愛球人はてなブログ。

「ラブライブ」(μ’s、Aqours)、「ハチナイ」(和歌山、きのくに未来学園高校)、「俺の甲子園」(和歌山、国立きのくに未来学園高等学校)を中心に、「マイペース」に「想いのまま」を綴らせて頂くブログです。スポーツ、映画、音楽の感想についても、このブログで言及させて頂くことがあります。

【俺の甲子園】きのくに未来学園、2019年8月、月間報告(その5。2019年秋季和歌山県大会、きのくに未来学園目線、ブロック別の展望)。

 こんにちは。愛球人(あいきゅうじん)と申します。

 

 「俺の甲子園」の本格的なブログエントリー記事(第15回)は、

 「きのくに未来学園、2019年8月、近況報告。」です。

 (時期的には、9月上旬になってしまっていますが…。)

 

 では、(その5)の執筆をさせて頂きます。

 

 

 (図解11)2019年秋季和歌山県大会、8つのブロック別の展望(きのくに未来学園目線)。

 ((☆)は「全体的な展望編」で示した「有力16校」。(★)は「昨秋以後の公式戦」で「8強以上」を1回は到達できている学校。)

 

 

 (1)Aブロック(2回戦[第1試合~第8試合])

 ブロックシード:樂月(第1シード)(☆★)。

 ブロック準シード:多田(第16シード)。

 有力校:私立智辯学園和歌山(☆★)、村立白浜(☆★)、恵我ノ荘、與那城学園(★)、有田川(★)、桐蔭2。

 

 「樂月さんが絶対的な大本命」ではあるのですけど、「全体的な展望編」でも言及したように、厳しいブロックに入った、それが正直な印象です。

 順当ならば、「私立智辯学園和歌山さん、村立白浜さんのいずれか」と、「4回戦(ベスト32)」での対戦になります。しかも樂月さんは、実は今春、今夏と「5回戦」でジャイキリを喫しているので、そう考えるとなおさら、この「4回戦」が大きな山場になる、と自分は見ています。ここを突破できれば、ブロック突破の可能性が高いかなと想像していますけど。

 特に、もしも村立白浜さんとの対戦になった場合。昨夏(準決勝)、昨秋(準々決勝)と、2回も苦杯を呑んでいます。で、この村立白浜さん、今夏も8強に入っている実力校ぶりを示しています。リベンジの機会は叶うのか、そしてその舞台に立てたとき、「3度目の正直」は叶うのか。実現すれば激闘になりそう、そう思ってます。

 

 

 (2)Bブロック(2回戦[第9試合~第16試合])

 ブロックシード:三浦学園(第8シード)。

 ブロック準シード:チベット学園(第9シード)(☆)。

 有力校:亮太ミラクル学園(☆★)、和歌山和歌山(☆★)、神島第二。

 

 投打のバランスに優れる三浦学園さんがブロックシードですけど(昨秋以後、安定してブロック準シード圏内に入り続けている)、勿論有力校の一つではあるのですけど、このブロックは質の高い学校が多く揃い、「厳しい組」の一つと映ってます。

 亮太ミラクル学園さん、和歌山和歌山さんは接戦に強い試合巧者のイメージがあります。神島第二さんも、特に年明け以後、着実にチーム力をつけてきています。

 ですけど、個人的には、このブロックの軸はチベット学園さんになるだろうと映ってます。「全体的な展望編」でも示したように、強力な「投手3本柱」を擁しています。「投手力が計算できれば大崩れはしない」ことに照らせば、ここがブロック突破の本命だろうと映ってます(ただし繰り返すが「厳しい組」ではある)。

 

 

 (3)Cブロック(2回戦[第17試合~第24試合])

 ブロックシード:陵南(第4シード)(☆★)。

 ブロック準シード:和歌浦(第13シード)(☆★)。

 有力校:貴志、保田、レナス。

 

 実績充分の陵南さん、和歌浦さんの2校が、頭1つ以上リードしていると映ってます。陵南さんは今夏8強、和歌浦さんは今夏4京ですけど、共にこのときのメンバーが多く残っており、この解釈により結束力を強める感じになっています。打撃力や走力という意味で、陵南さんがやや有利かなとは映りますけど。

 この2校に割って入るには、4回戦(ここでこの2校のいずれかと対戦することになる)の時点で、その時点でベストの投手を投入できるかが特に大切になると映ってます。そして接戦に持ち込み、後半勝負。そうできればワンチャンが起こるかも…。

 

 

 (4)Dブロック(2回戦[第25試合~第32試合])

 ブロックシード:次元(第5シード)(☆★)。

 ブロック準シード:きのくに未来学園(第12シード)。

 有力校:和歌山第一(☆)、泉州和歌山、和歌山さくら。

 

 今回、自分(きのくに未来学園)は、このブロックに入りました。実は、昨秋、昨年11月の新人戦に続いて、次元さんと同じブロックになるのは、これが3回目です。

 この次元さん。今春に4強に入るなど実績充分です。ブロックシードにコンスタントに入っています。選手層も、いままでの中で最も分厚くなっていると映ってます。このブロックの本命でしょう。そしてこの次元さんをはじめ質の高いチームが揃う、「わりと厳しい組」、これが正直な感覚です。

 打線の質が高い和歌山第一さん、ベンチ入り18人枠の全員がURである和歌山さくらさんも、手強い存在です。特に後者は、UR投手が実に6人います。そして泉州和歌山さんも、特に打線を持ち味としている。投手力でうちが少し上回るかもですけど、1回戦からの登場が不思議な好チームです。

 

 

 (5)Eブロック(2回戦[第33試合~第40試合])

 ブロックシード:海草中学(第2シード)(☆★)。

 ブロック準シード:耐久(第15シード)。

 有力校:桜が丘、ファーガソン、循環器センター。

 

 正直述べます。このブロック、海草中学さんが「絶対的な大本命」。他校を頭2つほど大きくリードしていると映ってます。質の高い打線、接戦の強さが特徴的ですけど、今春優勝のメンバーがほとんど残っていること。初戦(2回戦)を確実に突破できれば、高確率でブロック突破が濃厚でしょう(実は今夏は失意の初戦敗退でしたので)。

 これに対抗できるとすれば、強いて挙げれば(それほどに力の差がある)バランス型の好チームといえる耐久さんでしょうか(特に守備力に自信を持つ感じ)。ただ、耐久さんを含めて、海草中学さんと対戦するときに、ベストの投手を投入できる感じに持ち込めるか、接戦に持ち込めるか。そこに活路を見出せれば、ワンチャン起こるかも…。

 

 

 (6)Fブロック(2回戦[第41試合~第48試合])

 ブロックシード:山東(第7シード)(☆★)。

 ブロック準シード:光陰(第10シード)(★)。

 有力校:南海学園(☆)、町田(☆★)、新宮学園、日高川美山、中洲学園。

 

 実績充分の山東さんが、このブロックの本命でしょう。特に昨年11月の新人戦の優勝メンバーが軸にできることは大きいと映ります。今夏までのフルメンバー時が、当時の3年生主体でしたので、「経験値」という意味でやや不安はありますけど、それでも今秋もしっかり好チームを作ってきた感じがあります。

 とはいえ、この山東さん。「優勝争いか早期敗退か」、「ゼロサムゲーム」のような波の激しい傾向でもあります。そしてこのブロック、質の高いチームが多く揃う「厳しい組」の一つである感じでもあります。

 そう。成長著しい町田さん、南海学園さんが、このブロックにいること。町田さんは投手力や守備力に強い自信を持ちます(この種のチームは大崩れしない)。それ以上にこの8月に勢いが伝わってくるのが南海学園さん。特に県内有数の走力と、絶対的なポイントゲッターを持つ打線が持ち味です。今夏4強の実力校である光陰さん、投打に粒揃いの新宮学園さんも、ブロック突破争いに絡んでくるでしょう。

 

 

 (7)Gブロック(2回戦[第49試合~第56試合])

 ブロックシード:森音(第3シード)(☆)。

 ブロック準シード:県立和智弁(第14シード)。

 有力校:高倉学園和歌山(★)、明秀学園和歌山、高野山学園八幡神社那智勝浦。

 

 正直述べます。自分がこのブロックに入る立場ならば、「よし!」と思ったでしょう。8つのブロックの中でも、「突出した学校がない、どの学校にもチャンスがある唯一の組」、そう表現してよいと思います。

 実績がある学校といえば、昨夏4強、今春8強の高倉学園和歌山さんくらい。打線は一定程度の質の高さを持ちますけど、投手力は正直あまり強いとはいえません。

 この組でブロックシードをつかんだのが、森音さん。県内有数の走力と絶対的なポイントゲッターを併せ持つ打線の形成に成功したことで、この夏に急激にチーム力をつけてきています。ただしここも投手力はあまり強いとはいえません。

 で、いま挙げた2校が、ブロック突破争いの軸になるでしょうし、順当ならば3回戦で対戦することになります。しかし「強いて挙げれば」の域を出ないともいえる。

 つまり、「どの学校にもブロック突破のチャンスがある」。実は和歌山では、今春に町田さんがこの局面を活かして突破して、一気に準優勝へと駆け上がりました。今回、この再現はどの学校がつかむのか。個人的に、とても注目しています。

 

 

 (8)Hブロック(2回戦[第57試合~第64試合])

 ブロックシード:ミルクカスタード(第6シード)(★)。

 ブロック準シード:貴志川(第11シード)。

 有力校:クロマティ(☆★)、田邉商業、紀伊國、和歌山国際大付属、和歌山城

 

 今夏優勝のクロマティさんは、このブロックに入りました。このブロックの軸になってくるでしょう(というかブロック準シード圏内にさえ来ないのが不思議)。

 追走する存在としてまず挙げられるのが、18人枠の全員がUR(うち投手が5人)である田邉商業さん。いままで8強経験がゼロなのが不思議なほどです。ブロックシードをつかんだミルクカスタードさんは、昨年11月の新人戦8強のメンバーが軸にできます。

 そして、この夏に一気に力を付けてきているのが、貴志川さん、紀伊國さん。共に県内レートランクのトップ10争いにコンスタントに顔を出しており、紀伊國さんに至ってはレート2000を超えた状況で今秋の本番に臨みます(県内3位。やや投手力に不安があるようですが、それでも1回戦からの登場は不思議な好チームです。旋風を起こしても正直驚きません)。貴志川さんも県内有数レベルのエースを軸とするバランス型の好チームといえるでしょう。

 クロマティさんは試合巧者ですけど、他校にも充分にチャンスがある、ある種面白いブロックであると映ります。

 

 

 およそ、そのような感じですけど、ざっくりとした感じでまとめてみましょう。

 

 

 (図解12)2019年秋季和歌山県大会、8つのブロック別の展望を概要化すると…。

 

 Aブロック(樂月が大本命だが、村立白浜など難敵が同居で突破は楽ではない。)

 Bブロック(投手力に優れるチベット学園が軸だが、全体的には「激戦区」。)

 Cブロック(陵南、和歌浦の2校が大きくリード。順当ならば「5回戦で対戦」。)

 Dブロック(次元、和歌山第一、泉州和歌山など打撃力自慢の好チームが多い。)

 Eブロック(海草中学が他校を大きくリード。早期の落とし穴に気を付ければ。)

 Fブロック(山東が軸だが、成長著しい南海学園、町田も同居の「激戦区」。)

 Gブロック(森音、高倉学園和歌山が軸だが、どの学校にもチャンスがある。)

 Hブロック(今夏優勝のクロマティ投手力自慢の田邉商業を軸に展開か。)

 

 

 いずれにせよ、自分もですけど、出場するどの学校も、持てる全力を尽くして、実り多い大会にできた、と思える感じでありますように、と強く抱きます。

 そして、今後とも、よろしく御願い申し上げます。