愛球人はてなブログ。

「ラブライブ」(μ’s、Aqours)、「ハチナイ」(和歌山、きのくに未来学園高校)、「俺の甲子園」(和歌山、国立きのくに未来学園高等学校)を中心に、「マイペース」に「想いのまま」を綴らせて頂くブログです。スポーツ、映画、音楽の感想についても、このブログで言及させて頂くことがあります。

【俺の甲子園】2019年春季和歌山県大会展望(きのくに未来学園目線。その1。軸になる「5強」を中心に)。

 こんにちは。愛球人(あいきゅうじん)と申します。

 

 「俺の甲子園」の本格的なブログエントリー記事、第7回は、

 「2019年春季和歌山県大会展望(きのくに未来学園目線)」です。

 

 大会の展望記事の執筆。「俺の甲子園」のブログを開設した大きな理由の一つが、これでした。もともと、何かを分析することが好きな性分であることが影響しているのかな、ですけど。

 今回のブログエントリーは、あくまでも、「きのくに未来学園(愛球人)の独断的な目線で」ということに御留意の上で読み進めて頂ければと思いますし、「個人的な想い」も少なからず混じっていることを御理解頂いたうえで、読み進めて頂ければと思います

 

 では、本文の執筆を、させて頂こうと思います。

 

 

 大会の展望記事の執筆にあたり、まず、組み合わせ抽選の結果(対戦カード)を、リンク添付させて頂こうと思います。

 

 (その1。2019年、春季和歌山県大会1回戦[その1。1試合目~50試合目]。

orekou.net

 

 (その2。2019年、春季和歌山県大会1回戦[その2。51試合目~78試合目]。

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 (その3。2019年、春季和歌山県大会2回戦[その1。1試合目~50試合目]。

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 (その4。2019年、春季和歌山県大会2回戦[その2。51試合目~64試合目]。

orekou.net

 

 

 今回の、「2019年春季和歌山県大会」、参加校数は「206校」。

 「2018年春(139校)→2018年夏(175校)→2018年秋(201校)→2018年新人戦(179校)→2019年春(206校)」

 になります(新人戦とは、「1年生大会」のこと)。

 

 過去最大の参加校数になった理由は、自分の想像ですけど、

 

 (1)和歌山は「地方部」といわれる。上位進出、そして甲子園出場のハードルは他の都道府県に比して高くないと考えられていること(実際は甲子園出場のハードル自体は、結構高いのですけど。これは後述にて触れます)。

 (2)「智辯和歌山」、「市立和歌山」と、今春の選抜大会に2校が出場して、いずれも「ベスト8」という好成績を残したこと(市立和歌山は「一丸で、さわやかな野球」が伝わってきてましたし、智辯和歌山は、伝統の「強打」と「大声量の応援」を存分に見せつけましたし)。

 

 この2つが、主たる理由かなと思っています。

 

 確かに、和歌山の場合、県内で1つでも上位に進出すること、例えば、「県内レートランク100位以内」や、「2回戦を突破(ベスト64到達)」とかでならば、他県に比して難しくはないかもしれない、とは思います。

 いま、県内レートランクの100位が「1675」です。一定の強さの目安といえる「1800」が「56位」です。また、隣県の奈良のレートランク100位は「1765」ですけど、これは和歌山だと「66位」に相当します。

 実は、地方部の県では、「1700」を切っていても、「県内レートランク100位以内の到達ができる」県は、いくつかあります。自分が把握できているだけでも、

 「石川、福井、和歌山、鳥取、島根、徳島、香川、佐賀、大分、宮崎」。

 少なくとも、この10県がそうです。ただしあくまでも、県内で「ベスト64」に到達できる可能性がより高い意味でだと、この10県が入ってくるかな、ということであって、甲子園出場という意味でだと、この限りにあらず、となります。

 

 ですけど、甲子園に出場できるかという意味でだと、ハードルが一気に上がる県が、この「10県」の中にでも、少なからずあります。特に「石川」、「福井」がそうです。

 

 「石川」(ほげげ、出密雅、金沢輝学院、ゴールド、七尾一、松任農業)

 「福井」(とんちぼ、戸谷学院、北越前、一乗谷九頭竜川、海童)

 

 いずれの学校も、「全国レベルの戦力」を持っています。特に、「ほげげ」さん、「九頭竜川」さんは、「俺甲ブロガー」の中でも有名ですし、読者の方も結構いらっしゃるかなと想像しますし、「とんちぼ」さんは、2018年4月創設の学校ですけど、その(特に打者の)戦力のすごさは、もはや「壮観」と正直感じるほどです。

 

 この「石川」、「福井」のえげつなさは、

 

 「高知」(高知ジャスティス、一宮、まるみ、STSR、南国、妙法)

 「鹿児島」(薩摩川内、南さつま、東海大鹿児島、といとい舞鶴、向陽、つんぐらめ工業、東海大伊集院)

 

 この2県に比肩するレベルだと、個人的には感じています(高知は、一宮さんのブログで、鹿児島は、南さつまさんのブログで、そのレベルのすごさを御存じの方が結構いらっしゃるかな、と想像しますけど)。いま挙げた4県は、地方部の県の中でも、「戦国大会」(「甲子園で1勝すること」よりも、「甲子園に出場すること」の方が恐らく難しいだろう、という意味で)だろうなあ、と正直感じています。

 

 

 では、我が和歌山はどうか。結論的に述べれば、「2強+3校」が強力で、この「5強」の壁を突破できなければ、甲子園出場はまず不可能と同義、これが、自分の正直な解釈です。あくまでも、現時点での勢力図、という感じですけど、自分は2月下旬の段階で、「この5校とは、3回戦(ベスト64)までの対戦は全力で回避したい」と正直思っていましたから。

 

 では、「5強」とはどの学校か、自分が「怖い」と思っている順に、述べようと思います。

 

 

 (図解1)2019年春季和歌山県大会、きのくに未来学園が考える「5強」。

 

 (1)樂月高校(第1シード)。

 「2強」の一角。2018年夏の和歌山県大会の決勝で、竈山学園さんと壮絶な打撃戦をした学校です。その試合がこれ(リンク参照)。

 

orekou.net

 

 この壮絶な打撃戦は、この日の俺甲ツイッターユーザーの間では、これで持ちきりになるほどでしたから。試合は「10対11」、つまり竈山学園さんが2年連続(かつ、3季連続)で甲子園出場を叶えたわけですけど、樂月さんは、この1試合で、全国レベルのチームであることを証明した(少なくとも自分は、そう解釈しています)。

 庄司(2017年、LR195)、横山(2018年、UR142)など、このときの主力メンバーが現チームの軸です。(とくに庄司は、「和歌山の最強打者」と自分は解釈しています)。この2人に加えて、小野(2018年、UR192)、山田(2018年、UR138)、古沢(2018年、UR188)も強打者(特に小野は、「現2年生打者では県内no.1」と解釈しています)です。

 打撃陣のすごさが特徴的ですけど、投手陣もとても強力です。投手は5人いますが、勿論全員URですし、しかもそのうちの4人が「☆5」(あとの1人も「☆4」)。もう、ただただ「壮観」です。特に長谷川(2017年、UR108)、柏崎(2017年、UR102)は、とても強力といえるでしょう。

 ちなみに、18人中、「3年生が5人、2年生が13人」の編成です。全体でもとても強力ですが、特に個々の選手でみると、「長谷川、柏崎、庄司、小野」などと、投打に県内トップレベルをずらりと擁していますので、今回、樂月さんを「本命」に挙げさせて頂きました。

 

 

 (2)竈山学園高校(第2シード)。

 長く、俺甲界における和歌山の高校野球は、竈山学園さんを中心に展開してきた。3期連続甲子園という大偉業を成し遂げ、

 

 皆川(2016年、UR99。横浜3位)

 佐藤(2016年、UR125。ロッテ1位)

 宮崎(2016年、UR120)

 

 など、「全国トップレベル」の選手を複数擁して、プロ入りを2人も輩出。ですので、御存じの人間は恐らく多いと想像します。

 「栄光の世代」である2016年度入学組(竈山学園さんにとっての1期生です)が卒業して、2018年秋、2018年新人戦は、いずれも「ベスト8」でした(それでも充分すごいのですけど)。

 とはいえ、戦力は依然として県内トップレベルです。2018年夏の甲子園のレギュラーである、橘(2017年、UR162)、久光(2017年、UR161)、竹村(2017年、UR139)が、現チームの軸になります。長打力に優れる中村(2017年、UR154)、確実性に優れる中野渡(2017年、UR173)も、強打者でしょう。

 投手陣は5人ですが、小島(2017年、UR97)、小川(2017年、UR102)の2人は、特にとても強力です(いずれも「☆5」のUR投手)。

 個々で見ても、強力な選手を投打に複数擁している訳ですけど、竈山学園さんの何よりも大きな持ち味は「勝負強さ」及び「経験」と、自分は解釈しています。特に橘をはじめとする主力選手(他に、久光、竹村、小川、小島)は、あの栄光を実際に体感している、これは正直とても大きな「目に見えない強み」と思います。

 ちなみに、18人中、「3年生が16人、2年生が2人」の編成です。かなり3年生重視の編成(リアリティーとも感じますが)ですけど、やはり「経験」を重要視していることの証明といえるかな、と感じます(樂月さんを本命としていますけど、竈山学園さんも、ほぼ同等の戦力。経験と勝負強さを考慮すれば、むしろ上かもというのが、現時点での自分の解釈です)。

 

 

 (3)和歌山智弁学園高校(第3シード)。

 個人的に、「打倒2強」に最も近い高校である、自分はそう解釈しています。昨年11月の1年生大会の「準優勝」が最高成績ですけど、昨年10月以後でしょうか、県内レートランクでトップ10以内のほぼ常連になっています。

 最大の持ち味は「強力投手陣」。6人のうち5人がURですけど(あとの1人[野口]はSRですが、「☆5」の「2017年、SR53」ですので、野口もURと同等とみなしてよいでしょう)、古瀬(2017年、UR97)、的場(2017年、UR108)の2本柱はとても強力。ロースコアに持ち込めれば、2強と同等に戦えると解釈しています。

 打者陣も粒揃い。特に宮本(2018年、UR142)、大野(2017年、UR116)はチームの絶対軸。「打てる捕手」である坂谷(2018年、UR113)も強打者でしょう。

 ちなみに、18人中、「3年生が8人、2年生が10人」の編成です。バランスの取れた編成、という感じに映っています。

 

 

 (4)クマちゃん高校(第7シード)。

 ここは、2018年8月に創設された学校です。いわば「新興勢力」。「5強」の中で最も歴史は浅いです。

 ですけど、裏を返せば、「最も勢いのある学校」。昨年11月の1年生大会の「ベスト4」が最高成績で、この春季大会では、順当ならば竈山学園高校と準々決勝(ベスト8)での対戦ですけど、優勝のチャンスは充分にあるのでは、と自分は解釈しています。

 独特の編成(特に、捕手を5番に入れることが多いのが特徴。本番ではどうかわからないけど)、と映っていますけど、チームの軸は、長距離打者の浦田(2018年、UR192)。また、打撃の総合力に優れる清水(2018年、UR127)も、とても魅力的な打者です。

 中島(2018年、UR138)、岩元(2018年、UR121)など、走力に優れる打者を多く擁しているのも、特徴の一つといえるでしょう。

 投手陣は4人。頭数にやや不安はありますが、北原(2018年、UR100)、小山(2018年、UR97)、深津(2018年、SR52[☆5])と、個々の質は高いです(もしかしたら、岩元を救援投手との兼任で考えてる可能性もありますが)。

 いずれにせよ、今後の成長が楽しみな学校。自分は、そう解釈しています。

 

 

 (5)山東高校。

 和歌山では、長く「2強」に次ぐ「第2集団」の筆頭格として挙げられてきた学校。昨年11月の1年生大会で、ついに悲願の初タイトル、つまり「優勝」を叶えました。

 全体的には、「バランス重視」のチームと映っています。「3年生が12人、2年生が6人」の編成然り、投手陣が6人であること然り(「5強」の中では和歌山智弁学園さんとともに最も多い)、打者陣の顔触れを踏まえて考えても然り。

 突出した選手はこれといって浮かぶ訳ではない。でも、「誰が出てもチーム力があまり落ちない」、それが恐らく強みなのかな、と。ただ、岩本(2017年、UR144)、照屋(2017年、UR134)の「打者の2本柱」はとても魅力に映りますし、井上(2018年、UR131)は、走攻守にバランスのとれた好打者といえるでしょう。

 直近の大会で優勝していることは、大きな自信になっているはず。純粋な戦力値では、「5強」の中では少し小粒感にも映りますけど、でも一方で、不気味な怖さ、それを強く感じるチームです。

 

 

 では、既に文字数を多く割いているので、(その2)において、「ブロック別の展望」を綴らせて頂こうと思います。