愛球人はてなブログ。

「ラブライブ」(μ’s、Aqours)、「ハチナイ」(和歌山、きのくに未来学園高校)、「俺の甲子園」(和歌山、国立きのくに未来学園高等学校)を中心に、「マイペース」に「想いのまま」を綴らせて頂くブログです。スポーツ、映画、音楽の感想についても、このブログで言及させて頂くことがあります。

【俺の甲子園】2020年8月中旬、きのくに未来学園、1期生への感謝と再始動と(その2。1期生13人、この軌跡をありがとう)。

 こんにちは。愛球人(あいきゅうじん)と申します。

 

 「俺の甲子園」の本格的なブログエントリー記事、第28回は、

 「2020年8月中旬、きのくに未来学園、1期生への感謝と再始動と」です。

 

 今回の主たるテーマは、

 「2020年夏季和歌山県大会総括(全体、自分のそれぞれ)」(→その1)

 「1期生への感謝(13人の選手成績)」(→その2)

 「再始動に向けてのメンバー編成、今後のチーム方針」(→その3)

 この3つになります。

 

 (その1)は、7月25日にアップできましたけど、(その2)(その3)は、夏合宿開始直前でのアップになりました。自分自身にもどかしさを感じますけど、実は自分自身、リアルな変化がここまで来ているのか…、と感じています(これについては、[その3]で言及します。もはや、言及しないわけにはいかないだろうと感じていますので)。

 

 では、(その2)の執筆をさせて頂きます。

 

 

 (図解1)きのくに未来学園、1期生13人(投手5人、打者8人)の選手成績(2020年夏季大会終了時点[練習試合通算800試合])。

 

 (1)植田達哉(2018年、UR97[☆2])。

 (デビュー日:2018年11月2日)

 (先発103、救援81、合計184、投球回数691.33、FIP4.26)

 

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 最終的にはエースとして輝きましたけど、浮き沈みの激しい歩みでした。

 入学時はエース。しかし2018年12月以降、背番号「1」であるのに、救援起用がしばしば入るようになります。2019年夏くらいまでは正直不安定でした。一時は救援起用が先発起用を上回るときもあったほどです。

 ですけど、2020年春季大会終了後、背番号「1」を奪還、先発起用に固定されます。2019年の冬合宿を機にコントロールがB到達になったことが、恐らく大きかったのでしょう、そこから一気に安定性が高まってきました(最終的にコントロールは「32805。B評価」までいきました)。そして、「植田と共に1つでも上のステージへ」、これで「チームの心が1つになれた」。

 最終的には、通算の先発試合数が100試合超え(103試合は「歴代2位タイ」)。公式戦でも「先発6、救援1」と一定の輝きを放ちました。

 

 

 (2)山越雄大(2018年、SR53[☆5])

 (デビュー日:2018年6月2日)

 (先発103、救援42、合計145、投球回数783.67、FIP4.07)

 

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 「The・スタミナ型」の左腕投手。チーム創設当初は、「山越、岡本、戸塚」で中心選手を形成する存在でした。スタミナ型であるが故に、起用法に留意が必要であることもあって、出場機会が徐々に減少傾向になっていきましたけど、「チーム再編」(特に清水の引退)を追い風にしたこともあり、最終的には、通算の先発試合数が100試合超えになりました(103試合は「歴代2位タイ」)。

 圧倒的なスタミナ型であることと共に、コントロールの高さも魅力です(39560。A評価)。これも入学当初から(低迷期もあったとはいえ)重要な存在であり続けた大きな要素でしょう。

 本質的には先発型ですけど、実は公式戦での先発の出場機会は、意外と多くはありませんでした(「先発3、救援6」)。

 「2018年夏季大会1回戦」「2019年春季大会2回戦」「2020年夏季大会3回戦」。

 これが公式戦での先発での出場試合です。特に2019年秋に、出場機会が大きく減ったときに、「公式戦でもう一度先発で投げる」ことが大きなモチベーションになってました。最後の夏、チームとして輝けたのは、「山越にもう一度先発として投げさせよう」も、一つの要素になってたかもと思いますし、最後の試合、「2020年夏季大会5回戦」、つまり樂月さんとの「運命の決戦」で最後にマウンドにいたのが山越であったことも、その存在の大きさが故と強く感じます。

 

 

 (3)岡本総一郎(2018年、R20[☆5])

 (デビュー日:2018年5月29日)

 (先発111、救援195、合計306、投球回数937.33、FIP4.06)

 

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 「生ける伝説」。最後の夏では主将を務めました。

 人呼んで「B型入試組の星」。戸塚、丸山と共に「R選手トリオ」を形成でしたけど、練習場に誰よりも最後までいて、誰よりも朝連に励んだ「努力の鬼」である「Rの左腕投手」です。特にコントロール(35197。B評価)は「+8097」、努力の軌跡が特に集約されています。

 「通算登板数306、先発登板数111、通算投球回数937.33」は、いずれも学校歴代1位。特に「通算登板数306」は、そう簡単に破られないだろうと自分は思ってます。

 公式戦での出場成績も「先発6、救援2」。特に、学校初めての公式戦である2018年夏季大会から2019年夏季大会にかけては、公式戦5大会連続で先発での出場機会を持っていました。

 そして、最後の夏。初戦の2回戦での救援起用の後に、最後の試合である5回戦(樂月戦)では、1年ぶりの先発起用になり、「4.33回を1失点」と好結果を示しました。

 集大成の試合と位置付けた樂月戦での先発起用は、「R投手の先発起用」は多くは奇襲起用(実際には奇襲の意味合いは正直あった訳ですが)とされますけど、自分の中では、奇襲としてのみならず、「いままで誰よりも貢献してくれたことへの感謝」の意味合いが大きかったのです。

 戸塚と共に、「誰よりも思い入れの強い選手」、そう強く感じます。

 

 

 (4)林将太朗(2018年、SR52[☆5])

 (デビュー日:2018年10月20日

 (先発55、救援133、合計188、投球回数579.67、FIP4.03)

 

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 「歴代no.1のコントロールの持ち主」であるSRの右腕投手です(42346。A評価。「+8146」)。これほどの精密機械な投手は、そうは出会えないかなと感じてます。

 植田、山越の後塵になりがちでしたけど、「救援投手の軸」としてを基本に、時折ですけど先発投手としても対応できる存在でした。2年生の冬から春は低迷期に苦しみましたけど、3年生になり復調、最後の夏での16強入りに貢献できました。

 圧倒的なコントロールのなせる業か、通算のFIP「4.03」は1期生投手5人の中では1位。質の高い貢献であったことが伺えます。

 公式戦での出場成績は「先発0、救援8」、つまり全てが救援起用でした。裏を返せば、試合中盤から終盤で流れを引き寄せたいときに特に信頼できる存在(カード)であったといえるでしょう。

 

 

 (5)丸山勇介(2018年、R19[☆5])

 (デビュー日:2018年6月7日)

 (先発6、救援256、合計262、投球回数532、FIP4.24)

 

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 救援登板数「256」という歴代1位の記録を持つ、救援専門のRの右腕投手です。特に、圧倒的なコントロールが魅力であり(39001。A評価。「+8801」)、R投手でコントロールAはそれ自体が特筆と感じます。

 スタミナに難があることを逆手に取ってか(連投が利くので)、練習試合を回すのには特に不可欠な存在で、正直とても助かりました。

 しかし一方で「逆公式戦男」の面も否めずで、公式戦での出場成績は「先発0、救援5」でしたけど、このうち4試合が1年生時代、最後の公式戦登板は「2019年春季大会1回戦」でした。公式戦で能力値に比してあまり輝けなかったのは、特に「2018年1年生大会2回戦(これがこの大会での初戦でした)での大乱調(2番手投手で登場しながら1投球回も持たずに4失点KO、これで「0対7」と絶体絶命になりました。最後は逆転勝利できて、思い出深い試合になりましたけど)が尾を引いた感じかなと。

 とはいえ、それ以降の公式戦でも、2019年秋季大会を除いて常に「18人枠」には名を連ねていた訳で、練習試合での貢献は認められていた感覚です(ですので、通算でのFIPは正直感覚的にはもう少し良いと思ってたので意外でした)。

 

 

 (6)田中陸(2018年、UR111[☆2])

 (デビュー日:2018年8月3日)

 (打率.399[3728打席、3278-1309、塁打数2112、出塁率.460]、本塁打173、盗塁194、犠打飛43、四死球407、RC27[14.25])

 

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 通算打率(.399)、通算出塁率(.460)、通算安打数(1309)、通算本塁打数(173)、RC27(14.25)。いくつもの学校記録に輝く「学校史上最強打者」です。

 田中陸、森田。この2人の存在が、「野球とは何ぞや」を改めて学ばせてくれる大切な存在になり、「俺の甲子園」に夢中にさせる大きな原動力になりました

 主に3番打者を務めました(3番打者としては「404試合」に出場)。いわゆる「右の中長距離打者」で、走力をも兼備していましたし(「100本塁打ー100盗塁」に到達できていることがこのことの証明)、勿論、打者としての貢献自体がとても素敵ですけど、「絶対的な中心打者」にして、「複数の守備位置に高次元で対応できた」ことこそ、田中陸の真骨頂と感じています。

 

 「2018年秋(3番・捕手)→2018年新人戦(2番・捕手)→2019年春(1番・捕手)→2019年夏(3番・三塁手)→2019年秋(3番・中堅手)→2020年春(3番・二塁手)→2020年夏(3番・三塁手)」

 

 公式戦での起用方法の変遷だと、上述のようになりますけど、練習試合での守備位置別の通算出場成績だと、下記のようになります。

 

 「捕手(323試合)、一塁手(28試合)、二塁手(129試合)、三塁手(128試合)、左翼手(37試合)、中堅手(45試合)、右翼手(18試合)、合計(708試合)」

 

 遊撃手を除く7つの守備位置で、18試合以上の出場歴があります。

 1年生のときは、290試合のうち256試合が捕手での出場でした。しかし、1年生の2月から、弱肩という弱点が徐々に顕在化していき、2年春の終了後は、メインポジションを「三塁手中堅手」へと移していきます。2年生の4月~11月では、210試合のうち捕手での出場は35試合にとどまっていました(一方で三塁手では83試合)。

 2年生の12月になり(新人戦終了後)、メインポジションを二塁手へと移していきます(3年生になり、再び三塁手へと移しましたが)。2年生の12月~3年生の6月では、208試合のうち、捕手では32試合でしたけど(全て3年生になってからの出場)、二塁手で124試合、三塁手で35試合の出場でした。

 

 中心打者でありながら、複数の打順及び守備位置で機能できることは、とても有難かったです(4番打者としても「136試合」に出場しました。「1番~5番」の5つの打順で出場歴があります)。

 公式戦での通算安打数「23」も(小峯と並んで)歴代1位ですけど、公式戦での最大のハイライトの場面を挙げるならば、2018年新人戦2回戦(対和歌山アホ東さん。8対7)、激闘となった試合でしたけど、7回裏に同点になる適時三塁打を放った場面ですかね(最終的にはその後に追加点で逆転勝利。実はこの試合は5回終了時点で「0対7」の絶体絶命からの大逆転勝利でしたので、特に思い出深い試合です)。

 いずれにせよ、「学校史上最強打者」。どれほど感謝してもし切れない、素敵な存在です。

 

 

 (7)森田遊大(2018年、UR180[☆2])

 (デビュー日:2018年10月4日)

 (打率.393[3432打席、3038-1193、塁打数1621、出塁率.458]、本塁打69、盗塁245、犠打飛16、四死球378、RC27[11.76])

 

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 「The・安打製造機。通算安打数「1193」は歴代2位、通算盗塁数「245」、通算RC27「11.76」は歴代2位です。

 主に「1番・中堅手」を務めました(1番打者としては「431試合」に出場。ただし2年夏までは正右翼手としての起用が多かったですけど)。入学当初は3番打者での起用を希望していましたけど(3番打者としては「142試合」に出場)、「森田が1番打者として出塁して→田中陸が3番打者として打点を挙げる」が「チームとしての『型』」になり、これが「俺の甲子園」をより楽しめる原動力になった感があります。

 

 「長打力(25841、C評価)、ミート(47727、A評価)、走力(32392、B評価)」。

 

 最終的な能力値は、上述のようになりました。ミートの評価値「47727」は、当時の和歌山のメンバーならば恐らくTOP5に入ってくるでしょう(勿論、学校史上ではダントツの1位です)。この圧倒的なミート値と、盗塁能力を見込める走力値、これで「圧倒的な出塁能力」を生み出せる、これが「1番打者の理想型」なんだと学ばせてくれた感じです。

 公式戦での最大のハイライトの場面を挙げるならば、2020年夏季大会3回戦(対県立和智弁さん。10対5)、8回裏にダメ押しの2点適時三塁打を放った場面ですかね。それとその次戦(4回戦。対国立青龍さん。9対5)はまさしく真骨頂で、初回に「森田が四球→小峯が犠打→田中陸が適時打」、まさしく「やりたい野球」ができた象徴的な場面でした。ちなみに公式戦での盗塁数「6」は、小峯と並んで歴代1位です。

 正直、「最も素敵な打者」を1人挙げよと問われれば、森田ですと即答するであろう、それほどに魅力的な存在でした。有難う、これからもずっと大好きだよ、そう強く思います。

 

 

 (8)小林天太(2018年、SR64[☆5])

 (デビュー日:2018年7月22日)

 (打率.364[3345打席、2948-1073、塁打数1687、出塁率.430]、本塁打134、盗塁29、犠打飛32、四死球365、RC27[10.66])

 

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 田中陸、森田と共に、貴重な「1000安打ホルダー」「RC27が10点台超えホルダー」の3人のうちの1人です。通算本塁打数「134」は歴代2位になります。

 主に「4番・一塁手」を務めました(4番打者としては「416試合」に出場)。長打力「40482」は、現時点では学校史上唯一の「長打力40000超え」です(勿論A評価です)。そう、とても素敵な「右の長距離打者」でした。

 好不調の波がある打者で、公式戦でも「小林が打てないから負けた」という試合も実は少なからずありましたけど、公式戦での最大のハイライトの場面を挙げるならば、2018年新人戦2回戦(対和歌山アホ東さん。8対7)、7回裏の逆転決勝適時打ですかね。

 公式戦での本塁打は、意外にも、2020年夏季大会3回戦(対私立和智弁さん)の先制本塁打の1本のみでしたけど、最後の夏は「16打数7安打、打率.438」と集大成を示せた、努力が報われてよかった、そう強く感じます。

 

 

 (9)小峯桂(2018年、UR180[☆2])

 (デビュー日:2018年6月2日)

 (打率.331[3798打席、2915-965、塁打数1294、出塁率.417]、本塁打49、盗塁286、犠打飛438、四死球445、RC27[8.36])

 

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 通算打席数「3798」は、恐らく破られないかもしれないほどの記録です(勿論、学校史上1位です)。また、通算盗塁数「286」、通算犠打飛数「438」も、歴代1位です。惜しむらくは、通算安打数が「1000」に少し届かなかったことです(あと35安打)。公式戦での通算打席数「82」、通算安打数「23」、通算盗塁数「6」も、歴代1位です。

 「圧倒的な走力を特徴とする正遊撃手」でした(走力「45680」は歴代2位)。最終的には2番打者に定着しましたけど、1番打者、あるいはチーム事情に応じて下位打線での起用も少なからずありました(1番打者として「217試合」、2番打者として「273試合」に出場)。

 

 「2018年夏(2番)→2018年秋(1番)→2018年新人戦(8番※)→2019年春(8番※)→2019年夏(6番)→2019年秋(7番)→2020年春(2番※)→2020年夏(2番)」

 

 公式戦での起用方法の変遷だと、上述のようになります(※印がついている大会は「7番投手」を採用した大会です)。意外にも、下位打線での起用が8大会のうち4大会を占めてます。

 チーム事情に翻弄されたともいえますけど、裏を返せば、どのような状況でも安定したパフォーマンスであったと感じますし、およそ練習試合での通算打率は「.320」前後で推移していましたけど、3年生になってから上昇傾向になり、最終的には「.331」まで上げました。

 盗塁も犠打飛も質が高くて、しかも守備位置が遊撃手。「理想的なバイプレイヤー」、そう強く感じます。

 

 

 (10)戸塚翔(2018年、R42[☆5])

 (デビュー日:2018年6月1日)

 (打率.341[2535打席、1872-639、塁打数932、出塁率.429]、本塁打62、盗塁26、犠打飛363、四死球300、RC27[9.13])

 

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 「努力の打撃職人」。最後の夏では副将を務めました。

 人呼んで「B型入試組の星」。戸塚、丸山と共に「R選手トリオ」を形成でした。

 

 「長打力(32118、C評価、+4118)、ミート(34263、B評価、+6663)、バント(50000、A評価、カンスト)」

 

 長打力はB評価まであと22、ミートは+6500超え。この確実性の高さに加えて、犠打飛の正確性。まあその分、守備力がお察しな感じですけど、打撃力は「B型入試組」の域を大きく超えています。

 RC27「9.36」は歴代4位、通算安打数「639」は歴代5位、通算犠打飛数「363」は歴代2位です。さらに述べれば、公式戦での通算犠打飛数「13」はダントツの歴代1位、通算出塁率「.455」も歴代1位です。

 最終的には「5番打者」に定着でしたけど、実はここに辿り着くまでには紆余曲折がありました。

 

 「2018年夏(4番)→2018年秋(5番)→2018年新人戦(控え)→2019年春(5番※)→2019年夏(5番)→2019年秋(控え)→2020年春(5番)→2020年夏(5番)」

 

 上述のように、「18人枠」入りの8大会のうち2大会では控えでした(特に2019年秋は、直前に控え行きという悔しさを味わっています)。

 「4番(36試合)、5番(222試合)、6番(112試合)、7番(65試合)」。

 最終的には5番での出場試合数が最も多いのですけど、実は2年春までは、「4番(34試合)、5番(30試合)、6番(84試合)、7番(34試合)」、つまり下位打線起用の方がむしろ多かったのです。というか、5番打者に完全に定着したのは2年生の12月以降です(5番としての「222試合」のうち、「123試合」がこの期間での出場です)。

 というか、新しい打者を試したい際は、真っ先に外されやすいのがこの戸塚でした。つまり、努力で正左翼手をつかんだ、奪い返してきたことが伺えます。

 

 公式戦での最大のハイライトの場面を挙げるならば、2020年夏季大会4回戦(対国立青龍さん。9対5)、1回裏での2点本塁打を放った場面ですかね。

 というか最後の夏(3年夏)では、「8-2、7犠打飛、2四死球」、いかにも戸塚らしい打撃成績でした(選球眼も戸塚の魅力の一つです)。

 田中陸、森田は、自分にとっての「最強の打者」です。でも自分の中では、戸塚こそ(野球に対する姿勢を含めて)「最高の打者」です。

 

 

 (11)宮原颯太(2018年、UR121[☆2])

 (デビュー日:2019年1月19日)

 (打率.334[1633打席、1243-415、塁打数531、出塁率.414]、本塁打17、盗塁90、犠打飛217、四死球173、RC27[7.86])

 

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 「快足とバント技術が魅力の左利きの外野手」です。主に右翼手、あるいは中堅手を務めました。打順的には下位打線が多かったですけど、チーム事情に応じて2番、5番にも対応できる打者でした。

 走力(44703)は歴代3位、バント技術(50000)は、戸塚、井山とともにカンストです。また、守備力が高い意味でも特徴のある選手だったと感じます。

 尤も実は「逆公式戦男」でもありました(打率.143、出塁率.172)。しかし公式戦でのハイライトもしっかりとあって、2020年夏季大会2回戦(対国立海南さん。2対0)、2回表の先制2点ランニング本塁打です(直近の公式戦であった2020年春季大会が失意の初戦敗退であったので、この初戦はなおさら絶対に勝ちたかった、その意味でもこの一打はその後の流れを生み出しました。しかもこの試合はこれが唯一の得点、つまり決勝打になったので、その意味でもなおさら嬉しかったのです)。

 ランニング本塁打は、実に宮原らしい場面といえる訳で、これこそ「努力の結晶」の賜物、そう強く感じます。

 

 

 (12)井山玲央(2018年、SR85[☆5])

 (デビュー日:2018年6月12日)

 (打率.310[1765打席、1369-424、塁打数532、出塁率.402]、本塁打3、盗塁119、犠打飛178、四死球218、RC27[6.81])

 

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 選手のタイプとしては、宮原の右打者バージョン。とはいえ2年生の12月の「チーム再編成」までは、基本的に準レギュラーの立ち位置が多くて、起用時も多くが下位打線でした。その象徴として、1年夏、1年秋の後は、公式戦でのレギュラーは3年春まで待つことになりましたので(その後、3年夏もレギュラーでした。このときは最後は1年生の横田とぎりぎりまで争ってのレギュラーでした)。

 走力(45696)は歴代1位、バント技術(50000)はカンストです。外野の両翼での起用がメインでしたけど、中堅手二塁手三塁手にも対応してくれました(最も守備力自体はあまり高い訳ではなかったですけど)。

 戸塚ほど目立ってた訳ではないにせよ、2018年12月の「Re Creation」、2019年12月の「チーム再編成」と、2回のチーム再構築に大きな影響を与えています。そう、その「快足」「バント技術」という持ち味をより活かすために。そして、3年生になって打撃を伸ばして、打率を「.310」にもっていってくれたことも、とても嬉しかったです(それまでは打率は「.300」に届くかどうかで推移していましたので)。

 

 

 (13)藤本琉(2018年、SR55[☆5])

 (デビュー日:2018年7月6日)

 (打率.236[1085打席、847-200、塁打数274、出塁率.342]、本塁打15、盗塁9、犠打飛100、四死球138、RC27[4.14])

 

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 いわゆる「守備型捕手」。入学直後からコンスタントに「18人枠」に名を連ねていましたけど、完全なレギュラー奪取は2年生の2月、公式戦での初レギュラーは3年春でした。というか一時は構想外の方向でほぼ決まっていたところから、その直後の2年生の冬合宿を機に立場を逆転させた(振り向かせた)「努力の人」です。

 完全に「守備力」「バント技術」に振り切ったタイプの捕手であり、打撃力は初めから目を瞑る感じ。通算安打数「200」、通算打席数「1085(1000超え)」も、やっとの思いで到達させた、そのような選手です。

 とはいえ、捕手に求めるのは「守備力、バント技術」という方向性を見出させてくれた存在でもあって、しかも戸塚、小林、井山と共に「B型入試組」出身であることが「エモい」んですよね。陰ながら3年夏での16強入りに貢献した一人であると感じますし、「するめのような素敵さ」、そのような感じに映ってます。

 

 

 では、続きを、(その3)にて綴らせて頂きます。

 (その3)では、「きのくに未来学園、再始動に向けてのメンバー編成、今後のチーム方針」を、綴らせて頂きたく思います。