【俺の甲子園】きのくに未来学園、2019年秋季大会終了を踏まえて(その1。1期生の投手及び打者、現状の練習試合成績)。
こんにちは。愛球人(あいきゅうじん)と申します。
「俺の甲子園」の本格的なブログエントリー記事(第16回)は、
「きのくに未来学園、2019年秋季大会終了を踏まえて。」です。
今回の趣旨は、タイトルの通り、という感じですけど、この秋季大会を迎えるにあたり、リアルの関係で、「選手のデータ取り」の時間が取れなかったので、自分へのけじめの意味も含めて、まずは「選手のデータ取り」をしておきたいこと(チームの現状を確かめたい、という意味が大きくあります)。
次に、秋季和歌山県大会のざっくりとした総括。その上で、今後に向けてのことを少し言及できれば、と思っております。
では、(その1)の執筆をさせて頂きます。
(図解1)きのくに未来学園、今後使用予定のセイバーメトリクス各種成績の新たなる予定計算式。
(FIP:「被本塁打率+与四死球率」+「1÷(K/BB)」+「WHIP」+「1.00」)
(WHIP:(与四死球+被安打)÷投球回)
(RC:「(安打+四死球+[0.5×(盗塁+犠打飛)])×塁打÷(打数+四死球+犠打飛)」)
(RC27:「RC÷(打数-安打)×27」
(PSNは「Power-Speed-Number」のこと。計算式は「(本塁打×盗塁×2)÷(本塁打+盗塁)」です。また、「PSN」を改良した独自指標、「PSN500」[500打席に換算してのPSN指標]も併せて示します。)
「自分用メモ」を兼ねて、の感じですけど。
では、「2年生投手編」「2年生打者編」「1年生投手編」「1年生打者編」の順に、させて頂きます。
(図解2)きのくに未来学園、秋季大会終了時、選手成績(その1。「2年生投手編」[6人]。2019年9月15日[522試合]終了時点)。
(1)清水息吹(2018年、UR107)。
(登板数:先発38、救援0、合計38、投球回203)
(2019年度登板数:先発37、救援0、合計37、投球回202.33)
(通算成績1:防御率3.33、投球回203、平均投球回5.34)
(通算成績2:奪三振122、与四死球64、被安打189、被本塁打20)
(通算成績3:FIP3.88、WHIP1.25、被本塁打率0.89、与四死球率0.32、K/BB1.91)
(公式戦登板数:先発2、救援0、合計2、投球回14、防御率2.57)
(2)植田達哉(2018年、UR97[☆2])。
(登板数:先発56、救援56、合計112、投球回434)
(2019年度登板数:先発20、救援28、合計48、投球回185.67)
(通算成績1:防御率2.80、投球回434、平均投球回3.88)
(通算成績2:奪三振189、与四死球200、被安打346、被本塁打27)
(通算成績3:FIP4.33、WHIP1.26、被本塁打率0.56、与四死球率0.46、K/BB0.95)
(公式戦登板数:先発4、救援1、合計5、投球回19、防御率6.63)
(3)林将太朗(2018年、SR52[☆5])。
(登板数:先発41、救援78、合計119、投球回374)
(2019年度登板数:先発18、救援29、合計47、投球回163)
(通算成績1:防御率3.22、投球回374、平均投球回3.14)
(通算成績2:奪三振170、与四死球157、被安打340、被本塁打19)
(通算成績3:FIP4.14、WHIP1.33、被本塁打率0.46、与四死球率0.42、K/BB1.08)
(公式戦登板数:先発0、救援6、合計6、投球回20、防御率4.05)
(4)岡本聡一郎(2018年、R20[☆5])。
(登板数:先発90、救援109、合計199、投球回626)
(2019年度登板数:先発24、救援37、合計61、投球回186.33)
(通算成績1:防御率3.16、投球回626、平均投球回3.15)
(通算成績2:奪三振282、与四死球314、被安打511、被本塁打27)
(通算成績3:FIP4.32、WHIP1.32、被本塁打率0.39、与四死球率0.50、K/BB0.90)
(公式戦登板数:先発5、救援1、合計6、投球回21、防御率2.57)
(5)山越雄大(2018年、SR53[☆5])。
(登板数:先発81、救援31、合計112、投球回607.33)
(2019年度登板数:先発14、救援12、合計26、投球回190.67)
(通算成績1:防御率3.59、投球回607.33、平均投球回5.42)
(通算成績2:奪三振306、与四死球264、被安打579、被本塁打41)
(通算成績3:FIP4.29、WHIP1.39、被本塁打率0.61、与四死球率0.43、K/BB1.16)
(公式戦登板数:先発2、救援4、合計6、投球回17.33、防御率3.63)
(6)丸山勇介(2018年、R19[☆5])。
(登板数:先発6、救援193、合計199、投球回405)
(2019年度登板数:先発0、救援42、合計42、投球回86.67)
(通算成績1:防御率2.84、投球回405、平均投球回2.04)
(通算成績2:奪三振200、与四死球193、被安打314、被本塁打23)
(通算成績3:FIP4.20、WHIP1.25、被本塁打率0.51、与四死球率0.48、K/BB1.04)
(公式戦登板数:先発0、救援5、合計5、投球回7、防御率9.00)
この秋、丸山だけがベンチ外になりましたけど(恐らく今後の公式戦でも、丸山がベンチ入り「18人枠」に入る可能性はほぼゼロでしょう)、自分が最も重要視している「FIP」、計算方法が変化したとはいえ、清水の「3.88」という圧倒的な数値(さすがエース!)を除けば、あとの5投手は、
「4.33、4.14、4.32、4.29、4.20」。
もう少しばらつきがあるかなと想像していたのですけど、どの投手も、力の差はほとんどないといえる、ということ(清水を含めての6投手の中で、植田が最も数値的によくないのは正直ショックですけど…)。
計算方法が、より制球力を重要視する感じになっていることも考慮に入れる必要があるかもしれませんけど、特に林は、この4月以後の成長を裏付ける高数値と感じます。
で、いま、2年生(1期生)の6投手の成績を示しましたけど、「誰か1人足りませんねえ…」と思われるのでは、となるかもしれません。
思い切って、山本(2018年、SR50[☆5])の引退を決断。
— 愛球人(俺の甲子園垢、ハチナイ垢) (@kinokunimirai) September 13, 2019
藤田(2019年、UR189)の合成餌にするため。
つらい決断だったけど、新人戦に間に合わせるための残りの補強構想と、そのレベル上げのことを考えると、そうでないと回らないという判断から。こういうのはやっぱり心苦しい。#俺の甲子園
5月に田中友、山中の引退を決断した頃から、山本は急速に輝きを失い、信頼性もそれに比例して落ちる一途だった。恐らく卒業までは待てないという感じには、既になってきていた。
— 愛球人(俺の甲子園垢、ハチナイ垢) (@kinokunimirai) September 13, 2019
でも、3年生の4月まではいさせてあげたかったけど、誰かを合成餌にしないと、もはや回らないのも現実だった。#俺の甲子園
はい。9月13日、山本(2018年、SR50[☆5])の引退を決断しました。
理由は、いま、リンク添付させて頂いたツイートで示させて頂いた通りです。
そう、もはや卒業までは待てない、という感じになってきていた。
山本(2018年、SR50)[先発15、救援94、合計109、投球回290、FIP4.64]
山中(2018年、SR51)[先発18、救援79、合計97、投球回233.33、FIP4.80]
田中友(2018年、SR49)[先発63、救援59、合計122、投球回411.67、FIP5.29]
「4.64、4.80、5.29」。
このFIPの数値では、とても厳しいと考えざるを得なかった、ということ。
(田中友、山中は、5月14日に引退した投手になります。)
いままでの貢献にはとても感謝ですけど、ここがもはや限界でした、という感じですかね。
では、「2年生打者編」の成績分析を、させて頂こうと思います。
(図解3)きのくに未来学園、秋季大会終了時、選手成績(その2。「2年生打者編」[9人]。2019年9月15日[522試合]終了時点)。
(1)田中陸(2018年、UR111[☆2])。
(通算成績1A:打率.402[2441打席、2123-854]、本塁打115、盗塁124、犠打飛37)
(通算成績1B[2019年4月以後]:打率.419[867打席、769-322]、本塁打41、盗塁40、犠打飛11)
(通算成績2:塁打数1380[二塁打135、三塁打23]、四死球281、三振184)
(通算成績3:RC27[14.62]、OPS[1.115]、IsoP[0.248]、PSN[119.33]、PSN500[24.44])
(公式戦成績:打率.347[56打席、49-17]、本塁打1、盗塁4、犠打飛0)
(2)森田遊大(2018年、UR180[☆2])[主将]。
(通算成績1A:打率.376[2141打席、1858-698]、本塁打48、盗塁141、犠打飛10)
(通算成績1B[2019年4月以後]:打率.389[895打席、786-306]、本塁打23、盗塁63、犠打飛3)
(通算成績2:塁打数960[二塁打82、三塁打18]、四死球273、三振171)
(通算成績3:RC27[10.92]、OPS[0.971]、IsoP[0.141]、PSN[71.62]、PSN500[16.73])
(公式戦成績:打率.341[48打席、41-14]、本塁打1、盗塁5、犠打飛1)
(3)小峯桂(2018年、UR162[☆2])[副将]。
(通算成績1A:打率.320[2616打席、2058-659]、本塁打33、盗塁210、犠打飛222)
(通算成績1B[2019年4月以後]:打率.318[800打席、594-189]、本塁打10、盗塁53、犠打飛123)
(通算成績2:塁打数880[二塁打66、三塁打28]、四死球336、三振200)
(通算成績3:RC27[7.86]、OPS[0.841]、IsoP[0.108]、PSN[57.04]、PSN500[10.91])
(公式戦成績:打率.375[60打席、48-18]、本塁打1、盗塁6、犠打飛4)
(4)小林天太(2018年、SR64[☆5])。
(通算成績1A:打率.371[2383打席、2063-765]、本塁打94、盗塁21、犠打飛25)
(通算成績1B[2019年4月以後]:打率.386[783打席、695-268]、本塁打37、盗塁10、犠打飛6)
(通算成績2:塁打数1205[二塁打146、三塁打6]、四死球295、三振166)
(通算成績3:RC27[11.39]、OPS[1.029]、IsoP[0.213]、PSN[34.33]、PSN500[7.20])
(公式戦成績:打率.292[56打席、48-14]、本塁打0、盗塁0、犠打飛0)
きのくに未来学園の打線における「代名詞的な存在」である4人の打者。
7月に森田、小林が少し調子を落としていましたけど、この4人という(中心軸)がいるから、他の打者が輝ける。
9月21日土曜日から、1年生大会に向けて再始動をしますけど、9月中は、この4人は打線に組み込む感じになります(「この4人+1年生打者」という編成)。
こうしてデータ取りをして、実感することとして、
「田中陸は県内有数の打者といえる」(必然、マークも厳しくなるし、現に今秋はそうなった感じですが)
「小峯の公式戦での強さ」(出塁率に至っては驚異の「.464」)
「森田のチャンスメイカーとしての質の高さ」(公式戦にも順応してきた。やはり「1番打者」の座は不動)
「小林の『右の長距離砲』としての一人立ち」(IsoPが「0.213」)。
ちなみに、公式戦での出塁率は、
「田中陸(0.429)、森田(0.417)、小峯(0.464)、小林(0.393)」
になっています。打率を見ると、小林は「逆公式戦男」に思われがちですけど、出塁率でみると、水準くらいの感じにはなっているかなと。
それと、小峯。今夏、今秋と、下位打線が定位置になっていますけど、この「公式戦男」ぶりを考えると、「2番打者での起用」をより積極的に検討する価値は充分にあるかなと感じます。
(5)池上克(2018年、UR140[☆2])。
(通算成績1A:打率.370[1058打席、930-344]、本塁打33、盗塁17、犠打飛5)
(通算成績1B[2019年4月以後]:打率.387[753打席、666-258]、本塁打27、盗塁14、犠打飛4)
(通算成績2:塁打数508[二塁打61、三塁打2]、四死球123、三振70)
(通算成績3:RC27[10.57]、OPS[0.987]、IsoP[0.176]、PSN[22.44]、PSN500[10.60])
(公式戦成績:打率.267[32打席、30-8]、本塁打1、盗塁0、犠打飛0)
(6)戸塚翔(2018年、R42[☆5])。
(通算成績1A:打率.346[1756打席、1311-453]、本塁打43、盗塁20、犠打飛216)
(通算成績1B[2019年4月以後]:打率.360[525打席、350-126]、本塁打18、盗塁2、犠打飛123)
(通算成績2:塁打数656[二塁打66、三塁打4]、四死球229、三振128)
(通算成績3:RC27[9.40]、OPS[0.940]、IsoP[0.154]、PSN[27.30]、PSN500[7.77])
(公式戦成績:打率.375[36打席、24-9]、本塁打1、盗塁0、犠打飛6)
(7)井山玲央(2018年、SR85[☆5])。
(通算成績1A:打率.304[1109打席、861-262]、本塁打2、盗塁75、犠打飛89)
(通算成績1B[2019年4月以後]:打率.350[353打席、266-93]、本塁打1、盗塁23、犠打飛50)
(通算成績2:塁打数321[二塁打37、三塁打8]、四死球159、三振82)
(通算成績3:RC27[6.56]、OPS[0.784]、IsoP[0.069]、PSN[3.90]、PSN500[1.76])
(公式戦成績:打率.273[15打席、11-3]、本塁打0、盗塁3、犠打飛0)
(8)宮原颯太(2018年、UR121[☆2])。
(通算成績1A:打率.317[810打席、605-192]、本塁打11、盗塁48、犠打飛104)
(通算成績1B[2019年4月以後]:打率.317[314打席、249-79]、本塁打1、盗塁18、犠打飛33)
(通算成績2:塁打数260[二塁打17、三塁打9]、四死球101、三振50)
(通算成績3:RC27[7.74]、OPS[0.843]、IsoP[0.113]、PSN[17.90]、PSN500[11.05])
(公式戦成績:打率.167[16打席、12-2]、本塁打0、盗塁1、犠打飛4)
(9)藤本琉(2018年、SR55[☆5])。
(通算成績1A:打率.213[521打席、408-87]、本塁打5、盗塁6、犠打飛32)
(通算成績1B[2019年4月以後]:打率.227[217打席、176-40]、本塁打3、盗塁1、犠打飛19)
(通算成績2:塁打数119[二塁打15、三塁打1]、四死球81、三振53)
(通算成績3:RC27[3.59]、OPS[0.634]、IsoP[0.079]、PSN[5.45]、PSN500[5.23])
(公式戦成績:打率.250[4打席、4-1]、本塁打0、盗塁0、犠打飛0)
計算方法が変化して、特に犠打飛を持ち味とする選手の「RC27」が上昇している感じになっていますけど、今秋の大会本番の直前から代打に回った戸塚、打撃面での貢献は、レギュラークラスとさほど遜色ない感じとしてあるのです。公式戦男であることも、特筆でしょう(出塁率が「.500」)。
池上も、「RC27」が「10点台中盤」。「逆公式戦男」ぶりが気に掛かりますけど(出塁率が「.313」)、6番(または7番)としてでならば、やはり重要な存在とはいえるかなと映ります。
井山、宮原の「走力型外野手コンビ」。井山は現状、二塁手の控えとしても貴重です(1年生世代の二遊間が「すっかすか」ですので、なおさら)。そして宮原。定位置からは陥落しましたけど、8月中旬以後の復調傾向で、「準レギュラー」としては存在意義が大きいことを示せたことはとても大きいと映ります。
もともと「第2捕手」である藤本は勿論ですけど、これから、戸塚、井山、宮原も、出場機会が限定的になっていく感じかなと想像されます。ですけど、
戸塚(2000打席、500安打)
宮原(200安打、50盗塁)
これはどうにか到達が叶うと嬉しいなあ、と思っている感じです(ただ、戸塚の「2000打席」や、藤本の「100安打」は、実際は結構なハードルになってきそうだなあ…、と思っている感じですけど)。
では、続きを、(その2)にて綴らせて頂きます。
(その2)では、「きのくに未来学園、2期生の投手及び打者、現状の練習試合成績」を、綴らせて頂きたく思います。