【俺の甲子園】(その1)田中陸(20180111)について語ろう(学校通算600試合到達記念)。
こんにちは。愛球人(あいきゅうじん)と申します。
「俺の甲子園」の本格的なブログエントリー記事(第20回)は、
「田中陸(20180111)、岡本聡一郎(20180020)について語ろう(学校通算600試合到達記念)。」です。
では、本文の執筆に、早速入ります。
「#俺の甲子園」、600試合到達記念試合。
— 愛球人(ハチナイ垢、俺の甲子園垢) (@kinokunimirai) 2019年12月12日
野良試合ですが、2回の8強到達経験を持つ県内有力校と。
結果は「5対5」の引き分け。しかし、1年生投手は未だに軸が決まらない…。
清水に次ぐ「先発no.2」探し、長い冬になりそう。
(打線は自信を持ててるんだけどなあ。)
(https://t.co/QzmkWFGvPL)
12月12日木曜日、きのくに未来学園高校は、練習試合の通算で「600試合」に到達が叶いました。
いまリンク添付をさせて頂いたのは、この「600試合到達記念試合」です(といっても、「野良試合」ではあるのですけど)。
で、今回、「600試合到達記念ブログエントリー」をしよう、と思いまして。
限られた時間ではありますけど、この機会に、特に取り上げたい2人がいますので。
勿論これは、いままでの貢献を称えたい想いからですけど。
(その1)が、打者編、田中陸(20180111。チームの最強打者)。
(その2)が、投手編、岡本聡一郎(20180020。チームno.1の投球回数)。
ではまず、打者編、田中陸についての執筆からです。
自分(愛球人。きのくに未来学園)のプレイ日記を読んで頂いている読者ならば、田中陸(20180111。☆2)が「チームの絶対的な中心選手」であることは、恐らく伝わっているかなと想像します。
ではまず、田中陸についての(基本データ)から言及させて頂こうと思います。
(図解1)田中陸(2018年、UR111[☆2])、基本データ。
デビュー日:2018年8月3日
打率:.406(2714打席、2350打数ー954安打)
[打率、安打は歴代1位。打席数は歴代2位]
出塁率:.471[歴代1位]
本塁打:128[歴代1位]
打点、得点:756打点、728得点[いずれも歴代1位]
盗塁、犠打飛:138盗塁、39犠打飛[盗塁は歴代3位]
RC27:17.34[歴代1位]
OPS:1.127[歴代1位]
IsoP:0.250[歴代1位]
PSN500:24.47[歴代1位]
あらゆる打撃項目で「歴代1位」。現時点で「和歌山で有数の強打者」である、少なくとも自分はそのような自負を強く抱いています。
(まあ、和歌山で事実上の「1強」である樂月さんが擁する打者は、ある種「別枠」になってしまいますけど…。)
特に「すごい」と我ながら感じることが、下記のことです。
(図解2)田中陸(2018年、UR111)、「ここが特にすごい」ポイント。
(1)打率「.400」超え(現時点で唯一。森田は「.379」、小林は「.370」。2期生世代での最高は、藤田が「.379」、安江が「.373」)。
(2)「100本塁打ー100盗塁」到達(現時点で唯一。蝶だと盗塁を高次元で兼備できる意味でも、やはり「チーム最強打者」。森田は「出塁特化型」、小林は「長打特化型」である意味でも)。
(3)「RC27」が驚異の「17点台」(正式な計算方法とは少し計算式が異なるとはいえ、他の打者を圧倒する得点効率であることは、はっきりといえる)。
(4)あらゆる打順、あらゆる守備位置に高次元で対応できる。その上で、上述のような驚異的な打撃成績を示し続けていること。
何がすごいって、その打撃成績自体も、勿論「すごい」のですけど、今回、このタイミングで、「田中陸」にフォーカスしてのブログエントリーを執筆させて頂こうと思ったのは、チームの歩みにおいて、どれほど「すさまじい」かつ「有難い」存在であるのか、特に「打順」及び「守備位置」で複数の役割を高いレベルでこなせている、これを伝えたいと思ったんですよね。
では、田中陸の「打順」「守備位置」それぞれの起用実績を、振り返らせて頂こうと思います。
(図解3)田中陸(2018年、UR111)、「打順」、これまでの起用実績(2019年12月12日現在。出場試合数506試合)。
1番:74試合
2番:54試合
3番:229試合
4番:116試合
5番:33試合
(図解4)田中陸(2018年、UR111)、「守備位置」、これまでの起用実績(2019年12月12日現在。出場試合数506試合)。
捕手:292試合
一塁手:28試合
二塁手:6試合
三塁手:94試合
左翼手:33試合
中堅手:44試合
右翼手:9試合
では、この機会に、田中陸の起用の変遷を、綴らせて頂こうと思います。
デビュー試合は、「4番・中堅手」としてでした。
当時は「正中堅手」が補強ポイントで、捕手は藤本(2018年、SR55)がいるので、「しばらくは中堅手起用で対応しよう。打てるのは確実だろうし」という判断でした(8月下旬から「正捕手」として起用されるようになります)。
2018年9月の秋季大会で、公式戦デビュー。このときは「3番・捕手」でした。それからしばらくは、「3番」と「4番」で同じくらいに起用されています。
10月4日、森田(2018年、UR180)がデビューします。これを機に、「5番」での起用が主体になる時期がありました(5番での起用試合数「33試合」のうち、「29試合」がこの時期に集中しています)。
10月26日、1年生大会を直前にして、「7番投手」という新戦術を導入します。これを機に、田中陸は主戦場を「2番」に移します(「森田ー田中陸ー小林」で「1番~3番」を形成でした)。
1年生大会を終えると、「7番投手」の戦術を封印。「3番」と「4番」が再び同じくらいでの起用試合数で、という起用法になります。
12月16日、冬合宿の直前の時期に、「Re Creation」をテーマに、「バント、盗塁の積極的活用」の戦術を掲げるようになりますが、このときも田中陸の起用法は変化なし。2018年の年内は勿論、2019年の年明け以後も、しばらくは同様の感じでした。
転機になったのが、2019年2月24日。ここで、「1番」での起用を決断します。
「田中陸ー森田ー小林」で「1番~3番」を形成。「7番投手」の戦術を再導入して、
走力が持ち味の小峯(20180162)、宮原(20180121)を「8番~9番」で起用。
ここから、「57試合」連続で「1番」での起用。春季大会本番でも、この流れでした。1番起用は「74試合」ですけど、このうちの80%近くが、この時期に集中しています。
春季大会を終えて、「7番投手」でいつまでも押し切るのは望ましくないと判断して、チーム戦術の見直しに着手します(これが後に、大野[20180157]、沢口[20180160]などの引退につながります)。
と共に、田中陸も、「7番投手」再導入の時期から、捕手としての弱肩を突かれる場面が目立つようになってきていました。このことから、捕手から別ポジションへのコンバートを検討するようになります(春季大会までは、一部の試合を除けば「捕手」で起用されてきました)。
それで活路を見出したのが、「正三塁手」への転向でした。5月下旬までは、捕手としての起用も時折ありましたけど、6月3日、藤村(2019年、UR112)のデビューを機に、三塁手に事実上専念するようになります(左翼手、右翼手としての起用も時折ありましたけど)。
その一方で打順については、「3番」でほぼ固定。7月の夏季大会では「3番・三塁手」としての起用でした。
夏季大会を終えて、7月26日の練習試合で、およそ2か月ぶりに捕手で起用。
8月3日、安江(2019年、UR126)のデビューを機に、再コンバート。「正中堅手」にポジションを移します。9月の秋季大会では「3番・中堅手」としての起用でした。
秋季大会を終えて、1年生主体の起用の時期になりますが、田中陸は「チームの中心打者」として、変わらず起用され続けます。しかしポジションは、中堅手に加えて、もとのメインポジションである捕手、あるいは一塁手でも積極起用されます。
最終的には、10月24日の試合まで起用。1期生(2年生)世代の中では、結局最後まで起用されたのが、田中陸への強い信頼の証明です。デビューからこの試合までの「498試合」、全てでスタメン起用され続けたことになります。
「1年生のみでの試合」の期間を経て、12月7日、チーム再始動。
打順は「3番」で絶対不動。「正左翼手」として位置付けられてはいますけど、「600試合到達記念試合」では、「3番・二塁手」での起用でした。
(図解5)田中陸(2018年、UR111)、「打順」及び「守備位置」、起用実績の変遷(2019年12月12日現在。出場試合数506試合)。
(1)2019年3月末まで(291試合)
[打順](1番[64試合]、2番[17試合]、3番[80試合]、4番[97試合]、5番[33試合])
[守備位置](捕手[257試合]、二塁手[1試合]、三塁手[10試合]、左翼手[12試合]、中堅手[11試合])
(2)2019年4月初め以後(215試合)
[打順](1番[10試合]、2番[37試合]、3番[149試合]、4番[19試合])
[守備位置](捕手[35試合]、一塁手[28試合]、二塁手[5試合]、三塁手[84試合]、左翼手[21試合]、中堅手[33試合]、右翼手[9試合])
あらゆる打順を務めながらも、正捕手として君臨した「1年生時代」。
「3番」に固定される一方で、あらゆる守備位置に高次元で対応する「2年生時代」。
この12月7日に、仕様変更が実装されました。
しかし、自分のチーム事情的には、「複数ポジション制」を促進させないと、チームが回りません。
そう考えると、遊撃手を除く全ポジション、つまり「7つの守備位置」に対応できる田中陸は、「数字以上にとてつもない存在意義」と強く感じるのです。
尤も、今回の仕様変更で、元来のナチュラルポジションである捕手としては、弱肩であることから、その出場機会はより減少傾向にならざるを得ないでしょう(まあ、藤村、橋本[2019年、UR111]で捕手は回せますので、格下相手のときに限定されるかなとは思いますが)。
また、中堅手での起用も、選択肢から事実上除外かなと考えられます(これも、森田は勿論、宮原[2018年、UR121]、橋本で対応可能ですので大きな問題はないかなですけど)。
まあ、チームの現状としては、ナチュラルポジションという意味では、
捕手(藤村、橋本[、田中陸])
内野手(小林[二遊間×]、安江[二遊間×]、小峯、池上、国井)
外野手(森田、宮原、井山、戸塚、藤田、小嶋)
という感じですので、外野手は頭数はある程度揃っていますが(ただし、戸塚、小嶋は、事実上の「左翼手特化型」ですけど)、内野手はやや薄い。
そう考えると、田中陸は今後のおよその起用法としては、
この4つの守備位置が基本型になるかな、と(「右翼手」もあり得るかなではありますけど、恐らくあくまでも限定的でしょう)。
長くチームの中心打者であり続けている打者としては、森田、小林、小峯もいますけど、
森田(2018年、UR180)[正中堅手。チーム事情に応じて右翼手を務めた試合も多い。今後、新たなるサブポジとして三塁手でも起用予定ではありますけど、基本的には中堅手でほぼ固定の方針です。]
小林(2018年、SR64)[正一塁手。これまでも、そして恐らくこれからも、起用ポジションは一塁手に特化であり続けるでしょう。]
小峯(2018年、UR162)[正遊撃手。チーム創設当初は、二塁手、三塁手、中堅手などでの起用もありましたが、2019年2月下旬以後は、遊撃手で完全固定ですし、今後も恐らくそうでしょう。]
そう考えると、田中陸の重要性を、より強く感じます。
およそ、そのような感じですけど、2期生(現1年生)では、田中陸を上回るであろう「スーパーユーティリティー要員」を擁しています。
そう、橋本(2019年、UR111)です。
(図解6)橋本(2019年、UR111)、「打順」及び「守備位置」、これまでの起用実績(2019年12月12日現在。出場試合数74試合)。
[デビュー日:2019年8月10日]
[打順](2番[37試合]、5番[6試合]、6番[12試合]、7番[17試合]、8番[2試合])
[守備位置](捕手[24試合]、二塁手[9試合]、三塁手[26試合]、中堅手[2試合]、右翼手[13試合])
この11月の新人戦(1年生大会)では、「2番・三塁手」での起用でした。
本来のナチュラルポジションは、「捕手」及び「外野手」。デビュー試合は「7番・右翼手」での起用でした。
「走力B、肩力D、守備力C」ですので、中堅手、右翼手も充分に対応できます。
打順も、既に「5つ」を経験しています。
田中陸と異なり、いわゆる「バイプレイヤー」タイプです。
現在のフルメンバー時の位置付けは、「第2捕手」がメインですし。
ですけど、フルメンバーとしての再始動後は、8試合のうち7試合で捕手としてスタメン起用。今後も、あらゆるポジションで、周りの選手との兼ね合いを見ながら、穴埋め要員を兼ねて積極的に打席数を積ませる構想です。
また、年明けには、これまでは経験がない一塁手でも、サブポジの引き出し作りの一環として、少なくとも数試合の起用を構想しています。
捕手としても、藤本(2018年、SR55)が事実上の構想外になったので、まとまった出場機会が見込めますし(実際、正捕手は藤村で構想していますけど、練習試合としては藤村と併用の構想でいますので)。
外野手としてでならば、森田、藤田のバックアップとして。
内野手としても、二塁手、三塁手は控えを含めてやや手薄ですので、そういった守備位置での出場機会も充分にあり得るかな、と考えています。
いずれにせよ、田中陸の重要性を、いまの時点では特に伝えたかった、という感じです。
これからも、「チーム最強打者」としての活躍を、楽しみたいと強く思います。
では、(その2)では、岡本(20180020)について、言及させて頂こうと思います。