

 

 

 「SHINING ROAD」、「カードもともだち!」のいずれの楽曲でも、「疾走感」が伝わるんですよね。さあ、ステージに臨むぞ!というイメージが伝わる感じで。だんだんテンポが上がっていって、特に「SHINING ROAD」だと「0:51」の部分から、さあいくぞ!という感じへと向かっていく感じが素敵です。

 2曲のいずれのBGMでも、「気持ちを奮い立たせたいとき」にうってつけの楽曲、そう強く抱きます。まさしく、「テンションあがるにゃー!」なんですよね。

 

 

 (3)「FIRE BIRD」(「BanG! Dream」のバンドの一つ、「Roselia」の代表曲の一つ。テレビアニメでは2期13話、3期3話、3期7話で挿入曲になり、劇場版「BanG Dream! FILM LIVE」でもセットリストに組み込まれている)。

 

 

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 (2019年8月3日に富士急ハイランドで開催されたRoseliaの単独ライブの、公式によるライブ映像であり、いわゆる「野外ライブ」である。

 動画は「10分18秒」あるけど、実際のライブ映像部分は「5分35秒」まで。それ以降は公式による各種の宣伝広告ゾーンになっています。)

 

 

 この楽曲、正確には、「コロナ危機」以前にも聞いてはいました。「バンドリ」(「BanG! Dream」の通称)のアニメは楽しみに見ていましたし、「BanG Dream! FILM LIVE」も、2回鑑賞させて頂きました。

 ですけど、この楽曲が一気に自分の心を強く揺さぶる感じになったのは、自粛期間を終えて、「BanG Dream! FILM LIVE」の再上映が、この7月に叶って、7月16日の最終上映回(イオンシネマ京都桂川)を、ULTIRAスクリーンで鑑賞させて頂いたことです。

 もともと、別の実写映画(『二人ノ世界』。いわゆる「学生参加映画」になる[京都造形芸術大学])を鑑賞するために訪れたら、バンドリの再上映がある、しかもULTIRAスクリーンで。ULTIRAの音響の良さはアニメ映画、特に音楽映画との親和性が抜群であることは分かっていますので、そうであれば、この貴重な機会は絶対に逃したくないと(実際に鑑賞した際は、自分を含めて「4人」の鑑賞。この御時世ですので通常上映。ですけど聴き心地が最高に素敵なことを含めて、鑑賞してよかったと思える素敵な時間でした)。

 

 で、この楽曲、総論的に述べれば、とにかく「最高に『かっこいい』楽曲」と感じるんですけど、特に「すごい」要素として、

 

 ・櫻川めぐさん(宇田川あこ役)のドラム」

 (まさしく「狂い咲き」とはこのこと!)

 

 とにかくこれに尽きます。子ども時代に自分も、小太鼓にチャレンジさせて頂いた記憶がありますけど(「かっこいい」という思いからですかね)、めぐさんがやっている技術レベルがどれほどすごいかは、漠然とですけど伝わってきます。

 それに、一人のラブライバーとしては、めぐさんが最高に輝いている姿が、とても嬉しいんですよ。と申しますのも、めぐさんは「ラブライブ!」(いわゆる「無印」ともいわれる。「μ’s」のアニメで、最終的には劇場版までなり、そこで「社会現象」に到達した)に、「μ’s」のライバル的な位置付けである「A-RISE」(「あらいず」と読みます)のリーダー役として出ていました。当時から、歌唱の技術レベルの高さは伝わってきていましたけど、ライブ出演はついに叶わずじまいでした。

 恐らく、東京ドームでの「μ’s」のファイナルライブも、鑑賞していただろうとは想像します。ですけど自分は、ステージからの景色を、叶えて欲しかった。あのライブ自体は最高に素敵で、最高に伝説であると思っていますけど、

 

 「『A-RISE』だって、高坂雪穂(CV:東山奈央。愛称「なおぼう」))だって、絢瀬亜里沙(CV:佐倉綾音。愛称「あやねる」)だって、(『μ’s』と共に)自分の中では永遠に『ラブライブファミリー』の一員である!」

 

 と思っているのです。ですので、たとえ歌唱まで行かなくても、せめて、「A-RISE」雪穂(なおぼう)、亜里沙(あやねる)をステージに立たせて挨拶をさせることは、あって欲しかったといまでも強く思っています。それが叶っていれば、もっと最高に美しかっただろうにと。

 

 当時、どのような想いであったかは、めぐさんのみぞ知る、という感じでしょう。でもだからこそ、一人のラブライバーとしては、「いつかめぐさんにスポットライトが当たる日が来て欲しい」、そう強く思っていました(そもそも、めぐさんは歌手志望で芸能界入りした。ちなみに「櫻川めぐ」とは芸名で、これは故郷の桜川市茨城県]からつけたとのことです)。

 ですので、Roselia」の一員として(一員になれたこと自体も、見てくれている人がいたということですけど)、めぐさんにスポットライトが当たったことが、とても嬉しいんですよ

 

 少し話を脱線させてしまいましたけど、めぐさんのドラムが映えるポイントがいくつかあるのですけど、その中でも特に、「3:06」から始まる間奏部分、とりわけ「3:20~3:40」の部分(はっきり「難所」といってよい)、それと「4:11~4:20」の部分が秀逸です。

 この、めぐさんのドラム技術のすごさがより伝わるであろう動画を一つ、リンク添付させて頂きます。

 

 

www.youtube.com

 (フルサイズ。演奏しているのは、プロのドラマー。恐らく、めぐさんの演奏にアレンジを加えていると思われますけど。)

 

 

 ちなみに、この「FIRE BIRD」。もう一つ、個人的な注目ポイントがあって、それはボーカルの相羽あいなさん(湊友希那役)の圧倒的な歌唱力もですけど、

 

 ・「志崎樺音さん(白金燐子役)のキーボードの演奏技術、及びCメロ部分の『エモい』歌唱」

 (ちなみに洗足学園音楽大学の出身で、いわば事実上のプロの音楽家[幼少時から長くずっとピアノをしていた]。Cメロ部分の歌唱は「4:05~4:11」の部分。また、「3:20~3:40」の演奏が特に秀逸)

 

 これがこの楽曲の質をより高めていると映るんですよね。独特の妖艶な雰囲気をも含めて。

 

 

 では、今回の一連のラストエントリーになる(その4)へと話を進めようと思います。

 (その4)では、「いわゆる『コロナ危機』の中で、自分が出会えた素敵な音楽について」の後編的なエントリーになります。今年ブレイクを遂げた(といってよい)歌手にスポットライトを当てて綴ります。

2020年9月、Aqoursよ、悔しさを研鑽に変えよう、そしていつか絶対にドームツアーを叶えよう!そしてコロナ危機(COVID-19)を踏まえて一人の音楽ファンとしていま感じていることも併せて(その2)。

 こんにちは。愛球人(あいきゅうじん)と申します。

 

 今回のブログエントリーのテーマは、

 「2020年9月、Aqoursよ、悔しさを研鑽に変えよう、そしていつか絶対にドームツアーを叶えよう!そしてコロナ危機(COVID-19)を踏まえて一人の音楽ファンとしていま感じていることも併せて。」

 です。今回は、全体のエントリーとしては「第43回(自己紹介編を含めると第45回)」、ラブライブのエントリーとしては「第8回」になります。

 

 今回のブログエントリーの趣旨を、下記にて示させて頂きますと、

 (1)Aqoursの6thドームツアーの中止についていま感じていること、及び、Aqoursとして、Aqours声優の個人活動としてのこれからに願うこと。

 (最初に述べておくと、「Aqoursの6thドームツアーは『埋め尽くせる』状況が大前提、故に『いま強行することは最善とは思えない』という立場を、6月の時点から一貫してツイッターでは述べてきました。また自分は、一人のラブライバー、一人の音楽ファンとして、「個人として成功することが最終目標」というスタンスを一貫して持っています。)

 (2)いわゆる「コロナ危機」に直面する中で、自分が出会えた素敵な音楽の一端について(NiziUについても少しですけど言及します)。

 この2つです。ちなみに今日、つまり「2020年9月25日」というタイミングで今回の文章を綴らせて頂くのは、今日が、今年ブレイクしたある若い女性歌手(シンガーソングライター)の20歳の誕生日であるからが正直大きいです(個人的には、これからに期待大の逸材であると思っています。ちなみに、いわゆる「歌うま少女」は大好きな部類ですし、そこから飛躍しようとしている歌手が生まれていることに、大きな「希望」を感じています)。それが誰のことであるかは、(その4)で言及させて頂きますけど。

 

 で、文章が思ったよりも長くなっていますので、(その1)(その2)(その3)(その4)の4つの構成で書きます。

 (その1)→あるピアニストを通しての「音楽に対する考え方の変化」、及びそれを踏まえて改めて、「μ’s」に出会えた喜び、「μ’s」の社会現象の意義を振り返る。

 (その2)→Aqoursのドームツアー中止に思うこと、そしてAqours及び個人活動に対する自分なりのエールの気持ち。

 (その3)(その4)→いわゆる「コロナ危機」の中で、自分が出会えた素敵な音楽をいくつか。

 

 (その1)では、「μ’s」に出会えた喜び、「μ’s」の社会現象の意義にウェートを置いて言及しました。

 では、(その2)の本文、つまりいよいよ、Aqoursのことについての本文の執筆へと、進ませて頂きます。

 

 

 まず、2020年4月17日の自分のブログ記事のリンクから始めます。

 

aikyujin.hatenablog.com

 

aikyujin.hatenablog.com

 

 

 この、4月17日~4月18日のブログエントリーの時点で、自分は、下記のことを綴らせて頂いています。

 

 ・「いわゆる『6thドームツアー』の2020年の年内開催の実現を考えられる状況にいまはない。そもそも、Aqoursが『Aqoursらしく』させてもらえる状況にできなければ、それは『Aqoursとしてのかつてない危機』になることを意味すると考えざるを得ない。」

 ・「Aqoursがいま直面しているのは、『結成以来のかつてない最大の逆境』である。いや、『かつてない突風のような猛逆風』、この表現の方がより適切かもしれない。」

 ・「『結成以来のかつてない最大の逆境』『かつてない突風のような猛逆風』、これに陥る最大の理由は、Aqoursの『独特の応援スタイル』にある。しかもこの『独特の応援スタイル』が『生命線の大きな一つ』であること。」

 ・「緊急事態宣言が解除されて、かつ、たとえひとまずでも、『通常時に近い感じでも大丈夫だろう』というゴーサインの状況にならないと、Aqoursのようなグループは、コンサートのコの字にもならない。」

 ・「『(最終手段的な)一時的な措置』として、『アコースティックライブ』のコンセプトにして、『コール』『合いの手』を一切禁止することを明文化して、それに見合った楽曲をずらりと並べることも、Aqoursの『ドームツアー』開催実現のための一つの方法としてあるかもしれない(ただし恐らく、いくつかの楽曲は封印することを覚悟にならざるを得ないであろう)。」

 ・「Aqoursのライブを、特にグループ史上最大の挑戦になるであろう『ドームツアー」の開催実現を強く願うならば、いまできるベストの答えはただ一つ。→「『#うちで過ごそう』で、『想いよひとつになれ』、これに尽きます。」」

 

 いま思えば、辛辣なことを少なからず述べているなあと思いますけど、上述のことが、当時の自分の「ありのままの気持ち」としてあったのです。そしてこの思いは、現在も基本的には「根っこの想い」として強くあるんだろうなあと感じています。

 

 

 で、2020年6月~7月の自分のツイートをいくつか、リンク添付させて頂きます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 最終的には、Aqoursのドームツアーは中止になりました。

 ですけど、自分の中では、一旦開催を決めたときも、最終的に中止を決断したときでも、心に抱く思いを、「言葉に落とし込めずに」、それでなおさら苦しかったのです。

 

 「強行すべきではない」。これは、4月17日の時点でから抱き続けてきた、自分なりに伝え続けてきたことが、一連のリンク添付から伝わればと思います。

 ですけどその一方で、もう一つの想いとして、

 「できることならば、開催を叶えて欲しい。開催が叶えられそうな『知恵』が、あるいは『奇跡』が生み出されるならば…。」

 と思っていました。自分だって、永遠に「ラブライバー」であり、「Aqoursのファン」である訳ですから、そりゃあ、どうにかAqoursのドームツアーの開催は、叶って欲しかったですよ。実際、自宅近くの神社に、自粛期間中から何回も、足を運んで祈願し続けてきましたから。

 

 恐らく、自分のような「ドームツアーの開催強行に反対(慎重)の立場」のラブライバーは、感覚的には少数派(ツイート越しにでだと、30%程度?)であったように思います。「開催強行に反対する人間はラブライバーではない」という言葉も、正直見かけました。

 

 

www.instagram.com

 

 

 どれほど悲しかっただろう。どれほど悔しかっただろう。

 特に、りきゃこ(逢田梨香子さん)のインスタを拝読させて頂いたときは、気が付けば涙腺崩壊になってしまいました。

 

 本人(メンバー自身)のことを思えば、開催できる可能性を最後まで諦めたくはなかった、そうに決まってるじゃないですか(好き好んで「開催強行に反対」と言ってきた訳ではない、だけどそれだって「Aqoursが大好きでたまらないからこそ」!)。

 ですけど、ドームツアーの開催にどうしても悲観的にならざるを得なかったのは、結局は「Aqoursらしさ」、言い換えれば「Aqoursとしての『フィロソフィー(理念、哲学)』」、それに照らしてということが、最後までネックになったように思うのです

 確かに、開催断念の最終的な決め手は、「安全性」であったと思います。ですけど、Aqoursは一アーティストとしてみたときに、いろいろと「独特な存在」としてあるのです。その「独特さ」が「魅力」であり(だからこそ大好き!)、その一方で「十字架」でもあった。自分は正直、そう解釈しています。

 

 そう、Aqoursの「独特さ」というのは、Aqoursのライブパフォーマンスは、他の歌手とは異なり、「歌手だけで完結する訳ではない」のです。

 「観客(ファン)との一体感」、つまり「観客ありき」であること。もっといえば、「満員の観客との一体感」を前提(かつ生命線)としていること。

 「キャラとのシンクロ性」、これもAqoursが強く大切にし続けていることです。

 「楽曲がフルサイズでこそより輝ける」、これもAqoursの音楽の特徴としていることです。例えば「青空 Jumping Heart」が象徴的で、TVサイズ(90秒ver)も勿論素敵で質が高いのですけど、フルサイズでこそこの楽曲の「深み」がより伝わります。特にクライマックスのあいにゃ(鈴木愛奈さん)の歌唱は、TVサイズでは反映されません(「あいにゃの圧倒的な歌唱力」は、Aqoursの「絶対的なストロングポイントの一つ」である)。

 恐らく本人たちの中では、テレビ出演(音楽番組での歌唱)は、むしろ前向きであると思うのです。ですけど、上述のことに照らせば(特に「キャラとのシンクロ性」「楽曲疲労はフルサイズでこそより望ましい」)、使う側(テレビ番組の制作サイド)の視点に立つと、恐らく「使いづらい」と映っているのかもと想像します。いろいろと制約が厳しそう、特に「独特のスイッチャー技術」が求められることは、確かに負担に映るかもしれないなあと。

 

 とはいえ、たとえどのような理由、事情があろうとも、一人のラブライバー、一人のAqoursファンとしては、現実のライブ動員力と、テレビ出演という露出面の少なさという落差に、正直「激しく強い違和感」を抱き続けてきました。

 特にこの「違和感」、というか「危機感」は、この2020年になり、とりわけ顕著になってきていました。

 この3月30日から放送開始になった、TBSさんの「CDTVライブ!ライブ!」。この番組は「フルサイズでの生歌唱披露」を大きな生命線にしています。そう考えると、Aqoursが大切にし続けていることと「矛盾しない」どころか、本来ならば「相性抜群」であるはずですけど、ここまで半年間で、「音楽の日」を含めて、出場機会がまさかの「ゼロ」です。

 正直、「ゼロ」というのは、現実の動員力(あるいはツイッターでの拡散能力)に照らせば、やはりあまりにも乖離が大きすぎる、だけどそれが現実であるのならば、このままではAqoursが「忘れられてしまいかねない」という危機感が正直強くあります。

 

 

 で、先述において、Aqoursの「独特さ」の要素の一つとして、「観客(ファン)との一体感」、つまり「観客ありき」であること、と述べました。

 Aqoursは、いままでいくつもの素敵で圧倒的なライブパフォーマンスを示し続けてきました。それは、ライブを重ねるたびの成長の歴史ともいえます。

 

 で、Aqoursのライブで、記憶に残る場面。正直いくつもありますけど、例えば、

 

 ・サクラピンクに染め上げた『想いよひとつになれ』(1st、4th。特に1st2日目の、大「りきゃこコール」はもはや伝説)。

 ・色とりどりのレインボーに染め上げた5thライブのアンコール場面。特にアンコール1曲目の『卒業ですね』は、すわわ(諏訪ななかさん)の圧倒的なパフォーマンスもあって、とても感動的な場面になった(個人的には、5thでのすわわは「心のMVP」であったと思っています)。

 ・テレビアニメ1期を基調にした「アジアツアー2019」のソウル公演。こじんてきにはAqours自身にとっても、観客を含めた一体感という意味でも、あのソウル公演はあらゆる意味で「異次元」であったと強く思っています。言葉ではうまく形容できない伝説、と申しますか。

 

 いくつもの場面が、次々と思い起こされる。あるいは、4thライブの「Aqoursシップ」、あるいは赤く染め上げられた「My舞tonight」なども、とても素敵な場面です。

 

 個人的には、「アコースティックライブ」に活路を見出す方法で、ドームツアーを開催する方法でならば、「あり」だったかもしれない、と思っています。少なくとも技術レベルだけでならば、「できる」次元にはすでに到達していると自信を持っていえます。

 ですけどその場合、できる楽曲は恐らく限られるでしょう。それに、楽曲の問題をある程度クリアできたとして、「聴かせる」ことへの特化が「Aqoursとしてのフィロソフィー」にどこまで符合できるかは、やってみなければわからない。

 たとえそれ自体はクリアできたとしても、やはり結局は、「満員に埋め尽くせるか」という問題が生じてしまうこと。満員でできなければ、それは「Aqoursらしさ」ではなくなると思うんですよね、最後はそのネックを超えられなかったのではと(こればかりは、Aqoursの努力だけではできない、あまりにも残酷なことですけど…)。

 

 

 悔しい、悔しい、やっぱり悔しいよ。

 そう、Aqoursはいま、最大の「挫折」を、「悔しさ」を味わっ

 このままで終わってたまるかよ。こんなままで終わって、受け入れられるかよ。

 これが、自分がいま正直強く感じていることです。

 

 だけど自分は、Aqoursにとって、このドームツアーの中止は、必ずしもマイナスである訳ではない」、と強く思っています。

 そう、Aqoursは、ドームツアーという「これ以上ない最高のステージ」によりふさわしいレベルへとより一層の成長できるための「時間」を与えられたのだと。そしてその成長のための「研鑽」とは、

 「それぞれの個人活動(ソロ歌手、声優、映像、舞台など)」

 である、と思っています。より一層正確に述べますと、

 

 

 「Aqoursの一人一人よ、この挫折、この悔しさは、必ずしもマイナスである訳ではない。何故って、『神様は、乗り越えられない試練は与えない』という言葉が現実にあるのだから。

 そう、悔しさを、この試練を乗り越えるには、『研鑽』を積むことあるのみ。その『研鑽』とは、それぞれの『個人活動』に他ならないし、既に何人かのメンバーは個人としての音楽でも、質の高い音楽を社会に提示できている

 だから、それぞれが個人活動で一つでも多くのことを学び吸収することが勿論前提とした上でだけど、それぞれが個人活動で学び感じたこと、あるいは新たに身に付けた引き出しを、メンバー内で持ち寄ってシェアして、そして落とし込んでいく、還元していくことがとても大切!それが叶ったとき、きっとAqoursはよりスケールアップした状態になれるし、そのときにはきっと、ワクチンの実用化も叶って、満員に埋め尽くされた状況での、『真のドームツアー』の開催が叶うと強く信じている!

 だから、いまは『捲土重来のとき』と信じよう!そして捲土重来を叶えて、再び社会を振り向かせてみせよう!キャラや担当声優の生誕祭のときでの、その人気の健在ぶりは、今でも証明し続けることができているのだから!」

 

 

 これを強く伝えたかったのです。そう、「捲土重来」を。そして、それぞれが個人活動で学び感じたことを、持ち寄ってシェアして、落とし込んでいく、還元していくことが大切であることを!

 いままでだってきっと、「Aqoursとして」と「個人として」を繰り返して、それをプラスの循環にしていって、成功を叶えていっていたはず。

 それにAqoursのメンバー(Aqours声優)が、最終的に「叶えて欲しい景色」は、「個人としての成功」であるのです。特に願わくは、一人でも多くのメンバーに、個人として日本武道館(そして特に、りきゃこ、あいにゃは、横浜アリーナ)の景色を叶えて欲しいのです

 

 

 それともう少し。(その1)の冒頭で、

 「『世界で輝ける日本の音楽』と『国内で輝ける日本の音楽』は、必ずしも同じである必要はない。」

 と述べましたけど、Aqoursの音楽は、もともとむしろ海外向けにこそ親和性がより強いと思うのです。その意味で、最新曲である「JIMO-AI Dash!」は、

 「これだよ、こういう方向性、とても素敵だよ!『ライブ映え』という意味でも、とてもうってつけだよ!」

 そう強く抱きます。ユーロビートのような電子音が映えて(まあ、自分好みの音楽だからは正直大きいのですけど)、Aqoursの「捲土重来宣言」といえる楽曲であると思えるんですよね。ライブでだと、本編終盤の勝負どころで投入すると特に面白そう、と思いますね、最高に盛り上がれそうだと。

 

 ちなみに、この「JIMO-AI Dash!」、ひらがなにすると「じもあいだっしゅ」になります。

 そう、「じも『あいだ』っしゅ」、だから、りきゃこ(逢田梨香子。「あいたりかこ」であるから)がセンターなのかなと(追記。まあ、りきゃこ本人は「いえ、そうじゃないから」と否定しているようですけど)。

 いずれにせよ、センターがりきゃこ。表現力と容姿を大きな持ち味にしていますけど、歌唱力もこの2年ほどで大きく向上させています。「Aqoursのエース」は、自分は現時点ではりきゃこ、あいにゃの「ダブルエース(2枚看板)」と思っていますけど(ちなみにあいにゃは、きんちゃん[高槻かなこさん]と共に、りきゃこの両翼に配置されている)、りきゃこをセンターに置き、あいにゃも重要ポジションに配置、

 「うん、わかってる!これなんだよ!」

 と。その意味でもやはり、この「JIMO-AI Dash!」、Aqoursの「捲土重来宣言」の楽曲であると強く感じます。

 

 

www.youtube.com

 

 

 「いつかお客さんで満員のドームツアーが開催できると信じて。
 今までもみんなと一緒に沢山色んなことを乗り越えて来たからね!ここからまたしっかり前を向いて頑張るよ!!」

 

 りきゃこの、インスタの文章の終盤部分での、この言葉。

 自分だって、一人のファンとして同じ気持ちだよ!だから今は、着実に自己研鑽を積もう、できるベストを尽くそう!そうすれば、ステージの神様はきっと微笑んでくれるはず、そう強く信じてる!

 

 既に、とても長くなってしまいましたけど、いよいよ、(その3)へと話を進めようと思います。

 (その3)では、「いわゆる『コロナ危機』の中で、自分が出会えた素敵な音楽について」が、執筆内容のメインになります。

2020年9月、Aqoursよ、悔しさを研鑽に変えよう、そしていつか絶対にドームツアーを叶えよう!そしてコロナ危機(COVID-19)を踏まえて一人の音楽ファンとしていま感じていることも併せて(その1)。

 こんにちは。愛球人(あいきゅうじん)と申します。

 

 今回のブログエントリーのテーマは、

 「2020年9月、Aqoursよ、悔しさを研鑽に変えよう、そしていつか絶対にドームツアーを叶えよう!そしてコロナ危機(COVID-19)を踏まえて一人の音楽ファンとしていま感じていることも併せて。」

 です。今回は、全体のエントリーとしては「第43回(自己紹介編を含めると第45回)」、ラブライブのエントリーとしては「第8回」になります。

 

 今回のブログエントリーの趣旨を、下記にて示させて頂きますと、

 (1)Aqoursの6thドームツアーの中止についていま感じていること、及び、Aqoursとして、Aqours声優の個人活動としてのこれからに願うこと。

 (最初に述べておくと、「Aqoursの6thドームツアーは『埋め尽くせる』状況が大前提、故に『いま強行することは最善とは思えない』という立場を、6月の時点から一貫してツイッターでは述べてきました。また自分は、一人のラブライバー、一人の音楽ファンとして、「個人として成功することが最終目標」というスタンスを一貫して持っています。)

 (2)いわゆる「コロナ危機」に直面する中で、自分が出会えた素敵な音楽の一端について(NiziUについても少しですけど言及します)。

 この2つです。ちなみに今日、つまり「2020年9月25日」というタイミングで今回の文章を綴らせて頂くのは、今日が、今年ブレイクしたある若い女性歌手(シンガーソングライター)の20歳の誕生日であるからが正直大きいです(個人的には、これからに期待大の逸材であると思っています。ちなみに、いわゆる「歌うま少女」は大好きな部類ですし、そこから飛躍しようとしている歌手が生まれていることに、大きな「希望」を感じています)。それが誰のことであるかは、(その4)で言及させて頂きますけど。

 

 で、文章が思ったよりも長くなっていますので、(その1)(その2)(その3)(その4)の4つの構成で書きます。

 (その1)→あるピアニストを通しての「音楽に対する考え方の変化」、及びそれを踏まえて改めて、「μ’s」に出会えた喜び、「μ’s」の社会現象の意義を振り返る。

 (その2)→Aqoursのドームツアー中止に思うこと、そしてAqours及び個人活動に対する自分なりのエールの気持ち。

 (その3)(その4)→いわゆる「コロナ危機」の中で、自分が出会えた素敵な音楽をいくつか。

 

 では、今回の本文を、執筆させて頂きます。

 

 

www.nhk.or.jp

 

 

 9月20日日曜日の朝。自分は関西(大阪)に住んでいますけど、近畿地方では、NHK総合で「音のかたち」という45分間の番組が放送されていて、それを視聴させて頂きました(全国版では、9月25日金曜日の0時からの放送。尤もそのときは裏番組にあたる「BanG Dream!」シーズン3、13話(最終話)を視聴していましたけど)。

 

 取り上げられていたのは、川上ミネさん(ピアニスト、作曲家)。

 京都とマドリード(スペイン)を拠点に活動している、いわば「世界を股にかける」音楽家です。いわゆる「クラシック音楽」になります。

 恥ずかしながら、この番組のときまで(厳密には、事前番組になる「ぐるっと関西おひるまえ」[2020年9月18日放送回]のときまで)、川上さんのことを存じなかったのですけど、番組を視聴させて頂いて、曲作りの過程もですけど、特にクライマックスになる、雨の春日大社でのピアノの奉納演奏(雨でしたので、屋内の特設ステージからでした)。

 「雨が降って、むしろより良くなった」という趣旨のことを川上さんは述べていますけど、雨の春日大社と、川上さんの「流れるような音楽」が、「シンクロ」になっていたんですよね。そう、まさしく自分の中では、「心が洗われる感覚」になったのです。

 

 で、「音のかたち」を視聴し終えたとき、自分の中で、ある「考え方の変化」が生まれました。

 

 「『世界で輝ける日本の音楽』と『国内で輝ける日本の音楽』は、必ずしも同じである必要はないこと。」

 (この場合、「海外の人々に受ける」「国内の人々に受ける」というニュアンスに換言して読んで頂けると、より伝わるかもです。)

 

 そう。川上さんの音楽は、「世界で輝ける日本の音楽」です。

 より正確に述べれば、「世界の人々に、自分の音楽、日本の音楽を伝えたい」という活動スタンスの感じかなですけど。

 で、「世界基準」。これは特に、サッカー指導者(若い世代の人々には、「サッカー解説者」のイメージが強いかなですけど)の山本昌邦さんが、好んで用いている言葉ですけど(実は2004年アテネ五輪の日本代表監督です)、日本の音楽(特にいわゆる「J-POP」)は、「世界基準」からかけ離れていると、少なからず指摘されてきています。

 このことについては、程なくして改めて言及させて頂く感じかなですけど、川上さんの春日大社での奉納演奏は、映像越しですけど、「心を激しく揺さぶる」感覚だったんですよね。ああ、「感動」ってこういうことをいうのかな、と。有難うございます、の感じです。

 

 

 いま、「『世界で輝ける日本の音楽』と『国内で輝ける日本の音楽』は、必ずしも同じである必要はない」と述べました。また、「世界基準」という言葉にも言及しました。これは、自分がラブライバーになった経緯と強くリンクしています。

 

 μ’s」が社会現象を生み出した、あの伝説の劇場版が、2015年のことです。で、自分は、まさしくこの劇場版がきっかけで、ラブライバーになりました(より厳密には、2014年にBSプレミアムで放送された「アニサマ2014」、及び、2015年7月13日の、NHKEテレ「Rの法則」の再放送回がきっかけです。アニサマ2014」のエンブレムは、自分の中では「永遠に心のエンブレム」であるのですけど、これは、自分がμ’sという永遠の伝説に、南條愛乃という歌姫に、内田彩という努力の天才に出会えた喜びと原点を永遠に大切にし続けよう、という思いからです。

 

 そもそも、「アニサマ2014」を見ようと思った、及び、「Rの法則」の再放送回を見ようと思った時期(後者については、本放送回の日は予定があって見られずでとても悔しい思いでした)は、「既存のJ-POPに対する限界感」が、自分自身の中でふつふつと、それでいて確実に(あるいは急速にかもしれません)膨張していっていた時期でした。

 当時、自分は「いきものがかり」の音楽を、特に聴いていました。「YELL」「ありがとう」など、素敵な楽曲がいくつもあるんですよ。

 ですけど、その素敵な音楽に対して、評価がついてきていない感覚があった。これは、いきものがかりのみならずですけど、「本物の音楽」が評価されていないような…、という「激しく強い違和感」でした。

 

 そのような中で、アニサマ2014。特に、「sister's noise」(fripSide)を聴いた衝撃。

 ソロ歌手として(南條愛乃として)の透明感あふれる歌唱と、これが同一人物なのかと(勿論、プラスの意味でです)。そう、「この世界には、この日本の音楽には、こんな『最高に狂っている』音楽があるのか」と(「狂っている」とは、この場合、「褒め言葉的なニュアンス」です)。

 それから半年。「START:DASH!!」「Snow halation」、そしてスクリーンで鑑賞した「僕たちはひとつの光」。

 「これだ!自分が出会いたかった音楽って、きっとこれなんだ!」

 そう強く感じた。そして気が付けば「人生で最高に夢中になれて」、いまの自分がいます。

 

 いわば自分は、2015年、「μ’s」が生み出した社会現象に「乗っかった」立場になるのでしょう(自分の中では「乗っかった」という認識は全くないですけど)。あのときの社会現象は、いま振り返ってもとても強い衝撃です。

 あのときの「μ’s」は、いわば「人が人を呼ぶ」ように、まるで渦のように「巻き込む力」がすさまじかった。風のように駆け抜けた、奇跡のような10か月間。これほどの衝撃、奇跡、伝説は、少なくとも自分の知る限りではこれまで似たような奇跡の歌手(グループ)は日本ではいません。

 (「10か月間」というのは、劇場版の公開日が「2015年6月13日」、東京ドームでのファイナルライブでマイクを置いたのが「2016年4月1日」であるからです。ちなみに2020年1月18日に「ラブライブ!フェス」で、再びマイクを持つことになり、自分もとても嬉しかった一人ですけど。)

 

 2015年、あのときの「μ’s」は、日本の音楽界に風穴を開けました。

 で、この2020年、この「μ’s」の社会現象と、ある意味では恐らく似ていて、ある意味ではない実としては恐らく異なる、でも「歴史は繰り返す」とはっきりといえる社会現象が、既に生まれています。そう、「NiziU」です。

 

 「似ている」、いや、はっきりとした「共通要素」といえるのは、2015年の「μ’s」も、2020年の「NiziU」も、第1のこととして、

 「既存のJ-POPを見限った、本物志向の歌手を蔑ろにする傾向が否めないJ-POPに強い限界感を感じて、異なる音楽を求めた層の受け皿になった」

 ということ。「μ’s」と「NiziU」では、音楽的な傾向は恐らく異なりますけど、「あっ、これが自分の求めていた音楽だ!」「本物の音楽だ!」と感じることができた、という意味では、恐らく共通しているように思います。

 

 第2のこととして、「社会が大きな危機にあること」、及びそれによる「社会の変化という背景」があります。「『閉塞感』を打破できる存在」が求められていた、それに符合できる存在として登場したという意味でも、共通要素といえるでしょう。

 2015年の「μ’s」だと、東日本大震災。特に「絆」「共生」「違いを認め合う」「生きる勇気」ということが、社会的に強く求められており、それは「μ’s」(及び、「Aqours」「虹ヶ咲」にもいえる)の世界観に少なからず投影されていると映ります。

 2020年の「NiziU」だと、「コロナ危機」(「コロナ禍」という表現は自分は正直苦手ですけど、「コロナ危機」だと不思議とすとんと落ちます)。特に「差別をしない」「多様性」「違いを認め合う」「生きる勇気」ということが、社会的に強く求められている中での登場になりました。まだ、音楽にどれほど世界観が投影できているかは全容はわからないですけど、求められているニーズに恐らく符合しているのだろうということの想像はできます。

 

 とはいえ、異なる要素も勿論あります。

 正直、2020年の「NiziU」は、恐らく半分以上は「つくられた社会現象」の感があります(「上から下に巻き込ませようとしている感じ」に近いかもしれない。勿論完全にそうである訳ではないのですけど)。少なくとも、「勝ちにいっている」ことを隠そうとしていないことは、一音楽ファンとして正直感じていることです。

 それに対して、2015年の「μ’s」は、ほぼ完全に「ファンが生み出した社会現象」「ファンが日本社会を巻き込んだ」といえる)であるのです。もっといえば、「日本社会を振り向かせた」のです。

 日本の場合、特にファッションとかで顕著ですけど、流行を「意識的につくろう」とする傾向があります。それと共に、「長いものに巻かれろ」的な傾向、あるいは「数は力」「規模の大きさこそ正義」「強いブランド志向」という傾向も、正直強くあります。それ故であるのか、「草の根的な社会現象」が、少なくともほぼ純粋な形で、かつ大きなスケールとして生み出された事例は、少なくとも自分が知る限りではほとんどありません。

 しかし2015年の「μ’s」は、「草の根的な社会現象」という「不可能を可能にする」、まさしく「それは僕たちの奇跡」を、本当にやってのけたのです。だから「奇跡だよ!」と、強く誇れる感じとしてあるのです。

 

 

 で、自分は、「μ’s」に、「ラブライブ」に出会えたことで、世界が大きく拡がり深まりました東日本大震災の復興支援活動に微力ながら参加させて頂いて、東北に向き合い続ける過程と同等以上に、世界が大きく変わったと自信を持って強く感じています)。これはまさしく、自分自身の「人生の自慢、誇り」としてあるのです。

 「μ’s」「ラブライブ」を切り口に、こんなに素敵な音楽が、映画があるんだと学び感じることができるようになったこと。特に映画鑑賞は、「ラブライブ」の劇場版をきっかけに、すっかり自分の趣味の一つになりました。

 「μ’s」「ラブライブ」との出会いは、既存の「J-POP」との向き合い方も、より前向きな感じへと変えてくれました。「心のメインフィールド」は、「声優アーティスト」「アニメソング」としてあるけど、既存の「J-POP」だって、いいものはいいんだ、この歌手は本物の音楽と感じられる、そう前向きに感じられるようになりました。

 

 正直、例えば、その時々のJ-POPを牽引する(先頭に立つ)歌手(グループ)のファンでいたら、どれほど心が楽でいられただろう、と感じることはあります。例えば、「AKB48」、「乃木坂46」とか。

 (ちなみに「ポニーテールとシュシュ」「365日の紙飛行機」「純情U-19NMB48の楽曲)」「インフルエンサー」など、AKBや乃木坂でも好きな楽曲はいくつも存在しています。)

 あるいは、「Little Glee Monster」(通称「リトグリ」)。正直、リトグリが自分の中で、あと1年~2年ほど早く出てきていたら、自分が効く音楽の軌跡は、また違っていたのかもと思う、それほどに素敵な存在です(というか、リトグリがあと1年~2年ほど早く出てきていたら、「μ’s」がこれほどの社会現象にはなっていなかったかもと正直思っています)。5人のいずれも、とても高いレベルにありますけど(「もっと評価されてよい」と強く思っています、はっきり言って)、特に、manakaさんはその中でも、「すごい」「超絶」と正直強く感じるほどです(ちなみに小学6年生~中学1年生のときの「ものまねグランプリ」に歌うま部門の一般参加者として登場したときの動画があるのですけど、当時から既に「異次元」「レベチ」でした)。

 実は昨秋(2019年秋)に、リトグリの展示会(あべのハルカス)を見させて頂きましたけど、とても素敵だったんですよね。一人の音楽ファンとして、これからも温かく楽しみにし続けていたい、そう強く思っています。

 

 そのような感じですけど、でも自分の中ではやっぱり、「μ’s」「ラブライブ」に出会えたからこそ、「音楽って、映画って、こんなに素敵なんだ」と思えた、それが素直な感覚としてありますし、自分の中では、「μ’s」という存在は「永遠の心の原点」としてありますし(この源流を辿れば、子ども時代に「セーラームーン」に夢中であったことにになるのですけど。その意味でも、ラブライバーになることは恐らく「運命」だったんだろうなと感じます)、「永遠にラブライバー」である、自分の中ではこれははっきりと強く抱くこととしてあるのです。

 だからこそ、今回のAqoursのドームツアーの中止のことは、自分自身、いろいろな想いが複雑に交錯している感覚としてあるのです。

 

 

 では、続きを、(その2)にて綴らせて頂きます。

 (その2)では、「Aqoursのドームツアーの中止のこと」が、執筆内容のメインになります。

【俺の甲子園】2020年9月中旬、2020年秋季和歌山県大会総括。

 こんにちは。愛球人(あいきゅうじん)と申します。

 

 「俺の甲子園」の本格的なブログエントリー記事、第31回は、

 「2020年秋季和歌山県大会総括」です。

 

 総括記事というテーマですけど、主として、

 「全体の総括(これがメイン)」「自校の総括」「自校の現状(少し触れる程度です。まだ選手の具体的なデータ取りもできていないので)」

 この3つのテーマで、順に文章を進めていこうと思います。

 

 では、本文の執筆をさせて頂きます。

 

 

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 「代が変わっても、やはり絶対王者は健在であった」。

 今回の秋季和歌山県大会、全体の総括で真っ先に感じることは、まさしくこれです。

 そう、優勝は、樂月さん。これで樂月さんは和歌山での公式戦は4大会連続での優勝です(県内公式戦で「28連勝」になります)。まさしく「ぱねぇ」です。

 

 今回の樂月さん、実は大会前半は割と苦戦していました(実は今春の大会でもスロースターター的な感じではあった)。もともと今季の代は、昨季の代(今夏までの代)に比して、投手力は健在(圧倒的)、守備力は上昇、しかし打撃力は結構落ちてる(それでも和歌山では依然として恐らくTOP5には入るとは思うが)、という感じには映っていましたけど。

 ですけど、転機になったのは恐らく、4回戦のレナス戦でのラスト2イニングでしょう。それまでは「1対1」の同点と苦しんでいましたけど、ラスト2イニングで一気に突き放して(レナスさん側も投手のカードを事実上使い切っていた感じではあったが)、最終的に「7対1」の快勝に持ち込みました。

 この次戦の5回戦、栄西戦。相手は「ほぼ完全1年生チーム」ですけど、超大型三塁手の高橋(20200197。LR選手)を中心に、特に強力打線を形成しており、この大会の一つの大きな山になるであろう、と思っていました。しかし結果は「6対0」のワンサイドゲームに。これで完全に勢いに乗り、優勝へと駆け上がった感があります。

 

 決勝の相手は、南海学園さん。展望記事では昨秋以降ずっと「要注目校」に上げ続けてきて、今大会では「第3集団ではあるが、そう遠くないうちに第2集団に入っても不思議ではない」という位置付けにまできました。

 見た目の戦力値は、実はそれほど突出という訳ではありません。エースの村上くんは和歌山では有数の好投手ですし(樂月さんの「投手3本柱」を除けば、トップ投手になるかもしれない)、主砲の横田くんも質の高い右の強打者であり、投打に大きな柱という強みを持ちますけど。

 ですけど、県内レートランクは昨年の年末以降では和歌山でTOP10の常連になっていますし、今春も最終成績は8強ですけど、その敗戦は樂月さんとの「0対1」の激戦の結果でした。

 絶対的エースを基軸に接戦に活路を見出せれば…という意味で、自分は、南海学園さんのことは「(今夏までの)亮太ミラクル学園さんの強化版」の位置付けで見ていました。とにかく接戦に強いことで共通しているんですよ、この両校は。

 

 で、今回の南海学園さん。転機になったのは5回戦の中洲学園戦でしょう(結果は「6対3」の勝利。3回終了時点では「1対3」と苦戦も、中盤以降で着実に加点して勝利に持ち込んだ。エース村上は勿論、2番手投手の鈴木くんの好リリーフも大きかった。ちなみに今夏の5回戦のリベンジ成就でもありました、このときは「5対2」で中洲学園さんの勝利でしたので)。

 実は今回、樂月さんが決勝にきた場合、最も相性的に苦しむかもと映る相手は、中洲学園さんになるのではと思っていました。なにしろ中洲学園さんは、「LR強打者トリオ(林、矢野、佐藤祐)」を中心とする超強力打線を擁していますから。「樂月さんの『投手3本柱』vs中洲学園さんの『超強力打線』」、構図も実に分かりやすいですし。

 それほどに中洲学園さんはこの代に照準を合わせてきた。ですので、中洲学園さんに競り勝ったのは、南海学園さんにとって大きく勢いづけることになったと映ります。

 南海学園さんは、準々決勝、準決勝も接戦を勝ち上がる、いわば「らしい」勝ち方での決勝進出でした(準決勝の相手は「5強」の一翼である那智勝浦さん。スコアは「7対4」)。

 

 決勝の最終スコアは「2対0」、優勝は樂月さん。今春の準々決勝のときに続いて、ロースコアでの激闘でしたけど、スコア以上に、樂月さんは「強いなあ」と感じた決勝でした。

 とはいえ負けた南海学園さんも、「見紛うことなき好チーム」です。というのも、2019年新人戦以降の公式戦4大会連続で「16強以上」であるのですけど、「負けた相手」(及びその点差)を見ると、その「質の高さ」は強く伝わってきます。

 

 2019年新人戦 樂月さん(5回戦、2対3、1点差)

 2020年春季大会 樂月さん(準々決勝、0対1、1点差)

 2020年夏季大会 中洲学園さん(5回戦、2対5、3点差)

 2020年秋季大会 樂月さん(決勝、0対2、2点差)

 

 で、この和歌山。この2年ほど、樂月さんが「絶対王者」として君臨しています。

 地方部の県で似たような県でだと、鳥取に近いのかなです(金桃夏さんが樂月さんの地位に相当する)けど、そう、「果てしなく遠い、そり立つ壁」なんですよね、樂月さんという存在は。もう、「ただ、すごいなあ」と思うのです。

 

 では、「5強」の最終結果は、どうであったか。

 

 「樂月さん(優勝)、那智勝浦さん(3位[3位決定戦で県立和智弁さんに「6対3」で勝利)、中洲学園さん(5回戦)、陵南さん(3回戦)、クロマティさん(8強)」

 

 準優勝の南海学園さん、3位の那智勝浦さんも、近畿地区大会に進出ですので、「甲子園への道」があることになります。樂月さんを含めて、1校でも、「和歌山から甲子園への道を絶対に叶えて欲しい」、そう強く抱きます。

 

 ですけど、秋季大会を終えて、いま気に掛かっているのが、陵南さん。

 3回戦で敗退して以降、試合活動がありません。

 まあ、大会後数日ほど試合活動がないでいうならば、自分はそれがいつも(もはやルーティン化。練習は毎朝欠かさずにしていますけど)ですけど、実は陵南さんは注目校に入れている1校ですけど、どうやら練習もしていない感じです。「よほどショックが大きかったんだろうなあ…」と想像します。

 

 このままの展開になると仮定するとですけど、来春に向けては、

 「樂月さん、那智勝浦さん、中洲学園さん、クロマティさんの『4強』に、南海学園さん、貴志川さん、亮太ミラクル学園さんあたりが絡む」

 いまの段階でですけど、この構図になってくるのかな、と自分は思ってます(貴志川さんは今秋はまさかの初戦敗退でしたけど、この代の手持ちの選手の質は高いと思ってます)。

 これを、「高校野球特集号」さん風な表現にできるだけ近付けて(そうできている自信は、勿論正直ないのですけど。激汗)、自分なりに表現してみようと思います。あくまでも、「いま春季大会が開幕でならば」という注釈付きであることに御留意して頂ければと思います。

 

 

 「この2年ほど和歌山の高校野球界をリードし続けて、今夏は甲子園8強、今秋も含めて現時点で和歌山の公式戦で4大会連続優勝を継続中の樂月が中心に君臨する。エース小林を中心とする投手3本柱がとても強力であり、打線も4番鈴木徹を中心に質が高い。

 追走の1番手は中洲学園か。林、矢野、佐藤祐を中心とする強力打線に大きな自信を持つので、投手陣の成長が悲願の優勝への鍵を握る。今秋3位の那智勝浦はエース谷、主砲藤吉を中心に投打両面で総合力が高い。2019年夏優勝のクロマティも投打に質が高く、再びの優勝は充分に射程圏内である。

 今秋準優勝の南海学園は、戦力値的には上位4校とやや差はあるが、試合運びの巧さで安定して上位進出をしてきた注目校である。また、投手層が厚く打線も好バランスの貴志川、突出したタレントは不在だが良質な試合運びでコンスタントに上位戦線に名を連ねる亮太ミラクル学園も、面白い好チームといえるだろう。」

 

 

 うーん、やっぱりまだ少し長いかな…、という感じも我ながらしますけど、自分なりに現状の勢力図を描くと、このような感じになるのかなと思ってます。いま挙げた7校は、ほぼ常に「県内レートランクTOP20」に名を連ねていますし、一定以上の戦力値を併せ持っていると映りますので。

 実はこれに、現1年生にタレントを多く擁している栄西さんも入れようと思ったのですけど、秋季大会終了後、チーム状態を落としている感じですので、ここでは記述から外しましたけど、自分の中では変わらず要注目校の位置付けです。

 

 新人戦(1年生大会)が終われば、まとまった時間が取れればですけど(それがいつのタイミングにできるのかが問題ではありますが…)、県内の勢力図の参考としての数値分析ができればと思ってます。それにより、それぞれの学校の立ち位置がより見えてくるのかなの感じではありますので。そう考えると、「自分自身のリアルに聞いてくれ」になってしまいますけど…(激汗)。

 

 

 全体としては、およそこのような感じです。

 ではここからは、「自分のこと」について、ざっくりとですけど総括をさせて頂こうと思います。

 

 

orekou.net

 

 

 「初戦敗退(2回戦敗退)」。相手は、ふみゆしかさん、スコアは「0対5」。

 初戦敗退は、今春(相手は、荒れ荒れさん。「2対9」)以来、自身2回目です(このときも2回戦からの登場でした)。

 結果は「失意」です。ですけど自分の中では、「落胆」という感覚は実はあまりなくて、現有戦力(と、この2か月ほどの試合内容)に照らせば、今秋の結果(及び完封負けという内容)は「まあ、そうなるでしょうね」、これが正直な感覚です(完封負け自体はさすがに落胆ではありますけど、「2~4点ほど」を取れれば御の字かなとは正直思っていました)。組み合わせ抽選の結果、2回戦からの登場になり、手の内があまり分からない相手になった時点で、「とても厳しい闘い」になることは覚悟はできていましたから。

 対戦相手の分析をしようにも、相手はぎりぎりの時期まで3年生を交えた起用をしていたので、その意味でも「お手上げ」でした。いずれにせよ、前向きな要素を見出すこと自体が難しかった、その意味で「運を引き寄せられなかった」ことをも含めて、「これが自分の現状でしょう」の感覚です。

 

 

 (図解1)2019年9月中旬、きのくに未来学園、ポジション別の現状。

 (現1年生のみ記載。ですので、「2020年の番号」との解釈で読み進めて頂ければです。]

 

 (投手)安原(98)、浜口(52。☆4)、小野瀬(20。☆5)、稲山(49、☆4)、佐々木渓(53、☆3)の5人が現状で計算できる存在。このうち佐々木渓を除く4人は既に今秋に「18人枠」入り、小野瀬は出場を叶えた。このうちまとまった投球回や試合数を既に積めてるのは「浜口、小野瀬、稲山」の3人。

 現状では、先発でも計算できそうなのは浜口の1人のみ。故に、基本は救援として起用の構想の小野瀬を、今秋の大会終了後、3試合で先発経験を積ませた(非常時の先発という選択肢はあり、という感触。基本は救援起用で張ることは変わりないが)。小野瀬、稲山は基本的に救援としての起用(稲山は救援に完全に専念)。

 佐々木渓は今秋の終了後、救援として試合数を積み始めてる段階。安原は貴重なUR投手であり、先発として目途が立つと望ましいけど、強い信頼とまではできてない現状。

 浜口、稲山、佐々木渓は1月の10連終了時点で「☆5」に到達して欲しい。小野瀬は今後も中長期的に救援投手でフル回転になりそう。より最善の道は、「UR左腕投手トリオ(102、106、108)」の一翼の入学、それが叶わなくともUR投手がもう一人入学が叶え場ではあるけど(ただし100、105の場合は即刻で合成餌)、果たして。

 

 (捕手)福本(110)が正捕手。「守備力B、肩力C、バントC」であるので、守備型捕手として理想的。打撃には目を瞑るので「8番」で固定。控えは関田(56。☆3)。打撃力、特にミートが高く、今秋の終了後は「6番・左翼手」で起用中。☆5が叶えばバントはカンストにできそうで、これも「打撃型捕手」として理想的な第2捕手といえる。

 (一塁手)近藤(63。☆4)が正一塁手。打順はやや流動的だけど、最近は「3番」でほぼ固定。ミート、長打力がいずれもB到達であり、中長期的にも打線の重要軸と期待大だけど(個人的には1期生の代での小林のような存在になって欲しい」、彼を「4番」または「5番」におけるとより理想的だが。

 (二塁手)阿久津(140)が現状の正二塁手。現時点では「5番」に座る。かつての「2018年、SR89」を彷彿のイメージで、「長打力、盗塁能力」が特徴。最大の理想は「139(1番打者の理想型)」「133(確実性とバント技術を兼備、6番打者でならば◎)」「141(右の長距離砲。5番に置ければ6番に村山を置ける)」のいずれかだけど、阿久津のままでも好打者なので大丈夫の感じ。

 (三塁手)長谷川(153)が現状の正三塁手。この代では有数の強打者のナンバー。現状では出塁型の打撃成績であることを踏まえて「2番」でほぼ固定。とはいえ最大の理想は「145(1番打者の理想型であり、最も欲しいナンバーの一つ)」、次点で「146(打撃力と走力を兼備)」。特に意中の「145」が叶えば、長谷川は左翼手あるいは二塁手への転向を検討になりそう。

 (遊撃手)田島(162)が現状の正遊撃手で、現時点では「7番」。バランス型であるが、現状では自分の評価は高くない。正直この代での遊撃手のナンバーとしては、自分の評価は最も低いんですよね、ですので他のUR遊撃手ナンバーが来たら、即刻で入れ替えたいのが正直な気持ちです。特に重視したいのは「守備力、走力、バント技術」ですけど、それをできるだけ満たせるナンバーであるほどより望ましいですが、果たして。

 

 (外野手)。現時点では、no.1の横田(172)が「1番・中堅手」、no.2の村山(89。☆4)が「4番・右翼手」。あとの1枠、つまり「6番・左翼手」を郡(86。☆4)と関田が争う(今秋は郡が正左翼手であったけど、大会終了後は関田が継続起用)。

 チームの理想としては、外野手を2人獲って「外野手、外野手、横田」または外野手を1人獲って「外野手、横田、長谷川(三塁手から転向)」で、村山を控えに回せれば最善。次善としては「外野手、横田、村山」であるけど、いずれにせよ外野手を少なくとも「1人」は欲しい。いずれにせよ現チームでは外野手は「最重要補強ポイント」。

 その中でも、より望ましいのは「3番」に置いて「ポイントゲッター」を担わせられるとより理想、その上である程度以上の走力とミートがあるとなおよい(例えば「189、190、187、188、176、177、179」のような「いかにも強打者」タイプは勿論、「169、185、186」とかのタイプでも面白いかもしれない。「178」は走力に目を瞑れば打撃特化としては魅力的であるし、「173、181」も選択肢になり得るかも)。いずれにせよ、村山を打撃能力で上回る外野手を1人、できれば2人欲しい。

 

 

 およそ、このような感じです。そう考えると、現時点での「理想布陣」は、下記の感じになります。

 

 1(三)145

 (145の補強失敗時は、右翼手で横田)

 2(右)横田

 (145の補強失敗時は、三塁手で長谷川)

 3(中)外野手

 4(一)近藤

 5(二)141

 6(左)村山(or外野手)

 (二塁手が133、阿久津だと、左翼手は5番のイメージ)

 7(遊)遊撃手

 (補強に失敗の場合は、田島が継続)

 8(捕)福本

 

 およそ、このようなイメージですけど、現有戦力の最大の問題は、

 「UR結晶を行使したいと思える選手が事実上いないこと

 これに尽きるのです。この代では、UR結晶を使いたい選手は、一気に「☆5」まで上げる、そのような選手をできれば2人つくりたいと思っています。これが「投手1人、打者1人」か、「打者2人」かは、1月上旬の10連終了時での全体の顔触れ次第ではありますけど。

 ですけど、「☆5」にしたいからには、「一人で違いを生み出せる」、それにふさわしい選手でなければ意味付けができません。現有戦力でも、横田、長谷川、安原は「☆2~☆3」でならば一定の意味は生まれるかなではありますけど、この代では「LRクラス」を生み出したいのです。

 

 そう、この代(3期生主体の代)で自分が目指しているのは、

 「2022年夏の県8強以上、願わくは優勝」

 であるのです。例えば、4回戦進出を目指すならば、現有戦力でなり、1期生の代のときのような「☆2UR主体」でよいのです。あるいは、4期生~5期生の代で構想しているような感じでよいのです。

 しかし、この3期生の代は、学校史上最大規模の大型投資を構想している代です。「この代で勝負をかける」、それが自分自身にとって「最も後悔しない方法」と心に決めたこと。

 ですけど、いまは正直、内心焦りはあります。交流がある学校、あるいは同じ和歌山の学校でも、無課金、微課金を公言する学校で、自分が欲しいナンバーの選手を複数人、既に入学及び戦力化できている学校を目の当たりにすると、むなしさを覚えたりするほどですから。

 

 特に現有戦力で最大の問題点は、打線の基軸になり得る、とりわけ「3番」が最適任と思える打者自体がいないことです。1期生の代でいう、田中陸の役割の選手が不在である訳です。「この打者のときに1打席でも多く得点圏で回せれば、きっとなんとかしてくれる」と思える存在がいるかいないかで、チーム力的には大きく異なってくると自分は思うのです。

 現有戦力では特に「3番」が不在であること。ですので、今秋の「初戦敗退」は、自分の中では「まあ、そうでしょうね」になってしまうのです。自分の中では、「STAR JET」どころか「スタートライン」にさえできていないのです、それがとてももどかしい(はい、アニメ『アイカツスターズ』になぞらえさせて頂きました)。

 

 いずれにせよ、いまは「我慢」と自分に言い聞かせる感じです。あくまでも「本当の勝負」は、1月上旬の10連が終わり、今季の陣容が確定できたときに始められる、と自分の中では思っていますので(故に11月下旬の新人戦[1年生大会]でも、苦しい戦いは覚悟になるのかな、の感じですけど…)。

 ただ、繰り返しになりますけど、「強打の外野手」は欲しいですね、それと願わくは「145(または139)」も。尤も「我慢」の現状であろうとも、いまできる全力を尽くすことが大切である訳で、例えば投手で、安原、稲山の信頼性をより高められればとか、いまでもできることはあるはずではありますので。

 

 

 およそ、「俺の甲子園」の現況報告としては、このような感じです。

 今後も、この「プレイ日記」を恐らくゆるく綴らせて頂く感じですけど、何卒よろしく御願い申し上げます。

【俺の甲子園】2020年秋季和歌山県大会展望(きのくに未来学園目線。その2。ブロック別の展望編)。

 こんにちは。愛球人(あいきゅうじん)と申します。

 

 「俺の甲子園」の本格的なブログエントリー記事、第30回は、

 「2020年秋季和歌山県大会展望(きのくに未来学園目線)」です。

 

 今回のブログエントリーを執筆させて頂くにあたり、いままでの(2019年春季大会からの)「展望記事」「総括記事」「勢力図記事」を含めて、「俺の甲子園和歌山展望総括」というカテゴリーを新規に設けさせて頂いております(これは勿論、今回のブログエントリー記事でもそうです)。

 実際、こうして展望記事を綴ることは、自分自身の「モチベーション」としてありますし、展望記事が「最もアクセス数がある」感じですし、大会ごとに展望に登場する学校は変化していきますので、そういった変遷を辿れるようにする意味でも、別途カテゴリーを設ける必要があるかなと考えた訳です。

 

 大会の展望記事は、これで「6回目」になります。

 (2019年春、2019年夏、2019年秋、2020年春、2020年夏、今回。)

 

 今回のブログエントリーは、あくまでも、「きのくに未来学園(愛球人)の独断的な目線で」ということに御留意の上で読み進めて頂ければと思いますし、「個人的な想い」も少なからず混じっていることを御理解頂いたうえで、読み進めて頂ければと思います。

 (まあ「独断と偏見」全開であるのは、この展望記事ではもはや恒例かなではあるのですけど。)

 

 (その1)では、「全体の展望」「自校の展望」をさせて頂きました。

 では、(その2)の本文の執筆、つまり「ブロック別の展望」をさせて頂きます。

 

 

 (図解5)2020年秋季和歌山県大会、8つのブロック別の展望(きのくに未来学園目線)。

 ((☆)は「全体的な展望編」で示した「有力21校」。(★)は「2019年秋~2020年夏の公式戦」で「8強以上」を1回は到達できている学校、(◎)は「2018年秋~2019年夏の公式戦」で「8強以上」を1回は到達できている学校。)

 

 Aブロック(2回戦[第1試合~第8試合])

 (樂月が安定の本命だが、突破は必ずしも容易ではない感が。)

 有力校の構図(樂月+田邊商業、栄西

 ブロックシード(樂月)、準ブロックシード(田邉商業)

 

 全体展望でも本命に挙げた「第1シード」の樂月さんが、ブロック内でも大本命です。「小林、菊池、斎藤」の「投手3本柱」が特に強力で、4番に座る鈴木もこの代では和歌山で最高レベルの打者でしょう。ですけど全体的なチーム編成では、前世代では圧倒的な強力打線を押し出してたことに対して、この代では「バランス型」にシフトの感じで、テイストを変えてきています。尤も見た目の戦力値的には、やはり和歌山では「no.1」の座であることは不変ではありますけど。とはいえ、樂月さんの突破は「必ずしも容易ではない」と映ってます。

 順当ならばまず、4回戦で高倉学園和歌山さんとの対戦が有力でしょう。見た目のチーム力は必ずしも高くないですけど、豊富な経験値という強みがあります。

 5回戦になると、豊富な投手力が(伝統的な)強みである田邉商業さん、大型三塁手にして和歌山で最高レベル(樂月さんの鈴木以上かもです)の右の強打者である高橋を中心に強力打線を形成する(しかもほぼ完全1年生チームである)栄西さんのいずれかとの対戦になります。好バランスのチームをつくる私立和智弁さんも、対戦相手になる可能性は少なからずあるでしょう。特に田邉商業さんだと、ロースコアに大きな自信を持ちますし、栄西さんだと集中打に持ち込める可能性を秘めてます。

 正直特に、樂月さんの5回戦の対戦相手は消耗性が高いと映ってます。そこを乗り越えれば一気に4強に駆け上がる可能性は充分とも映りますが、他校のチャンスが全くない訳ではない、とも映ってます。

 

 

 Bブロック(2回戦[第9試合~第16試合])

 (投手層が分厚い智辯南部、八幡神社が有力だが5校ほどが群雄割拠。)

 有力校の構図([不在]+智辯南部、八幡神社

 ブロックシード(保田)、準ブロックシード(尾花)

 

 この組を簡潔に述べれば「突出した学校がない、どの学校にもチャンスがある組」と映ります。少なくとも、5校ほどが水準以上での立ち位置で拮抗していると映ります。

 その中であえて最有力校を挙げるならば、智辯南部さん、八幡神社さんでしょうか。いずれも投手力に大きな自信を持っており、打線の質も水準以上です(投手力ならば少し智辯南部さんですけど、得点能力でだとわずかに八幡神社さんでしょうか)。

 とはいえ、この2校と他の有力校との差は、1歩ほどの差とはいえないかなと映ってます。加えて智辯南部さんと八幡神社さんは、順当だと5回戦での対戦ですけど、そこに辿り着くまででも必ずしも容易ではない感じと映ります。

 智辯南部さんの山には、ブロックシードで好バランス型の保田さん、豊富な経験値を持ち試合巧者型である和歌山和歌山さんがいます。特に和歌山和歌山さんは打撃力の質の高さがプラスされてますので、ブロック突破へと駆け上がる可能性は決して低くはないでしょう。

 八幡神社さんの山には、試合巧者型である有田川さんがいます。練習試合と公式戦でチームカラーを結構変えてくることを厭わないので(故に早期の対戦だと分析が容易ではない)、なおさら手強い存在と映ります。

 実は直近でだと、今夏のoreさんが、ブロック内でのハードル(消耗性)があまり高くなかったことを活かしてもあってか、一気に準優勝へと駆け上がりました(2019年春の町田さんも似たようなケースです)。今回、この局面を活かせる学校はどこか、そしてどこまで駆け上がれるのか、とても興味深い感じでいます。

 

 

 Cブロック(2回戦[第17試合~第24試合])

 (陵南が他校を大きくリード。他校の可能性はワンチャンあり得るか。)

 有力校の構図(陵南+[不在])

 ブロックシード(陵南)、準ブロックシード(県立和智弁

 

 投手では一木、近藤、米丸、打者では吾妻、池田、山下、郷田など、投打に上質のタレントを多く擁する陵南さんが、他校を大きくリードする、いわば「絶対的な大本命」と映ります。吾妻、池田、山下は、昨年の代の時点で既に主力打者でした。早期の試合(2回戦~3回戦)で崩れなければ、恐らく高確率でのブロック突破が濃厚でしょう。

 これに対抗できるとすれば、強いて挙げるならば(それほどに力の差がある)、準ブロックシードで打線に自信を持つ県立和智弁さん、あるいは安定して好バランス型のチームを形成してくる三浦学園さんでしょうか。この両校でも、例えばBブロック、Fブロックでならば、もう少し高い立ち位置に挙がるかもの好チームではありますけど、今回は正直相手があまりにも強力かなと…。そう考えると、陵南さんと対戦するときに、ベストの投手を投入できる感じに持ち込めるか、接戦に持ち込めるか、そこに活路を見出せれば、ワンチャン起こるかもではありますが、果たして。

 

 

 Dブロック(2回戦[第25試合~第32試合])

 (クロマティが軸だが、試合巧者型が多い「最激戦区」の組に。)

 有力校の構図(クロマティ+国立和歌浦山東紀伊國)

 ブロックシード(クロマティ)、準ブロックシード(XXXXX)

 

 今回、自分(きのくに未来学園)は、このブロックに入りました。正直自分の現時点でのチーム力では、ブロック内での有力校に挙げること自体がはばかられる、それほどに「猛者揃いのブロック」です。しかも「質量両面でハードな最激戦区」、自分はこのDブロックを正直そう解釈しています。

 その中でも軸になるのは、クロマティさんでしょう。吉野、野口、中島など打線の質の高さは勿論ですけど、清水、千葉、石戸谷など、特に投手陣が質量共にスケールアップしています。戦力的には優勝へと駆け上がってももはや驚きはない。しかし今回のブロック分けでは、むしろ「消耗性の高い厳しい組」になった感があります。

 突破を用意しさせない猛者といえる3校の存在。まず1校目は、豊富な経験値と強力打線を特徴とする国立和歌浦さん。順当ならば4回戦での対戦になります。1年生の比重が高いことも特徴的です。

 2校目は山東さん。ここも豊富な経験値を持ちますが、この1年ほどは苦しい時期の感でしたけど、強力打線を形成して「復権の狼煙の代」になりそうな感じで楽しみです。3校目は「Xファクター」的な存在といえる紀伊さん。前の代では限られた戦力ながらも今春に準優勝、今夏に4強と大旋風でしたけど、そのときを知る主力打者の存在に加えて、投手力を上げてきた感があります。接戦に持ち込めば「三たびの再現」は決して非現実ではないでしょう。ちなみにクロマティさんの5回戦の対戦相手が、順当ならば山東さん、紀伊國さんのいずれかになります。

 恐らくこの4校のいずれかが、ブロック突破校になると映ってます。他校でワンチャンあり得ると強いて挙げるならば、準ブロックシードで好バランスのXXXXXさんでしょうか。少なくともいえるのは「今秋ではトップレベルの激戦区」、そう強く感じます。

 

 

 Eブロック(2回戦[第33試合~第40試合])

 (那智勝浦が2歩ほどリード。追走1番手はヒマラヤか。)

 有力校の構図(那智勝浦+ヒマラヤ)

 ブロックシード(那智勝浦)、準ブロックシード(森音)

 

 このブロックの本命は、ひと夏を超えてスケールアップを遂げた那智勝浦さん。元来の特徴である強力な投手力はそのままに、打線の質を大きく高めてきています。

 「エース左腕の谷、1年生左腕の多田、主砲の下村、浜砂、藤吉」は、樂月さん、陵南さんと同等以上の感です。強いて述べれば、投手の枚数的な不安がなくはないですけど(4人。ただし和歌山では2019年夏のクロマティさんが「3人」で優勝した実例があります)、正直このブロックを勝ち上がる意味では、大きな不安にはならないかもと。それほどに他校を大きく突き放しています(感覚的には少なくとも「2歩ほど」)。

 この那智勝浦さんを追走できる学校を強いて挙げるならば、その1番手はヒマラヤさんでしょうか。大型二塁手の川本の存在が大きな強みであり、打撃陣の質自体は水準以上ですが、やや不安な投手力を守備力でどれほど補えるかでしょう。oreさんは、今夏準優勝の原動力になった「エースの安達、主砲の前田、大下」の存在が強みですけど、安達の起用法、また打撃陣のパフォーマンスが鍵になるかなです。そしてダークホースになり得る意味でだと、森音さん。絶対的主砲である吉留の存在という強みを持ちますが、「得点圏で吉留に」という形を多くつくれれば勝機がより大きくなるかもです。

 正直、那智勝浦さんが他校を大きくリードしている感がありますけど、他校にもそれぞれに絶対的な軸を持ちますので、その軸の活かし方次第ではワンチャンが起こり得るかも、の感じでもあります。

 

 

 Fブロック(2回戦[第41試合~第48試合])

 (次元、海南アカペラ第七、神島第二と三者三様の激戦区。)

 有力校の構図([不在]+次元、海南アカペラ第七、神島第二)

 ブロックシード(次元)、準ブロックシード(神島第二)

 

 投打両面で高いレベルで好バランスであり、経験値が高い次元さん、打撃力に大きな自信を持つ海南アカペラ第七さん、絶対的エースである亀山を擁する神島第二さん(亀山は和歌山では唯一のLR投手です。ちなみに1年生です)、この3校のチーム力の差はさほど大きくない、この3校の中からのブロック突破が有力であろうと映ります。ただし他校にも小さくないチャンスはある、その意味で「激戦区」のブロックの一つです。

 総合力ではわずかに次元さんがリードの感はあります。その一方で、個人的に面白い存在と映っているのが神島第二さんです。右の長距離砲である村中に、より多く得点圏で立たせられる局面をつくれれば、ブロック突破(=上位進出)の可能性がより高まるでしょう。「投手no.2」的な存在の奮起も、鍵になってくるかなです。

 他校でだと、多田さんは、今夏4強の原動力になった、エース級の1年生である本間の存在が強みですので、打撃陣次第では今夏の再現はワンチャン起こり得るでしょう。桐蔭2さんも打撃陣の質が高く、特に主砲の林の存在は大きな強みです。投手陣次第ではありますが、楽しみな存在と映ります。

 

 

 Gブロック(2回戦[第49試合~第56試合])

 (中洲学園が軸で1歩以上リード。南海学園、町田などが追走。)

 有力校の構図(中洲学園+南海学園、町田)

 ブロックシード(中洲学園)、準ブロックシード(花巻西)

 

 このブロックの本命は、中洲学園さんでしょう。同居する学校には手強い学校が少なからずいますけど、それでも他校を1歩(あるいは1歩半かも)はリードと映ります。

 特に、林、矢野、佐藤祐と並ぶ「1番~3番トリオ」は、いずれも「LRクラス」です(いずれも「☆5のUR」。ただし打順は異なる可能性もあるが)。右の長距離砲の鳥山、右の巧打者の越智、丸山と、打線はタレントが豊富でビッグイニングを狙えます。加えて投手力も、エース小澤、1年生左腕の相原を中心に、質量両面で水準以上ですので、接戦に持ち込まれても対応できます。加えて「LR級トリオ」はいずれもセンターラインの選手であること、そう考えてもやはりとても強力であると映ります。とはいえ、ブロック突破は「必ずしも容易ではない」とも映ります。

 まず、順当でならば4回戦で、町田さんとの対戦になります。伝統的な投手層の分厚さと強固な守備力は健在であり、打線も右の長距離砲の佐藤翔という強力な軸を持ちます。「ロースコアに持ち込めば、こっちのもの」という明確な「型」があるのは、中洲学園さんとの相性的にはむしろ手強いと映ります。そこで勝ち上がっても、順当ならば5回戦で、成長著しい南海学園さんとの対戦になります。「エースの村上、主砲の横田」と、投打両面で強力な軸を擁しており、特に村上は、中洲学園さんの超強力打線と真っ向勝負できる上質のタレントです。この両校は、例えばBブロック、Fブロックでならば、ブロック内での本命になり得る好チームです。

 他校でだと、特に楽しみな存在に映っているのが、花巻西さんです。特に打線で「右の大森、左の坪内」という強力な「ツインバズーカ」を擁していますし、投手でもエース級である橋本は魅力的な左腕投手です。投打両面で強力な軸を持っていますので、勢いに乗れれば中洲学園さんと5回戦での対戦、そしてそこを突破する可能性は決して低くはないといえるでしょう。

 

 

 Hブロック(2回戦[第57試合~第64試合])

 (貴志川が1歩リードだが、海草中学、亮太ミラクル学園も手強い存在。)

 有力校の構図([不在]+貴志川、海草中学、亮太ミラクル学園)

 ブロックシード(海草中学)、準ブロックシード(貴志川)

 

 分厚い投手層、好バランスの打撃陣を擁する貴志川さんが「1歩ほどリード」と映ってます。小林を中心に、新納、大橋、山田涼など、他校ならばエース級に座り得る上質の投手が複数いることに加えて、打線でも右の長距離砲である遠山という強力な軸を擁していて、周囲の打者である佐久間、太田なども経験値が高いと、プラスの要素が多くあるからです。今後の成長次第では第2集団に入っても決して不思議ではないです。

 貴志川さんを追走する存在としてまず挙がるのが、投打に好バランスのチームを形成する海草中学さんです。特に打撃陣は集中打を望めます。やや投手層に不安はありますけど、ブロック突破の可能性は充分にあるといえるでしょう。そして特に手強い「Xファクター」的な存在が、亮太ミラクル学園さんです。この2年ほどは絶対的エース(正木。今夏で卒業)を軸に和歌山を盛り上げてきましたけど、特に今回は「左の吉森、右の石黒」の「ツインバズーカ」を軸に、持ち味である「試合巧者ぶり」をどのように繰り出すのかが楽しみです(とにかく接戦に強い、これ自体が持ち味ですので)。ちなみに海草中学さんと亮太ミラクル学園さんは、順当ならば3回戦での対戦になりますが、この両校は貴志川さんとは別の山です。これも貴志川さんにとっては追い風といえるかなですが、果たして。

 他校でワンチャンあり得ると強いて挙げるならば、1年生を多く組み込み、打撃陣が水準以上である恵我ノ荘さんでしょうか。いずれにせよ、面白いブロックであるといえるでしょう。

 

 

 およそ、このような感じですけど、ざっくりとした感じでまとめてみましょう。

 

 

 (図解6)2020年秋季和歌山県大会、8つのブロック別の展望を概要化すると…。

 

 Aブロック(◎樂月、◇田邊商業、栄西、△高倉学園和歌山、私立和智弁

 (樂月が安定の本命だが、突破は必ずしも容易ではない感が。)

 Bブロック(◎智辯南部、◇八幡神社、△和歌山和歌山、保田、有田川)

 (投手層が分厚い智辯南部、八幡神社が有力だが5校ほどが群雄割拠。)

 Cブロック(◎陵南、△県立和智弁、三浦学園)

 (陵南が他校を大きくリード。他校の可能性はワンチャンあり得るか。)

 Dブロック(◎クロマティ、◇国立和歌浦山東紀伊國、△XXXXX)

 (クロマティが軸だが、試合巧者型が多い「最激戦区」の組に。)

 Eブロック(◎那智勝浦、◇ヒマラヤ、△ore、森音)

 (那智勝浦が2歩ほどリード。追走1番手はヒマラヤか。)

 Fブロック(◎次元、◇神島第二、海南アカペラ第七、△多田、桐蔭2)

 (次元、海南アカペラ第七、神島第二と三者三様の激戦区。)

 Gブロック(◎中洲学園、◇南海学園、町田、△花巻西)

 (中洲学園が軸で1歩以上リード。南海学園、町田などが追走。)

 Hブロック(◎貴志川、◇海草中学、亮太ミラクル学園、△恵我ノ荘)

 (貴志川が1歩リードだが、海草中学、亮太ミラクル学園も手強い存在。)

 

 

 いずれにせよ、自分もですけど、出場するどの学校も、持てる全力を尽くして、実り多い大会にできた、と思える感じでありますように、と強く抱きます。

 そして、今後とも、よろしく御願い申し上げます。

【俺の甲子園】2020年秋季和歌山県大会展望(きのくに未来学園目線。その1。全体的な展望編)。

 こんにちは。愛球人(あいきゅうじん)と申します。

 

 「俺の甲子園」の本格的なブログエントリー記事、第30回は、

 「2020年秋季和歌山県大会展望(きのくに未来学園目線)」です。

 

 今回のブログエントリーを執筆させて頂くにあたり、いままでの(2019年春季大会からの)「展望記事」「総括記事」「勢力図記事」を含めて、「俺の甲子園和歌山展望総括」というカテゴリーを新規に設けさせて頂いております(これは勿論、今回のブログエントリー記事でもそうです)。

 実際、こうして展望記事を綴ることは、自分自身の「モチベーション」としてありますし、展望記事が「最もアクセス数がある」感じですし、大会ごとに展望に登場する学校は変化していきますので、そういった変遷を辿れるようにする意味でも、別途カテゴリーを設ける必要があるかなと考えた訳です。

 

 大会の展望記事は、これで「6回目」になります。

 (2019年春、2019年夏、2019年秋、2020年春、2020年夏、今回。)

 

 今回のブログエントリーは、あくまでも、「きのくに未来学園(愛球人)の独断的な目線で」ということに御留意の上で読み進めて頂ければと思いますし、「個人的な想い」も少なからず混じっていることを御理解頂いたうえで、読み進めて頂ければと思います。

 (まあ「独断と偏見」全開であるのは、この展望記事ではもはや恒例かなではあるのですけど。)

 

 では、展望記事はいままでと同様に、「全体的な展望→ブロック別の展望」とさせて頂こうと思います。本文へと入らせて頂きます。

 

 

 ではまず、大会の展望記事の執筆にあたり、組み合わせ抽選の結果(対戦カード)を、リンク添付させて頂くことからはじめます。

 

 

 (その1。2020年、秋季和歌山県大会1回戦[その1。1試合目~50試合目]。)

 

orekou.net

 

 

 (その2。2020年、秋季和歌山県大会1回戦[その2。51試合目~52試合目]。)

orekou.net

 

 

 (その3。2020年、秋季和歌山県大会2回戦[その1。1試合目~50試合目]。)

 

 

orekou.net

 

 

 (その4。2020年、秋季和歌山県大会2回戦[その2。51試合目~64試合目]。)

orekou.net

 

 

 今回の、「2020年秋季和歌山県大会」、参加校数は「202校」。

 「2018年春(139校)→2018年夏(175校)→2018年秋(201校)→2018年新人戦(179校)→2019年春(206校)→2019年夏(206校)→2019年秋(209校)→2019年新人戦(180校)→2020年春(202校)→2020年夏(196校)→2020年秋(180校)」

 になります(新人戦とは、「1年生大会」のこと)。

 

 これを秋大会のみ抽出すると、

 「2018年秋(201校)→2019年秋(209校)→2020年秋(180校)」

 になります。

 

 目に見えて新規は減っていると感じますし、いくつかの学校が引退や活動休止(チベット学園さん、村立白浜さん、日高学院さん、光陰さんなど)になっていますので、減少傾向になるだろうなあとは正直思っていました。ですけど一方で、より素直な感覚としては「思ったよりは減少しなかったなあ」という感覚の方が強いです。

 とはいえ、有力校は今回は全て2回戦からの登場になっています(2回戦からの登場校は今回は「76校」)。そう考えると、「精選された」という解釈もできるかなと感じてます。

 減少傾向については、南さつまさんが8月31日のブログで、

 「(1)甲子園未開催、(2)夏の引退、(3)環境の変化」

 と、3つの主要因を挙げていますけど(具体的なことは、「俺の甲子園 南さつま」で検索した上で御参照頂ければです)、自分もこの解釈に基本的に共感です。

 

 「環境の変化」を特に自分は感じていて、これは自分が「仕事面の変化」「家庭面の変化」の両方に直面しているからより強く感じるのでしょうけど(以前の繰り返しになりますけど、「結婚しました」とかではないですので)。

 「よりゲームに充てる時間が多くなった(というか、そうならざるを得なくなった)」人間も少なからずいるのではと感じますけど、その一方で「ゲームへの課金量(あるいは時間量)を減らさざるを得なくなった」人間も、また少なからずいるんだろうなあと感じます。

 

 ただ、「俺の甲子園」の場合は、無課金、微課金でもある程度まででならば勝負できる、一部の地方部でならばワンチャンで甲子園に手が届くかもというゲームと感じます(「Simple is the best」という独特のゲーム性も、このゲームの大きな特徴でしょう。初期投資さえ乗り越えれば、月間あたりの課金量を割と計算しやすいのは大きなメリットと感じます)。

 自分がもう一つプレイしている「ハチナイ」、これも微課金ですけど、正直申し上げて「2つの世界の分断が日を追うごとに顕在化している(一部の重課金による「UR及びフェス集団」と、それ以外による2つの世界、のイメージです)」、になっていますからね(まあこちらについては、プレイ開始当初から一貫して「楽しむことが第一義、ランクマでブロンズトロフィーを確保できればより望ましい」スタンスでいますけど)。

 

 で、「俺の甲子園」の和歌山の場合でだと、下記にて示しますけど、今回挙げる有力校の中には、位置付けのステップアップに成功している学校が何校かあります(その中には「新興校」も複数あります)。ここ2年ほどは「1強」感が正直強かったですけど、今回の代では(本命自体は不変ではあるが)本命校以外のチャンスがより増してきている、だからより面白くなるかも、と自分は感じています。

 では、全体展望へと話題を進めます。

 

 

 (図解1)2020年秋季和歌山県大会、全体展望編(きのくに未来学園目線)。

 

 「2018年夏以降の和歌山の高校野球界の『絶対的中心』であり、今夏についに甲子園出場を叶えた樂月が、今回も不動の大本命。エース小林、4番鈴木を中心に投打に上質のタレントを多く擁する。しかし今夏までの代に比してだと第2集団の突き上げが強く、今回の代では『5強+α』の時代に突入する可能性を秘めている

 樂月を追走する第2集団に挙げる4校は、陵南中洲学園クロマティ那智勝浦。その中でも今夏までの代での躍進時の原動力のメンバーが多く残る陵南が追走1番手といえる。中洲学園はLRクラスを複数擁する超強力打線を持っており投手陣次第では悲願の頂点になっても驚きではない。昨夏優勝のクロマティは全体的によりソリッド(強固)なチームへと昇華を遂げて、大崩れしないチームを形成する。那智勝浦は、元来の特徴である分厚い投手層はそのままに、打撃陣の質を大きく高めて怖さを持つチームに。

 上述に挙げた『5強』が軸になるが、第3集団を形成する学校も多士済々。投手層が魅力である貴志川智辯南部田邊商業町田八幡神社、高い総合力を持つ海草中学次元南海学園、打線が魅力の海南アカペラ第七、高い経験値を持つ国立和歌浦山東亮太ミラクル学園と個性豊かである。

 ここまでの有力校で既に17校が挙がるが、要注目の学校を別に4校ほど挙げる。神島第二は絶対的エースを擁しており、ヒマラヤは強力二塁手を中心に打撃陣に自信を持つ。紀伊は必ずしも高くない戦力値を巧みな戦略で今春準優勝、今夏4強と躍進を遂げたがこの代でも継続なるか。そして特に面白い存在が栄西。ほぼ完全なる1年生チームであるが投打両面で質が高く、躍進の序章になる可能性を秘めるが、果たして。」

 

 

 今回は、「5強」+「第3集団」+「要注目校」の合計が「21校」になります。

 5強と他校の差は正直少なからずあると映りますけど、有力校に挙がる学校の数が増加しているように、全体的な質は良化傾向にあると映ります。

 

 で、実は、8月18日のブログエントリーで、「2021年夏に向けての現時点での和歌山の勢力図」というテーマで、少し言及をさせて頂いていました。皮革の意味をも含めて、再掲させて頂きます。

 

 

 (図解2)2020年秋季和歌山県大会に向けての「現時点での和歌山の勢力図」(2020年8月18日のブログエントリーの再掲)。

 

 「・樂月(新チームの全容は今夏の甲子園終了後にならないとわからないが、依然として投打共に高い質を堅持。「絶対的中心軸」の座は恐らく不変か。)

 ・陵南(2020年春に樂月と激闘を演じた選手の多くが残留。特に打線の質が強力で、「no.2」として樂月との戦力値的な距離感はより縮まる可能性も。)

 ・中洲学園(強力打線の質は2020年夏のときよりもむしろ脅威が増した感が。投手陣次第ではあるが「第2集団」の中心軸には恐らく入ってきている。)

 ・クロマティ(旧チームに比肩し得る高い打線の質を依然として持ち、投手層も向上している感が。)

 

 この4校が新チームの代での中心軸になるのではと、現時点ではみています。これに加えて、

 

 ・南海学園(新チームの代になり、県内レートランクがほぼ常時「TOP5」以内に。絶対的エースを擁しており、打線も好バランス。)

 ・那智勝浦(もともと投手層を魅力としていたが、今夏に比して打線の質が大きく向上。「4強」と同等の域になり得る好チームに。)

 ・貴志川(投打において好バランス。今夏は投手層が厚くなっていたが、新チームでも投手層が整備できれば上位進出は充分射程圏。)

 ・栄西(LR三塁手の高橋[2020年、LR197]の入学に成功。完全に「2022年夏」に照準を特化させたチーム編成になっており、特にUR打者は既に「☆2」の打者を複数擁している。県内レートランクも新チームの代になり一気に上昇中。)

 ・智辯南部(2019年8月開校の新興校だが、投手層が厚く、打線の質も高い。この成長の勢いに照らせば「4強」と同等の領域ヘの到達になっても驚きではない。)

 

 この5校も有力校として入ってくるのでは、とみています。特に南海学園、栄西智辯南部は、今後の動向がとても興味深い感じに自分的には映ってますし、とりわけ栄西は、自分の「上位互換」のチーム編成に既になっています。」

 

 

 8月18日のときの解釈と比較すると、大きな差異はありません。ただ、那智勝浦の強力さは、自分の想像以上の域になっていたとは正直映ってます。それと、投手層の厚さが特徴な学校がいくつもあることも、正直、想像外でした。投手層が厚いと、より柔軟な運用ができるようになるので、これ自体が大きなアドバンテージになりますので(これはガチャ運を味方につけることも大切になりますので、正直羨ましいと感じます)。

 

 

 この、「和歌山の勢力図の変化」を、少し図解化して示してみたいと思います。

 

 

 (図解3)2020年秋季和歌山県大会の主要有力校、県内公式戦通算勝利数と位置付けの変遷。

 (◎[本命]、◇[第2集団]、△[第3集団]、▲[要注目校]の意味です。)

 (「有力21校」の全てを網羅している訳ではないことに御留意です。今回は「5強」の学校、及びそれ以外の中での「有力21校かつ通算21勝以上」を中心に、合計「13校」を挙げてます。)

 (学校名の右隣のカッコ内の数字は「試合数、勝利数」の順です。なお「ミラクル」とは「亮太ミラクル学園」のことになります。)

 

           20秋  20夏  20春  19秋  19夏

 樂月(71、63)   ◎   ◎   ◎   ◎   ◎

              (優勝)(優勝)(8強)

 陵南(46、36)   ◇   ◇   ◇   ◇   ◇

              (8強)(4強) (優勝)(8強)

 クロマティ(24、18)◇   ◇   ◇   ◇

                          (優勝)

 中洲学園(23、15) ◇   ▲   ▲

              (8強)    (4強)

 那智勝浦(19、11) ◇   ▲   ◇

 

 山東(45、33)   △   ▲   ▲   △   ◇

 

 ミラクル(42、30) △   △   △   △   △

                  (8強)

 次元(41、28)   △   △   △   △   △

 

 海草中学(32、24) △   △   ◇   ◇   ◇

                  (8強)

 国立和歌浦(35、24)△   △   △   △   △

                          (4強)

 紀伊國(32、23)  ▲   △   ▲

              (4強)(準優勝)

 町田(31、21)   △   △       △

                  (4強)    (8強)

 南海学園(22、16) △   ▲   ▲   ▲

                  (8強)

 

 

 いま、有力21校のうちの「13校」について、直近の戦績及び展望時の位置付けの変遷を自分なりに示させて頂きました。

 「樂月、陵南、クロマティ」は、この1年(代が変わっても)、優勝を狙えるチーム力をキープし続けています。その一方で今回の代で前世代よりもチーム力を大きく上げてきたのが、「中洲学園、那智勝浦」といえるでしょう。

 「山東、亮太ミラクル学園、次元、海草中学、国立和歌浦」は、上位進出を常に目指せる安定したチーム力を持つといえます。実際自分の中では、「5強」と共に、その豊富な経験値から「早期の対戦はできれば避けたい」といえる怖いチームです。

 「紀伊國」は、選手層的に恵まれないのに上位進出できる原動力は何だろうと興味深い存在です(これは亮太ミラクル学園にもいえますけど、「俺甲が一見シンプルだけど、それでいて奥深い」の象徴的存在と思ってます)。「南海学園」は、今回第3集団の一翼にきていますけど(第2集団に入る可能性も秘めてると映る)、前世代でも2019年秋の時点から一貫して興味深い存在であり続けてきました。

 

 その意味で、前世代における南海学園さんの立ち位置と映るのが、智辯南部さん(2019年秋が公式戦初参加である意味で、成長度が高くて楽しみと映る)、栄西さん(ほぼ完全に1年生のチームであり特大の伸びしろ。いずれ第2集団に食い込む可能性も)と思ってるんですよね。新しい風を吹き込む存在として、注目している感じとしてあるのです。

 

 

 では、ブロック別の展望は後述で言及するとして、自分自身の展望を綴らせて頂こうと思います。

 

 

 (図解4)「きのくに未来学園」、2020年秋季和歌山県大会の展望。

 

 「『2022年夏の県8強以上(願わくは優勝)を目指す』、3期生中心の代での最初の公式戦になる。今大会の位置付けは『76番目』、つまりチーム力判定では上位64校からついに外れた(これは『2019年夏季大会』以来。まあUR結晶を全く行使しておらず、そもそもガチャ運自体に見放されてる現状なのである程度は覚悟はできていた)。とはいえ『2回戦からの登場』は確保した感じではあるが。

 今大会の目標は『初戦突破に全力』、これに一点集中。というか現時点のチーム力的にはこの初戦突破ラインが現実的な目標と強く感じている。よほどのことがない限り、先発投手を誰にするかは心に決めている(ただし継投設定は対戦相手の分析結果と調子の総合判断になる)。

 現時点での戦力値だと、『中規模投資の代が主体』でならば既にこの時点で勝負になる感じではあるが、今回の代は『チーム史上最大規模の投資の代』の位置付け。その途上であるので、あくまでも『スタートライン』のイメージ。とはいえ、やはり『1勝』を叶えてこそ、自信を付けられると考える訳で、それは是非とも叶えたい。」

 

 

 実は正直、組み合わせ抽選を見た瞬間の感覚は、今秋はもともと『初戦突破』の一点集中が現実的目標と思っていましたので、「うわあ…、中途半端に2回戦からの登場になってしまったよ…。」という感覚でした。

 「76番目」。今秋の和歌山の出場校は「180校」ですけど、実は自分はぎりぎりで「2回戦からの登場」に「滑り込んでしまった」んですよね。

 これが「77番目」(と思われる学校)だと、1回戦の対戦相手は「確実に勝てる相手」、2回戦の相手は「ほぼ同格」になります。

 2回戦の対戦相手が同じ「ほぼ同格」でも、「1勝がまず確定」なのと「これが初戦」とでは、感覚的には少なからず異なるんですよね。

 

 とはいえ、泣きごとをいっても仕方ない訳で、対戦相手を分析した上で、投手継投、打撃戦術を決めていくことになるかなと思っています。

 ただ、「うわあ…」と感じた大きな理由の一つとして、今回の初戦(2回戦)の対戦相手である、ふみゆしかさん。2018年新人戦(1年生大会)の3回戦で、激戦の相手だからなんですよね(結果は「5対3」での勝利でした。ちなみに練習試合での対戦成績は意外にも「ゼロ」です)。

 

 選手編成的には、全体的に「バランス型」に映ってます。打者の質的には互角、あるいは、ふみゆしかさんの方が少し上かもしれません。投手陣は、量的には自分の方が上回ってますけど(自分は「7人」、ふみゆしかさんは「4人」)、質的にはふみゆしかさんの方がやや有利に映ります(UR投手が、ふみゆしかさんは「3人」、自分は「2人」。しかも、ふみゆしかさんには「手強いナンバーの投手」が、「2桁背番号」でですけど存在しています)。

 幸い今回は、対戦相手の分析をする時間が確保できそうですので(これは相手も恐らく同じですけど)、これをプラスにしたい感じですけど。

 「厳しい大会になるであろう」ことは覚悟していますけど、「目の前の試合に対してできる全力を尽くすこと」、自分としては、そう強く思ってます。

 

 

 では、続きを、(その2)にて綴らせて頂きます。

 (その2)では、「きのくに未来学園目線、2020年和歌山県大会、ブロック別の展望編。」を、綴らせて頂きたく思います。

【俺の甲子園】きのくに未来学園、2020年秋季大会直前を迎えての現況報告(その2。2020年秋季大会に向けての『18人枠』)。

 こんにちは。愛球人(あいきゅうじん)と申します。

 

 「俺の甲子園」の本格的なブログエントリー記事、第29回は、

 「きのくに未来学園、2020年秋季大会直前を迎えての現況報告。」です。

 

 では、早速、(その2)の本文を綴らせて頂きます。

 

 

 (その1)では、(今後のチーム方針も綴らせて頂きましたけど、)「現チームの基本スタメン打者の能力値(と、とりあえずの打順)」を、示させて頂きました。

 では、この(その2)では、「2020年秋季大会に向けての『18人枠』」を示させて頂くことから、始めようと思います。

 

 

 (図解4)きのくに未来学園、2020年秋季和歌山県大会、ベンチ入り「18人枠」ほぼ決定版。

 (カッコ内の数字は背番号。負傷者が出た場合は、負傷者を外すのみで対応のイメージです。)

 

 (1)八巻祥希(2019年、UR104)

 (「主将」にして「絶対的エース」。A評価のコントロールが魅力。)

 (2)福本秀真(2020年、UR110)

 (「守備型」の正捕手。高いバント技術を兼備する。打撃力には目を瞑る。)

 (3)近藤亮太(2020年、SR63[☆4])

 (現チームのポイントゲッター。目標とする先人、小林に近付く一歩にしたい。)

 (4)阿久津颯(2020年、UR140)

 (長打力と盗塁能力を兼備の二塁手。しかし現時点では「置きどころが難しい」。)

 (5)長谷川雅大(2020年、UR153)

 (打撃の総合力が高く、現チームの生命線の一人。今秋は2番起用が最有力視。)

 (6)田島光優(2020年、UR162)

 (「総合型」の遊撃手。チームの本心は「157,163,165」のいずれかの入学だが。)

 (7)郡正輝(2020年、SR86[☆4])

 (確実性とバント技術を兼備だが、この守備位置が「最大の補強ポイント」とも。)

 (8)横田聖樹(2020年、UR172)

 (絶対不動の「1番・中堅手」。横田の出塁なくしてチームの輝きはない。)

 (9)村山郁哉(2020年、SR89[☆4])

 (左利きの「ミート型」の外野手。バイプレイヤー型だが今秋は中軸起用が有力。)

 (10)安原陽人(2020年、UR98)

 (1年生世代のエースとの期待で8月10日にデビュー。しかし信頼性はまだ途上。)

 (11)大中晃一(2019年、R20[☆5])

 (「副将」のR左腕投手。先発、ロングリリーフ、3番手起用のいずれでも機能。)

 (12)豊田昇大(2019年、SR50[☆4])

 (「投手no.2」。高い制球力が魅力。先発でも救援でも重要な存在。)

 (13)小野瀬一樹(2020年、R20[☆5])

 (救援特化のR左腕投手だが1年生世代では高い信頼性。練習試合でフル回転。)

 (14)浜口匠海(2020年、SR52[☆4])

 (1年生では現時点で最も高い投球内容。現時点では実質「no.3」の立ち位置。)

 (15)稲山凌人(2020年、SR49[☆4])

 (8月の夏合宿以降、徐々に信頼性が良化の救援投手だが、現状はあくまで末席。)

 (16)関田悠真(2020年、SR56[☆3])

 (「打撃型」の第2捕手。今秋の終了後は外野手挑戦も検討中とか。)

 (17)湯本龍斗(2020年、SR79)

 (控え遊撃手だが、現時点でのスタメンはまだゼロ。いわば「置物」。)

 (18)岩瀬雄樹(2020年、UR134)

 (外野手争いで郡に敗れて、今秋は控え。今後の補強次第では構想外も。)

 

 

 およそ、このような感じです。

 今秋の現実的な目標は「初戦突破(まずは何よりも1勝すること)」ですけど、これは、客観的にみて「初戦突破は可能だろうけど、3回戦を突破できるとは現時点では思えないから」なんですよね、よほど組み合わせに恵まれない限りは厳しいだろうなあと。

 とはいえ、恐らく10月上旬の10連までは、この戦力で臨み続けることになります。そしてそのタイミングの直前、つまり9月下旬くらいを目途に、選手のデータ取りには入れるのかなと(9月下旬くらいの時期です。そのときには打者の打席数、投手の投球回数が、まとまった感じになってきますので、ベストの打順編成の参考になってくるかなと)。

 ですので、今秋が終了したら、ほどなくしてチーム再始動のイメージです(いままでだと、大会が終わればしばらく[振り返り、及び選手のデータ取りを兼ねて]球速の期間を設けていましたけど、今回は休息はさほどとらないかなと思ってます)。イメージ的には、準々決勝のときには再始動をしていたいなあ、の感じでいます。

 

 勿論、公式戦ですので、「全身全霊、一戦必勝」のイメージです。

 ですけど正直、最終目標のラインに比してでだと、「勝負のとき」には程遠い現状ですので、この今秋は、恐らく勝負できそうな2021年春以降に向けての「貴重なステップ」の場にしたい、そう考えています。

 

 いま、自分は、月間で「30試合程度」(1日1試合程度)のペースでいます。

 1期生世代のチームのときで、多いときでも月に「40~45試合程度」でした。

 それが、自分のリアルの事情に照らしての限界地かなと自分的には感じていますし、いま、自分の手持ちの投手は「9人」(そのうち信頼性を持てるのは、今回の「18人枠」に入れた「7人」)と多くはないです。

 で、ときには単発の交流試合を組み込みます(交流試合は自分の中では特に気持ちが入る有意義な場ですけど、おのずとより自信のある投手を組み込みますので)。交流試合はおよそ夜が多い、ただ自分の普段は朝が多いですので(県内有力校とかとの野良試合をしたいが故に、時折昼や夜に飛び込むこともありますけど、この4月以降はそれがリアルの事情的に難しくなってきてるのが正直きついですけど)、交流試合から逆算するとなると、月間の試合数をなおさら増やしにくい感じとしてあるのです。

 

 自分は微課金(~中課金?)とはいえ課金組ですので、正直強く感じるのが、課金を通してタウリンドリンクを買えたらなあ、と思うことがあります。そうではない現行仕様に照らせば、やっぱり月間の試合数は、多くても40試合程度が限界かなと正直思っています。

 まあ、いまは(7月下旬の仕様変更のお詫びの分を含めて)タウリンドリンクがいくつか貯まってますけど、タウリンドリンクをより積極的に行使できるのは、1月の10連が終わって手持ちの選手編成が確定できたときに検討できるかな、の感じですけど。

 

 ですので自分の場合、多くの試合数を積める訳ではないですし、意識的に(試合活動としての)休息をとったりもしますから(この9月下旬でも、選手のデータ取りを兼ねて恐らく少し休息を取る感じになるでしょうし)、いまはまだ選手のデータ取りができる感じまではいってないですので(打席数、投球回数)、試合数やタウリンドリンクのことに触れました。

 

 

 およそ、このような感じですけど、(このブログ、あるいはツイッターの読者に向けてのイメージですけど、)まあこの秋については、

 「1勝できればそれで充分、それが正直な気持ちですので。」

 これが自分の「ありのままの感覚」なのです。「1回戦からの登場になって欲しい。」と真顔で感じてるほどに、いまはチーム力的には「正直厳しい感じになるだろう」という感覚としてありますから。

 

 

 で、9月1日火曜日に、今秋の県大会の組み合わせ抽選になります。

 次回のブログ更新のときは、恒例(?)の「今秋の和歌山県大会の展望記事」を執筆させて頂きたいと思ってます(いまのところ、今夏とは異なり、全体分析にとれる時間はどうにか持てそうですので、9月3日木曜日の夕方~夜を目標にアップできればと思っております)。

 では、今後とも、よろしく御願い申し上げます。

【俺の甲子園】きのくに未来学園、2020年秋季大会直前を迎えての現況報告(その1。現チームのスタメン打者の能力値など。今後の「チーム方針」を含めてになります)。

 こんにちは。愛球人(あいきゅうじん)と申します。

 

 「俺の甲子園」の本格的なブログエントリー記事、第29回は、

 「きのくに未来学園、2020年秋季大会直前を迎えての現況報告。」です。

 

 では、早速、(その1)の本文を綴らせて頂きます。

 

 

 先日(8月18日火曜日)のブログで、「1期生13人の軌跡」を綴らせて頂きました。

 

aikyujin.hatenablog.com

 

 この13人、特に「打者8人」の最終的なステータスを、下記に示させて頂こうと思います。

 

 

 (図解1)きのくに未来学園、1期生打者の最終的な能力値。

 (打順は2020年夏季大会をもとにしています。)

 

 (選手名、番号)    長打力 ミート 走力  肩力  守備力 バント

 (中)森田(20180180) 25841 47727 32392 19457 29291 21214

 (遊)小峯(20180162) 24345 24750 45680 25031 26260 43418

 (三)田中陸(20180111)38136 36923 27125 13868 31869 25722

 (一)小林(20180064) 40482 36468 14711 21190 16310 39324

 (左)戸塚(20180042) 32118 34263 17450 14269 10011 50000

 (二)井山(20180085) 18436 27245 45696 16083 19014 50000

 (右)宮原(20180121) 21428 24991 44703 20884 33287 50000

 (捕)藤本(20180055) 27625 16877 18273 17952 41420 40211

 (チーム平均値)    28551 31156 30754 18592 25933 39986

 (野手能力値合計)「134986」

 

 

 1期生は、いままでも言及してきたように、かなり「特徴のある」チームでした(「尖っていた」ともいえますけど、自分的にはそれがむしろ「誇り」でした)。

 そう、特に「走力」と「バント技術」という特徴。そして、「森田が出塁して、田中陸、小林が返す」という「絶対的な『型』」の存在です。

 職人タイプの戸塚、そして「小峯、井山、宮原」の「快足トリオ」、この4人のうち3人が「B型入試組」(SRまたはR)ですけど、これがチームの特徴をより規定付けてくれていました。

 特にバント技術の高さは、和歌山では恐らくno.1かなと。戸塚、井山、宮原で「バント技術カンストトリオ」を形成できたほどですし。走力は、小林、戸塚、藤本という極端な鈍足が3人もいたので、総合では30000を少し上回る程度でしたけど。

 

 ですけど、自分の中ではこの1期生の「個性豊かさ」が、「野球ってこんなに素敵なんだ」という気持ちを、いままで以上により強く認識させてくれましたし、清水、池上に別れを告げてから、つまり今春の終了後からの3か月は、「チームが一つになれていた」、「同じ方向を向けていた」ことを強く実感できた、とても素敵な時間でした。だからこそこの夏、チーム最高成績である「5回戦(16強)」に到達できたと感じます。

 その一方で実は、特に2年生の12月以降、大野(20180157)を放出した(2019年5月中旬に引退させた)判断は、結果的に速まってしまったなあ…、という後悔も、実は何回かありました。彼のように、状況に応じた打撃ができるタイプ(バランス型。それでいてバント技術の高さを併せ持っていたが、2年生になったときに状態を崩して、それが引退の判断につながってしまった)の存在がどれほど有難いかも、不在によって学んだこととしてあるのです。とはいえそれによって、「快足トリオ」、また、「バント技術カンストトリオ」を生み出せたので、その意味では間違っていなかったのかなとも思いますし、「野球ってやっぱり、奥が深いなあ」と再認識でもありますけど。

 

 では、主に3期生により新チームの現時点でのステータスを、下記にて示してみようと思います(打者の基本スタメン8人は、全員が3期生、つまり1年生です)。

 

 

 (図解2)きのくに未来学園、現時点での基本スタメン打者8人の能力値。

 (打順は暫定的ですが、2020年秋季大会はこの8人で臨むと考えて頂ければです。)

 

 (選手名、番号)    長打力 ミート 走力  肩力  守備力 バント

 (中)横田(20200172) 20126 39140 34543 19754 21992 38720

 (三)長谷川(20200153)31616 33361 25072 24633 22057 25608

 (一)近藤(20200063) 34876 31582 14306 14204 20617 43135

 (右)村山(20200089) 23824 32975 19859 20828 20661 36428

 (二)阿久津(20200140)32315 23584 34986 23884 22768 21577

 (左)郡(20200086)  26200 29109 11765 22345 25887 41877

 (遊)田島(20200162) 20960 29830 27915 33170 25599 20688

 (捕)福本(20200110) 24459 19587 22539 26756 37524 30497

 (チーム平均値)    26797 29896 23873 23197 24638 32316

 (野手能力値合計)「128401」

 

 

 最終的な陣容は、1月上旬(恐らく1月2日に引く?)の10連を終えてからでないと見えてきませんし(そのときに、貯めたUR結晶を誰に行使するかが決まってきますので)、そのときには恐らく、見た目の戦力値は中課金クラスになってくるのかな、と思っています(とはいえそうできるには、特に欲しいナンバーの選手の入学が叶うことが前提になりますし、結局は「運を天に任せる」になってくるのですけど)。

 で、いま上述にて示している3人のSR打者はいずれも「☆4」です(1期生のSRは全てが「☆5」でした)。UR打者も現時点では全てが「☆1」です。

 あくまでも現時点での陣容は、自分の中では「暫定的な」ですし(「強打の外野手」も「145あるいは139のような圧倒的快足タイプ」も不在。捕手、遊撃手は別枠としてですけど、納得できるUR打者は横田、長谷川の2人のみが現状です)、特にこの世代でのメインターゲットにしている「強打の外野手」の入学が叶えば、UR結晶の行使先が決まってきますし、プラスの意味で変わってくるかなと思います。それと、SR打者である近藤、村山は今後も「重要戦力」であると考えていますし。

 

 ですけど、そういったことを考慮しても(完全1年生メンバーであるので、弱体化自体は覚悟の上とはいえ)、

 「現有戦力では、『初戦突破(まずは何よりも1勝)』が現実目標になるなあ…。」

 これが正直な感覚としてあるのです。

 

 この感覚は、新チームになってからの練習試合を「35試合」組んできての肌的な感覚(ちなみに今秋に向けてのラスト1試合は交流試合、相手は既に決まってます)からして、そもそも実はそうでした。中には、1期生チームのときならば高確率で勝てていた相手にも完敗してしまったケースもあります。

 そしてこの感覚が、数値上に視覚化されると、「ああ、やっぱりそうだよなあ…。」となるのです。

 

 特に、野手能力合計値が「13万に届かない」現実。その上、(我が校的に最も重要視している)ミートの平均値が「30000」に届かない現状。しかも走力の平均値はD評価です。

 「そりゃあ、大きな弱体化になってるよなあ…。」の感じですし、上述にて示した打順で「1番~5番」で固定できているのは「1番の横田」だけです。「横田が出塁する」は固定できていますけど、「ポイントゲッター」の中心軸が、現時点では見出せていません。

 (長谷川は現時点では「どちらかといえば出塁型寄り」、近藤は状態が安定してこない、阿久津は好不調が激しく「置きどころが難しい」、村山が現時点では最も安定しているけど「本質的にはバイプレイヤー型」ですので。

 現有戦力でだと近藤が特に重要な存在になってくるかなですし、近藤は長く正一塁手として輝いて頂かないと困る感じですけど、やはり「強打の外野手」の入学の実現の可否がより重要になってくるのでは、と感じてます。)

 

 

 (図解3)きのくに未来学園、今後の学校としてのチーム方針(基本的な方向性)。

 

 2020年度入学組世代[3期生](集中的な大規模投資。UR、SR結晶もこの世代に投資する。この世代を中心とする代で県8強以上、願わくは優勝を目指す。)

 2021年度入学組世代[4期生](中規模投資。フルメンバー時の「18人枠」入りは数人のイメージか。ただし3期生卒業後はこの世代と5期生で編成のイメージだけど、ワンチャンでの県8強到達を目指すイメージになるか。)

 2022年度入学組世代[5期生](中規模投資。戦力値的には4期生と同等程度をイメージ。ただし6期生の入学がとても限られるイメージに照らせば、いずれはこの世代が重要な存在になってくるかなと。とはいえ戦力的には4回戦到達を目指すイメージか。)

 2023年度入学組世代[6期生](必要最小限の投資。無料マンスリーレアガチャ分と少しの67%割引ガチャ分のみのイメージ。とにかく資金を貯めて7期生世代で再びの大規模投資へのイメージ。)

 2024年度入学組世代[7期生](集中的な大規模投資。3期生と同等程度かは不透明ですけど、3期生世代のように県8強以上、願わくは優勝を目指すイメージでいます。)

 

 

 ここでもう、はっきりと示してしまいますけど(これは自分のモチベーションのためでもあります)、大きな投資が恒常的にはできない自分のチーム規模で、甲子園を叶えるにはと、自分なりに知恵を絞った結果が、上述のチーム方針です。これは、「2022年夏の甲子園出場に一点集中する」と決めたときに、7期生世代までの方針を実は同時に決めました。

 つまりどこかの世代で、「見た目の戦力値としての中課金チームをつくる」ことができないと、本気で甲子園を叶えたいならば厳しいのではないかなと判断したということです。LR選手はまずなかなか引けませんので、「UR結晶を貯めて、それを用いてLRと同等の選手(☆5のUR選手)を1人(ワンチャンで2人)をつくってしまう」、それに活路を見出そう、のイメージです。

 

 正直、「賭け」です。ただこれは、「俺の甲子園」というゲームは、運営している「ストンピィ」というゲーム会社にとっては「生命線」と伺いますので(もう一つゲームがあるらしいですけど)、そう考えると、ゲーム終了はまずしばらくはないでしょう、という想像からです。

 (似たようなことは、自分がもう一つプレイしている「八月のシンデレラナイン」[通称「ハチナイ」]にもいえます。ハチナイも運営している「アカツキ」というゲーム会社にとっては生命線と伺いますし、しかもアニメ化までしていますので、そう考えると、ゲーム終了はまずしばらくはないでしょう、という想像から、しばらくは続けられるでしょう、と思っています。)

 

 勿論これは、自分自身のリアルの状況次第でもあります。とはいえ、仕事や家庭の関係で時間的な制約は起こり得ても(リーグ戦、カップ戦を年内は見合わせざるを得ないのはこのためですし。とても心苦しいですけど、そうせざるを得ないとの判断です)、自分にとっては、俺の甲子園(と、ハチナイ)は、いわば「心の清涼剤」になっていますので、自分としては「完全燃焼」したいんですよね(勿論これは、できるだけ長く続けたいことを含めてです)。

 特に2019年のときは、「引退しようかな」との思いが何回もよぎってきた感じとしてあって、これは精神的にきつかったですので、自分としては、(時間的にどうしても続けられなくなった場合を除いてはになりますけど、)「引退しようかな」という思いは、できればもうしたくない、と正直思っていて。

 

 いままで、いろいろなゲームをしてきました。子ども時代でだと、「実況パワフルプロ野球」(通称「パワプロ」)とか「マリオカート」に夢中でした。ああ、本質的に自分は「ゲーマー」なんだなあと実感するんですよね、結局それを否定することはできないんだなと(だからと言って、ゲーム内でトップレベルになれるほどの能力はないことも自覚していますけど、特にRPGは全くの不得手ですし。結局自分が心から楽しめるゲームは[一部のアイドルアニメ系統をゲームセンターでたしなむとかを除けば、]「スポーツゲーム」、特に「野球ゲーム」なんだなと)。

 でも、せっかくこうして「俺の甲子園」に出会えたからには、1回でいいから、県で優勝することに挑戦してみたいと(「ハチナイ」については、あくまでも女子野球を楽しむ、キャラの成長を楽しむという感じで、完全マイペースですし、10000位以内[ブロンズトロフィー獲得相当]を確保できればそれで充分と思ってプレイしています)。そう考えた結果、このチーム方針に辿り着いたのです。

 

 

 こうして和歌山にしたのは、智辯和歌山の独特の「打ち勝つ野球」「声出し応援」が大好きだから、そして、白浜アドベンチャーワールドの雰囲気が大好きだから、これが大きいです(実はリアルでは「兵庫→大阪」です)。せっかくプレイさせて頂くからには、地方部でプレイしようとは思っていて(理由は単純で、地方部の方が学校数が少ない分、上位進出の可能性がより大きくなるであろうからです)。

 いま正直感じているのは、和歌山にしてよかったと。これが例えば、鹿児島、高知、福井、石川とかのような、かなり高いレベルでの群雄割拠状態ならば、自分の性格的に恐らく、既に心が折れていたでしょうから。

 正直、樂月さんは「大きな壁」です。ですけど、2018年にクロマティさんが甲子園を叶えたように、あるいは、ここ最近上位進出してきている陵南さん、中洲学園さんとかのような戦力値でならば、それにはワンチャンで近付けるかもしれないと。

 

 心に決めたからには、後悔したくないのです。「勝負の代」にすると決めたからには、納得できるナンバーが引けることを信じよう、それが叶わなかったとしても、できるベストを尽くそう、そう強く思うのです。

 いまの代でだと、栄西さんが自分のような(ほぼ)完全1年生チームの上位互換のチームを既につくってきていて、それが自分の中では一つの目安になっているのですけど、いまは正直厳しいし、ですので今秋は「初戦突破」できれば御の字が正直な感覚ですけど、年明けのときには、「一筋の光をつかめる」感じにはしたい、そして願わくは「(ワンチャンでの)一番星を目指せる」感じにできれば、と思うんですよね。

 

 

 では、(その2)において、「2020年秋季大会に向けての『18人枠』。」を、自分なりに綴らせて頂こうと思います。