愛球人はてなブログ。

「ラブライブ」(μ’s、Aqours)、「ハチナイ」(和歌山、きのくに未来学園高校)、「俺の甲子園」(和歌山、国立きのくに未来学園高等学校)を中心に、「マイペース」に「想いのまま」を綴らせて頂くブログです。スポーツ、映画、音楽の感想についても、このブログで言及させて頂くことがあります。

【俺の甲子園】2020年春季和歌山県大会展望(きのくに未来学園目線。その2。ブロック別の展望編)。

 こんにちは。愛球人(あいきゅうじん)と申します。

 

 「俺の甲子園」の本格的なブログエントリー記事、第25回は、

 「2019年夏季和歌山県大会展望(きのくに未来学園目線)」です。

 

 大会の展望記事の執筆。この春季大会に続いて、「2大会ぶり4回目」になります。

 (2019年春季大会、2019年夏季大会、2019年秋季大会)

 今回のブログエントリーは、あくまでも、「きのくに未来学園(愛球人)の独断的な目線で」ということに御留意の上で読み進めて頂ければと思いますし、「個人的な想い」も少なからず混じっていることを御理解頂いたうえで、読み進めて頂ければと思います。

 

 また今回は、私事での所用が立て込んでしまっている状況下での展望記事の着手になりますので、満足に時間が取れていない感じで、かなりざっくりとした感じになっています。ですけど、自分としては、このような展望記事は、和歌山の各学校の参考になればは勿論ですけど、自分自身のためにも、やっぱりせめてこれは、こうしてブログを綴らせて頂いているならば、綴る機会は設けたかったので、という感じになります。そういったことをも御理解頂いたうえで、読み進めて頂ければと思います。

 

 では、(その2)の本文の執筆、つまり、「ブロック別の展望編」をさせて頂きます。

 

 

 (図解4)2020年春季和歌山県大会、8つのブロック別の展望(きのくに未来学園目線)。

 ((☆)は「全体的な展望編」で示した「有力17校」。(★)は「2019年秋以後の公式戦」で「8強以上」を1回は到達できている学校、(◎)は「2018年秋~2019年夏の公式戦」で「8強以上」を1回は到達できている学校。)

 

 

 (1)Aブロック(2回戦[第1試合~第8試合])

 ブロックシード:樂月(第1シード)(☆★◎)。

 準ブロックシード:恵我ノ荘(第16シード)。

 有力校:中洲学園(☆★)、有田川(◎)、多田、きのくに未来学園。

 

 有力校に、自分の学校も挙げさせて頂きましたけど、正直述べればその末席、という感じでしょう。

 このブロックは、「樂月さんが絶対的な大本命」になるでしょう。特にその打線は、他校に比して頭2つ分抜けている感があります。正直、ベスト8(つまりブロック突破)は「ほぼ堅いだろう」と自分は思ってます。

 ワンチャン、樂月さんに勝利できる可能性がある学校とすれば、中洲学園さんでしょうか。投手6人は全員URです。樂月さんに勝つためには、「水準以上の投手(できればUR、あるいは☆5のSR)を複数擁する、そして絶対的エースをぶつけられる」ことがとても大切と思っていますが、このブロックで、この基準をクリアできているのは、ぎりぎりで中洲学園さん、有田川さんの2校かなあ…、と思っています(ちなみに、投手能力値は実は自分が中洲学園さんを上回っていますが、投手の頭数、総合的な打撃力では中洲学園さんの方が上回ってます)。

 中洲学園さんは、投手6人は全員URで、打撃力も高いレベルを誇っています。特に、県内有数の有力選手である林くんの存在は、強みといえるでしょう(「☆5のUR」は「LR」と同等とみなしてよいと自分は思ってますので)。有田川さんは、みかけ上の戦力値ではそれほど怖いとは映りませんけど、カメレオン打線をつくってきて、相手に的を絞らせない傾向に映りますし、投手もSRが主体ではありますが、その全員が☆4以上、つまり投手の質は揃っているといえる。昨夏8強の成功体験も、「不気味さ」を後押ししています。

 ちなみに樂月さんは順当ならば、4回戦で有田川さん、5回戦で中洲学園さんとの対戦になります。8強到達は「ほぼ堅いだろう」とは映ってますけど、「消耗度」をある程度抑えられた感じでできることが大切かな、と思ってます。

 

 

 (2)Bブロック(2回戦[第9試合~第16試合])

 ブロックシード:クロマティ(第8シード)(☆★)。

 準ブロックシード:森音(第9シード)(☆)。

 有力校:南海学園(☆)、和歌山和歌山(☆◎)、田邊商業。

 

 「最激戦区のブロック」。このブロックを簡潔に説明すると、この表現になります。自分がこのブロックに入ったら、「きついなあ…」と感じたでしょう(まあ、今回自分が入ったブロックも、きついですけど)。

 と申しますのも、今回、有力校に挙げた17校のうち、4校が入っているのはこのブロックだけです。加えて、もう1つ有力校に挙げた田邊商業さんを含めた5校は、どこがブロック突破を叶えても不思議ではない、それほどに力の差がほとんどないからです(クロマティさんが少し上回っているかなとは映りますけど)。

 総合力でならばクロマティさんでしょう。不安要素であった投手層が厚くなり、「怖さ」をより増した感があります。この対抗1番手を挙げれば、「高い機動力」と「絶対的なポイントゲッター」を併せ持つ森音さんでしょう。試合巧者型である南海学園さん、和歌山和歌山さんも不気味です。

 そしてもう1校、田邊商業さん。毎回、強力な投手陣を編成してきており、今回も投手6人は全員URです(このうち3人が「☆3以上」。で、「☆2以上」だと5人になります)。打撃力ではクロマティさんに分がある感はありますが、ロースコア勝負に持ち込めれば、田邊商業さんにも充分にチャンスはあると映りますが。

 

 

 (3)Cブロック(2回戦[第17試合~第24試合])

 ブロックシード:那智勝浦(第4シード)(☆)。

 準ブロックシード:保田(第13シード)。

 有力校:八幡神社智辯智和歌山、私立和智弁(★)。

 

 那智勝浦さんの「1強ブロック」。正直、他校に比して頭2つほど大きくリードしていると映ってます。特に投手陣の質が高く、大崩れのリスクが小さいかなと。

 保田さん、八幡神社さん、智辯智和歌山さん、私立和智弁さんも、まとまりのある好チームではありますけど、いずれもブロック突破はワンチャンに託す感じです(それほどに力の差がある)。那智勝浦さんと対戦するときに、ベストの投手を投入できる感じに持ち込めるか、先発投手が試合をつくれて、後半あるいは終盤の勝負どころを仕留められるか、それが鍵になるかなです。

 もしかしたら、1回戦から登場の私立和智弁さん(昨秋に8強に進出して旋風を起こした)が、勢いに乗って昨秋の再現、という可能性もあり得るかもとも思ったりではありますが(自分と戦力値があまり変わらないと映るので、「ファイトだよ!」という感覚も正直含まれていますが)。

 

 

 (4)Dブロック(2回戦[第25試合~第32試合])

 ブロックシード:陵南(第5シード)(☆★◎)。

 準ブロックシード:和歌浦(第12シード)(☆◎)。

 有力校:東松戸、城蔭、高倉学園和歌山(◎)。

 

 陵南さん、和歌浦さんの「実績型」の「2強のブロック」といえるでしょう。実は昨秋もこの2校は同じブロックでした(このときは陵南さんが優勝、和歌浦さんは3回戦で敗退)。投手層で陵南さんがややリードに映りますが、打線はほぼ互角でしょう。順当ならば5回戦で直接対決ですけど、そうなればどちらになっても不思議ではないです。

 これを追走するとすれば、東松戸さん、城蔭さん。この2校は水準以上の投手層を持っています。高倉学園和歌山さんは、1回戦からの登場ですけど、試合巧者型の手強い学校です(昨春は8強、昨秋は16強と地力を示してます)。投手層にやや不安はありますが、接戦に持ち込めれば2強の風穴を開けても決して不思議ではないと映ってます。

 

 

 (5)Eブロック(2回戦[第33試合~第40試合])

 ブロックシード:海草中学(第2シード)(☆★◎)。

 準ブロックシード:山東(第15シード)(☆◎)。

 有力校:県立和智弁、神島第二、明秀学園和歌山(★)。

 

 海草中学さんが少しリード、これを追走する山東さん、この「2強のブロック」、という構図でしょうか。見かけの戦力値では海草中学さんと山東さんはあまり変わらないと映りますけど、海草中学さんの特徴として、覚醒数に比して練習量上昇の数値が高いんですよね。昨秋の新人戦での準優勝という好結果も、チームに勢いをもたらしている、と映りますし。

 それに対して山東さんは「経験値」という強みがある。昨夏までに比してだと少しスケールダウンしてはいますけど、それを補って余りあるものを持っているというか。

 この2校に割って入るには、4回戦(ここでこの2校のいずれかと対戦することになる)の時点で、その時点でベストの投手を投入できるかが特に大切になると映ってます。そして接戦に持ち込み、後半勝負にワンチャンを見出せればと…(正直、それほどにこの2強と他校では力の差があると映ってます)。神島第二さんは本来は実力校ですが、チーム状態を落とした状況で本番に突入した感がありますけど、地力を活かしてきっかけをつかめれば…、と映ります。

 

 

 (6)Fブロック(2回戦[第41試合~第48試合])

 ブロックシード:次元(第7シード)(☆◎)。

 準ブロックシード:三浦学園(第10シード)。

 有力校:町田(◎)、耐久。

 

 コンスタントに準ブロックシードに名を連ねる三浦学園さんは実力校ですけど、チーム状態を落としている状況で春季大会本番を迎えた感があります(全体的な戦力値は、水準以上であるとは映りますが…)。そう考えると、総合力が高い次元さんが「1歩リード」のブロックといえるかなと。気に掛かるところがあるとすれば、「All of Nothing」(上位進出か早期敗退か)の傾向なところでしょうか。

 次元さんの対抗としては、自分は町田さんが有力と見てます。投手層と堅守が持ち味のチームですけど、このようなチームは大崩れのリスクが小さい。それに、昨春準優勝、昨夏8強のメンバーがほぼそのまま残ってます(今回、投手8人体制ですけど、このうち5人がUR投手です)。順当ならば4回戦での対戦ですけど、ロースコア勝負に持ち込めれば、勝機はにあると映ってます。

 

 

 (7)Gブロック(2回戦[第49試合~第56試合])

 ブロックシード:日高学院(第3シード)(☆★)。

 準ブロックシード:ミルクカスタード(第14シード)(◎)。

 有力校:ヒマラヤ(☆★)、紀伊國(☆)、貴志川(★)、桐蔭2。

 

 Bブロックに比肩する「地獄の組」といえるでしょう。

 有力17校だけでも3校が入ってますけど、まとまりのある好チームのミルクカスタードさん(昨秋はブロックシードに入っていたほどの実力校)、昨秋8強の貴志川さん、年明け以降に力を付けてきている感の桐蔭2さんを含めて、ここに挙げた6校は、力の差はほとんどないとみてます。

 そして、日高学院さん(山下くん)、ヒマラヤさん(川本くん)と、和歌山が誇る2人のLR選手が同一ブロックに入った意味でも、要注目のブロックといえるでしょう。

 ただ、組み合わせ的に考えれば、日高学院さんがわずかですけど有利かなと(「消耗度」という観点から考えると)。投手も6人中5人がUR投手ですし、投手層でリードできていることも正直大きいでしょうし。でも投手層という意味では、貴志川さんも6人中5人がUR投手、あとの1人も☆5のSRです。ヒマラヤさんも、投手層に不安はありますけど、堅守という持ち味がある(現にこれで昨秋は準優勝に駆け上がった成功体験)。そう考えるとやはり、「どの学校にもチャンスがある」ブロックといえるでしょう。

 

 

 (8)Hブロック(2回戦[第57試合~第64試合])

 ブロックシード:チベット学園(第6シード)(☆★)。

 ブロック準シード:XXXXX(第11シード)。

 有力校:亮太ミラクル学園(☆◎)、光陰(◎)、泉州和歌山。

 

 今大会全体の最注目校の1つといえるチベット学園さんに、試合巧者型の亮太ミラクル学園さんが挑む、この構図のブロックと自分は解釈してます。それにチベット学園さんの3回戦(2試合目)は、恐らく泉州和歌山さん(泉州和歌山さんは1回戦からの登場)。ですけど泉州和歌山さんはバランス型の好チームです、1回戦登場組と侮ってはいけない。そう考えると、チベット学園さんにとっては「厳しい組」といえるでしょう。そう、「消耗度」は思いのほか大きいのではないかと。

 で、チベット学園さんと逆の山で注目校になると、光陰さんが挙げられます。正直、特に投手層に不安はありますけど、昨夏4強の実績がある(このときは「あれよあれよ」と勝ち上がっていった)。「消耗度」を突ければ勝機はある、昨夏の再現は決して不思議ではないかも、と映ります。

 

 

 およそ、そのような感じですけど、ざっくりとした感じでまとめてみましょう。

 

 

 (図解5)2020年春季和歌山県大会、8つのブロック別の展望を概要化すると…。

 

 Aブロック(樂月が大本命。中洲学園、有田川はワンチャンにかける感じか。)

 Bブロック(クロマティ、森音、田邊商業など有力校ひしめく「最激戦区」。)

 Cブロック(那智勝浦が他校を大きくリード。「Xファクター」は私立和智弁。)

 Dブロック(陵南、和歌浦の2強が軸。高倉学園和歌山は爪痕を残せるか。)

 Eブロック(海草中学と山東の2強が軸。神島第二はきっかけをつかめるか。)

 Fブロック(総合力の次元に投手力の町田が挑む。三浦学園も本来は実力校だが。)

 Gブロック(日高学院が軸だが、ヒマラヤ、紀伊國、貴志川など有力校が乱立。)

 Hブロック(チベット学園が軸だが、亮太ミラクル学園、光陰にも勝機ありの感。)

 

 

 上述のことから考えると、Bブロック、Gブロックは「地獄の組」といえるでしょう。

 Aブロックの樂月さん、Fブロックの次元さん、Hブロックのチベット学園さんも、決して楽ではない。Dブロック、Eブロックは「2強」が優勢かなのブロックです。

 全体でみると、特に「消耗度」の観点に照らせば、那智勝浦さんはアドバンテージがあるかなと映りますけど…(ただ、Dブロックの「2強」はいつも安定した有力校ですのでね…)。

 ですけど、トーナメントは「一発勝負」ですし、和歌山はこの「一発勝負」が故のドラマがいくつも起こってきた。特に2019年の主要3大会は「まさかの展開」がいくつも生まれてきました。

 「どうなるか、見てみよう」、これが正直な感じです。和歌山はその意味では、「地方部のよさ」(どの学校にもチャンスがあるという意味で)がある特徴がある、いままでの歩みだとそのような感じといえますから。

 

 この1年、戦力値という意味では、樂月さんの「1強」でしたけど、最終的な結果は、必ずしもそうではありませんでした。そしてこの春、樂月さんに部分的には並んできている学校は出てきています(総合力では依然として樂月さんが突き抜けてはいますけど)。そう、「新時代」か、それとも「1強復権」か、その意味でもこの春、どのようなドラマが起こるか、楽しみにしています、の感覚です。

 あ、自分?まあ、4回戦に到達できれば、上出来だと思ってます。これが正直な感覚ですので。樂月さんとの対戦の実現までいければ、それこそ「奇跡だよ!」ですね。

 

 

 いずれにせよ、自分もですけど、出場するどの学校も、持てる全力を尽くして、実り多い大会にできた、と思える感じでありますように、と強く抱きます。

 そして、今後とも、よろしく御願い申し上げます。